無事ミラノに戻りました。
車中は先日亡くなったボビー・ファレルを偲んで、Boney Mメドレー。
昨年か一昨年あたりに、何かのCM ソングで彼らの曲が起用され、イタリアではいまだブーム。子供たちでさえ、「あっこれ知っている!あっこれも!!」といった具合。「Gotta go home」は皆で♪う~う~大合唱。相変わらずのりの良い家族です。笑
さて、新しい年には、小さなことでいいから一つずつ自分に課してゆくものをつくり、守っていく。それが「自分らしさ」というものを作っていくのではないだろうか。・・・というわけで、今年もテーマを考えてみた。
自分が自分らしくなるためには、まず自分で自分を「肯定」することが大切。超ウルトラポジティブな私。「こんな自分でもほかならない私なのだ」と受け入れているつもり。
聖書にあるように、「求めること」、「探すこと」そして「戸を叩くこと」は常にやってきた。でも、私もなんといっても気がつけば40歳代半ばに差し掛かり、上記に応じ、与えられたものに謙虚に「いただく心」を持ち合わせているか・・・?!というと、まだまだ怪しい。
「謙遜は真理なり」という言葉があるように、自分が頂いたものに感謝し、相手に対して自分のすべきこと、できることを誠実に行い、人間の評価や見返りを求めないようでいたい。
作家の曽野綾子女史もおっしゃっていたが、自分に絶対の力や才能があると信じるのは、多分思い上がりのあらわれなのだと思う。私たちは、健康といささかの才能を、今日まで幸運にも与えられてきた。しかし明日、突然取り上げられるような事態が起きても不思議はない。そんな時、私たちの能力はすべて失われる。それを肝に命じて生きていると、私たちは謙虚になるほかはない。
実るほどあたまを下げる稲穂かな
学生の頃、学んだ言葉。
今年は、人を許すこと、損することも惜しまない人間にならなくてはいけないのかもしれない。
50歳代に入る時、「おかげさまで・・・」腰を低くしていえるだろうか。一日、一日大切に自分の人格を刻み込んでいきたい。きっと将来、自分にしかつけられない「生の軌跡」がつけられていくことだろう。