Wiiの普及でイタリアでも野球がずいぶんと知れ渡るようになった。
とはいえ、Wiiはあくまでもバーチャル的遊具。ボールの早さも、バットを振る感覚もタイミングもわからない。TVの前では大根切りでも一応ヒットやホームランになってしまうのだから、話にならぬ。
それでもイタリアには野球チームがある。FIBS (Federazione Italiana Baseball e Softball)という野球とソフトボールの連盟があるのだが、年齢別に、(Mini),Ragazzi, Allievi, Cadetti,という7歳から16歳までのグループがある。ちなみに長男は今年度Ragazzi最終年。それ以外にUnder 21と社会人チームというのがあり、いまだに私もよくわかっていないのだが、IBL (ITALIAN BASEBALL LEAGUE)とかCAMPIONATI FEDERALIという連盟の運営グループがある。
イタリアで強いのは、エミリア・ロマーナ州。長男が所属するチームのコーチの一人に、お嬢さんをわざわざボローニャの高校に転校させ、週末はサン・マリーノのチームに入れさせている人もいる。
ちなみにミラノ郊外には、いくつかのチームがあるけれど、ミラノ市内では我々のチームが唯一のチーム。
・・・とまわりくどい話を書いてしまったが、今日シーズン終了の記念式典が行われた。
我がMilano Baseball1946の全チームがあつまり、今シーズンの写真やビデオをみながら、コメントをもらったり、今年度のMVPの発表などがあった。アメリカ領事も来ていたな。興味深かったのは、盲人の野球チームもあり、ピッチャーはおらず、テニスの球だしのような形で、自分で打って、走り出す。ボールに鈴でもはいっているのか、音を頼りに選手たちはプレーするらしい。すごい五感だ。
我々のチームとしては、60年の歴史があるというから、驚き。昨年はその軌跡が本となった。とはいえ、子供たちのチームを含む青少年部門は2003年からの発足。
地域の小学校や中学校と、そしてミラノ市の主催する夏休みのスポーツキャンプなどとコラボレーションしながら、野球(イタリア語では、ベーズボーと聞こえる)を広めようと努力している。
野球は2年目。その前から空手を習っているが、そこで知り合った母子との関係よりも、野球関係のつながりの方が信頼もあつく、笑いが絶えない。個人競技と団体競技の違いなのだろうか。それとも、保守的なイタリア社会の中で、マイナーな野球を習おうとする家庭が型破りなのだろうか・・・よくわからないが、式典後のブッフェではボランティアで飲み物や食べ物をだしていたのは、ママ友I一人だけ。大丈夫?裏方に回ったら、案の定抜けられなくなった。最後の最後まで、後片付けにつきあった。待たされている子供たちも、走り回って汗びっちょり。
実力としてはまだまだのMilano チームだけれど、皆が一つになって前へ進もうとしているのは実感できる。来週最後の親善試合が、カラヴァッジョという町であり、朝から遠征となる。来年はピッチャーになってMVPをとりたい、という長男。多少勉強はできなくてもいいさ。でも何か目標のため、前進する努力だけは続けてほしい。
Forza Milano Baseball!!
http://www.milanobaseballjunior.it/
http://www.fibs.it/it-it/home.aspx
