Il Sacchetto? | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。


スーパーのキャッシャーでまず聞かれるのが、「Sacchetto?」サケット、つまりレジ袋が必要かどうかきかれる。ちなみにローマにいたころは、Busta?ブスタ?と聞かれていた。同じイタリアでも所変われば、言葉も変わる。

さて、2011年1月1日からイタリアではスーパーのレジ袋提供がなくなる・・・ときいていたが、実際今年に入って、まだイタリアのスーパーに行っていないので、わからないが、私は常にマイ・エコバッグを2つバッグにいれているし、以前からレジ袋は有料だった。どちらかというと、中華食材店などは、無料だったように思われる。

イタリア人一人につき年に300枚のレジ袋を消耗しているといわれている。

個人的には、私が気をつけていても、夫はいつもレジ袋をもらってくるので、それはゴミを捨てる時に再利用する。大きさがちょうどいい。お年寄りに関しては、よくその袋を何度も使っているように見受けられるのだが、そういう問題ではないらしい。

ごみの削減や、それに伴う二酸化炭素などの温室効果ガスの削減、レジ袋の原料となる原油の節約(資源保護)・・・などなどの目的がある。

とはいえ、このマイバッグ、エコバッグはイタリアでもじわじわ普及しつつも、まだまだ不十分に思われる。数年前に、”I'm not a Plastic Bag"が売り出された時は、長蛇の列になったのは、記憶に新しいが、まずイタリアではそういったことはあり得ない。

では、有料のレジ袋を一気に値上げさせるか、おしゃれなエコバッグを普及させるとか、マイバッグ持参のお客さんには、買い物のトータルを数%サービスするとか、なにか餌でつらない限り、イタリア人はなびかないかもしれない。

その前に、イタリア人には、道徳心を養わせた方がよいか・・・爆

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