浄化の1月 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。



先日、雑誌「Salute Naturale」に触れた。
そこでの1月のテーマをご紹介する。

1月は春に向けて、徐徐に機能低下している器官を活性化しなくてはならない。

又、インフルエンザ対策としても、ビタミンをとることも必須。メルカートでは再びタロッコ・オレンジが出てきた。ミカンより、やや大きめなオレンジ。我が家では毎週月曜日と木曜日に3キロずつ購入。いつも行くところは3キロで2ユーロ。これを毎朝搾って飲む。ちなみにバールで飲むと1っぱい2.5ユーロ。

まずはともかく、自分のお腹を触ってみよう。溝うちをちょっと軽く押してみて、やわらかい人は内臓の動きもよい証拠。ちなみに自分からみて右側が肝臓。左側が胃。

肝臓は胆汁を分泌して消化を助けるはたらきをするが、たんぽぽ茶や苦い野菜(カルチョっフィ)などは特に肝臓の特効薬。

おすすめ⇒アルコール、揚げ物、精製された砂糖は2週間たつ。オレンジを食べたり、飲んだりすることもおすすめ。

腎臓はお腹の裏側の背骨をはさんで左右1対。空豆のような形をしていて、握りこぶしくらいの大きさあるのだが、体に不要な老廃物や多くの取り過ぎた物質を血液中から濾過し、尿として体外に排泄するはたらきをする。

これが機能しないと、吐き気がしたり、食欲不信、かゆみ、嘔吐、そして寒気をかんじたりする。

おすすめ⇒塩・ブイヨン、添加物は1カ月たつ。
zuppa di orzo e porri。麦芽とポッロ葱のスープは尿道や腸内壁の殺菌作用、および炎症緩和作用があるそう。

とにかく、旬のものを食べよう。かぼちゃ、キャベツ、葱・・・。リンゴは皮つきで。

面白かったのは、日本人にはおなじみの日本茶。胃粘膜を奇麗にする作用があるので、一日3回飲もう。味をつけたい場合は、蜂蜜と症が少々を入れる、とあった。欧米のグリーンティには、とてもじゃないが、日本人には『日本茶』としては飲めないが、ハーブティ感覚であれば、いけるかもしれない。笑

興味深かったのは、『ナツメグ』。独特な香りのあるこのナツメグ。個人的には、ハンバーグくらいしか使ったことがなかったが、強心、循環促進、沈痛効果があるだけでなく、肝臓の働きを活発にさせ、胆汁を滑らか?にし、カタルを溶かす作用もあるんだとか。

急性の下痢に襲われた時、温めた牛乳にスプーン一杯の蜂蜜と、ナツメグを少々入れて飲むとよいとか。どんな味がするんだろう?

又、1日に3,4個のプルーン(乾燥したもの)または、煮たものを、ヨーグルトにいれて朝食で食べると、腸をきれいにしてくれるそう。便秘の場合は、水に4,5個のプルーンをひたし、翌朝、その水をのむとよいとか。

どれも初耳。

ちなみに私はこの時期、一日、3-4杯の濃いアールグレーを飲んで腸をデトックス。ダージリンでもよいそうだが、個人的には、アールグレーが好き。

そして、充分な良い水(1日1.5-2リットル)を飲むと、毒素の 排出、新陳代謝がスムーズになり、腸内細菌も活性化する。腸がきれいだと、血液もきれいなんだそう。

皆さん、春に向けて頑張りましょう。