Facebook | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。


世界最大のSNSである[Facebook」創設者の伝記が映画化され、なぜFacebookが日本で流行らないか、ということを分析し、ブログに書いていらっしゃる方がいらしたが、(http://dragoncry.blog34.fc2.com/blog-entry-191.html) 確かに義務ではないにせよ、実名画像付き、自分の経歴、そして、日本ではタブー視されている宗教観、政治観を書くなんて、日本人だとちょっとひいてしまうかも。それだったら、ずっとMixiの方が使い勝手がよさそうだし、ツィッターやらブログ書いている人の方が多いのでは?

まあ日本人と欧米人は感覚的に違うのだから、仕方ない。Mixiだと、マイミクの数の多い人は、はじめから拒否反応示す人も多いし、面識のない人、からみのない人はお断り、と前もってことわっている方も多い。

・・・がFacebookをやっている外国人は全くお構いなし。逆に友達の数が多いことを誇りにしている人も多い。500-600人友達がいる人なんてざら。信じられない。

さて、この私、FBに入会して何年経つだろう?20数年前に職場でいっしょだった外人やら語学遊学中ステイ先が一緒だった、友人、ホストファミリーとの再会はありがたかったけれど、子供の友達からの友達リクエストは面倒。初めのうちは受けていたけれど、いちいち書いたものを見ても、かゆくも、面白くもない。画面に出てこないよう設定したり、最近は受けてもいない。子供のクラスメートの母親はいいとして、父親からのリクエストはちょっと困惑。といっても、実際パパ友も多い。

ところで、最近の新聞にでていたのは、教師がFBを通じて友達になることの是非が話題となっている。日本じゃありえないでしょ?現在子供たちが通う小中学校の先生はみかけないものの、以前いた幼稚園の受付のおばちゃんからリクエストが来た。また転校していった先生からもリクエストが来てお友達。私は直接つながりはないが、やはり長女の高校の先生たちもいるらしい。・・・そういうのってあり?!

ローマの理数系高校の先生のファンクラブが存在する、と批判されていたが、それなら、地元のパロッキア(教区教会)のパロコ(聖職者)のファンクラブだってある。

地元の友人(朝バール仲間の)で医者、弁護士グループも皆リアル及びネット上でも友達。やっぱり日本ではありえないでしょうねえ。

良し悪しはいったらきりがない。でもFBを通じ、参加しているボランティアグループの知名度が徐々に上がってきているし、最近、官庁機関の調査が入り、onlus(Organizzazione Non Lucrativa di Utilita' Sociale )入りもできた。ありがたいこともあるのだ。

まっ上記ブログ内にも書かれていたが、>「Facebookなんて使ひたい人だけが使へばいいんだ」。日本の、陸の孤島、ガラパゴス的楽園を守りたい人々はさう言ふだらう。

どうなんでしょう・・・いずれにしても、言語も含め、理解も機能も時間も飽和状態の私は、完全にネット依存症。一度、原始的な生活に戻らないといけないかもしれない。笑


http://archiviostorico.corriere.it/2011/febbraio/08/Prof_vuoi_diventare_mio_amico_co_9_110208032.shtml