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絶対(不)自由

悠久の風に吹かれながら・・・
アジア横断・北南米大陸縦断を終えて、オーストラリアで働いて、
南太平洋のアイランドホッピングも終えて、オーストラリアも一周して、
今度は行ってない東南アジアを行こうと思った。

何かやってるようで大したことをやっていない毎日で、日記がかなり溜まってしまった(笑)
ダイジェストで行きたいと思います。

5月5日
セントーサ島とか行こうと思った。
しかし、本当の目的はその手前にある「ハウ・パー・ヴィラHaw Par Villa」、またの名をタイガーバームガーデン!


タイガーバームガーデン
シンガポール島のパシル・パンジャンロード山腹斜面に実在する庭園である。薬「萬金油(タイガーバーム)」で億万長者になった胡文虎という人が1937年につくったもので、ギンギンの色彩で彫刻された不思議な動物たち、そのセンスと世界観はシンガポール奇妙ゾーンナンバーワンである(9:00AM~5:00PM 入場無料 年中無休)。

アクセスはいたって簡単。地下鉄サークル・ライン「ハウ・パー・ヴィラ」で下車。案内の矢印に「Haw Par Villa(Tiger Balm Garden)」と書かれているのでそれに従って行けば入口に着ける。
行けばシュールな世界がそこに広がっていた。半分以上は中国の古代の物語を題材にしたものだが、力士が四股を踏んでいたり、鳥の頭をした人たちが微妙な三角関係を作っていたり、変な表情のオーストラリアとニュージーランドの動物がいたり、と中国史とは全く関係のない奇妙な世界が広がっていた。
入場者の数はまばらでそれほど多くはない。だが、どこでこれを聞きつけたのか、韓国人や白人をたまに見かけた。ちなみに俺はこの庭園の存在をジョジョ第三部で知った。ただジョジョで紹介されているのは香港の方なんだが、そちらはずっと前に閉園してしまったのでもうないんだとか。
いや、マジでシュール!暑いけど夢中になった(笑)
続いて地下鉄サークル・ラインの終点「ハーバーフロントHarbourFront」でセントーサ島へのケーブルカーを見に行く。すでに午後4時近くだったのでセントーサ島へ行っても駄目だと判断した。まぁはじめからあまり行く気でもなかった(笑)
このケーブルカーの様子は昔とあまり変わらない。ケーブルカーの料金に10ドルぐらいプラスして、ケーブルカーとセントーサ島の交通機関を乗り放題にできるチケットとかが売られていた。確かにお得なんだろうが、39ドルとなかなかお高い。ケーブルカー乗り場からは遠目にセントーサ島の巨大なマーライオンが見える。ちなみにこの大きなマーライオンが初代でお父さんなんだとか。
蛇足だが、このケーブルカー乗り場もジョジョ第三部で空条丈太郎と花京院の偽者イエローテンパランスのラバーソールが戦ったところで有名だ。・・・有名なのか?(笑)
夜に友人と落ち合い、オールド・エアポート・ロードにあるフードコートで夕飯を買う。シンガポールもこういうところなら一食5ドルぐらいで食べられる。食費はオーストラリアより安い印象だ。
帰り際に友人に、今日は日本ではこどもの日という祝日なのだと教えると、韓国でも今日はこどもの日という祝日なのだと教えてくれた。
あら、びっくり、同じじゃないの(笑)



シンガポールのタイガーバームガーデン「ハウ・パー・ヴィラ」


なかなか奇抜な世界観


マスコットキャラ。・・・だよな?


遠目にセントーサ島が見えるケーブルカー乗り場


5月6日
友人は朝から出張でインドネシアのジャワ島に行ってしまい、明日の夜11時ごろまで戻ってこない。とりあえずゴロゴロしていたら、いつの間にか夜になってしまっていた(笑)
特に何もやらなかったんで、シンガポールのグルメを紹介したいと思う。

シンガポールの朝食の代名詞は「カヤ・トーストKaya Toast」
トーストにバターと、カヤジャムというパンダンリーフ(タコヤシの葉)とココナッツミルクと卵黄と砂糖を煮詰めて作ったジャムを挟んで、それに練乳を加えた甘いコピKopi(コーヒー)と緩めの温泉卵のセットでいただく。
コピティアムKopitiamという現地のコーヒーショップで主に出されるが、有名で人気なのが「ヤクンYa Kun(亜坤)」のカヤトースト。サクサクのトーストと甘いジャムにバターがとても相性が良い。この味に温泉卵の組み合わせが何とも奇妙だが、これがなかなかイケる。大きいジョーロのようなやかんで淹れるコピも甘い!
もう一つの有名店で店舗数も多い店で「トーストボックスToast Box」という店も試してみたが、トーストの枚数も少ないしあまりサクサクではなかったので、やっぱりヤクンが一番だ。
トーストだけなら2.50ドルぐらい。セットだと5ドル前後。

昼飯にうってつけなのが「チキンライスChicken Rice海南鶏飯」
読んで字の如く、ご飯の上に鶏肉が乗って出てくる料理。白く炊かれた鶏肉、その鶏の出汁で炊いたご飯、さらに鶏の脂から作った甘口のタレがかかっている。さらに鶏の出汁のスープがついてくる鶏づくしのメニュー。
付け合わせにキュウリやパクチーが一緒に出てくることも多い。3ドルぐらい。

「フライド・ホッケン・ミーFried Hokkien mee福建炒麺」もはずせない。
エビやイカが入った海鮮焼きそばで、魚介の出汁のとろみも加わっててなかなか良い味わい。
チキンライスと並ぶシンガポールのB級グルメの常連である。

実はオーチャード通りとか散歩したんだが、高級ショッピングモールが連なってるだけで、完全に場違いでネタにすらならなかった(笑)



ヤクンのカヤトースト


シンガポールのコーヒーの淹れ方


フライド・ホッケン・ミー福建炒麺


5月7日
夜より行動開始。マリーナベイ周辺の夜景を取りに行く。
地下鉄「ラッフルズ・プレイスRaffles Place」から、マリーナ湾沿いにマリーナベイ・サンズを横目にしながらマーライオンを目指す。ちょうど良い時間帯に来れたのか、マリーナベイ・サンズの音と噴水とレーザービームのショー「ワンダフルThe Wonder Full」が始まり美しくライトアップされていた。
マーライオンは夜になっても人気者だ。背後は金融企業の摩天楼、左手には光るドリアン「エスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイ」、そして右手にはマリーナベイ・サンズ。周りのライトも結構強めなので、シャッタースピードをあまり遅くすることなく写真が撮れる。三脚は持ってないので、手すりや塀を上手く使って気合で固定して手ぶれを防ぐ。
次にマリーナベイ・サンズを経由してガーデンズ・バイ・ザ・ベイへ。これは歩いて行くのはちょっと大変だった。マリーナベイ周辺はベガスと同じで一つの施設がデカいので見た目よりだいぶ歩くことになる。
こちらも着いたら音と光のショーがちょうど始まった。演目が前回と一緒だったんで写真だけ撮ってさっさと移動。
ドームの方から回り込んで、ヘリックス・ブリッジThe Helix Bridgeを渡ってシンガポールのロンドンアイ「シンガポール・フライヤーSingapore Flyer」へ。
ここからガーデンズ・バイ・ザ・ベイとモダンなツインドームの景色を眺められるんだが、ドームが全然ライトアップされてないんで景色が暗めで微妙。
しかし観覧車の裏手にはF1サーキットのピットレーンが出来上がっていた!
暗いんで写真を撮るのには向かないが、チェッカーラインもできてて昼間なら見る価値が十分ある。よし、明日また来よう。
終点は地下鉄「ニコル・ハイウェイNicol Highway」。
正味三時間ぐらいだったけどかなり歩いた。そしてシンガポールの夜はなかなか蒸す。気温はそんなに高くないのに汗びっしょりだ。



ワンダフルショーでライトアップされたマリーナベイ・サンズ


マーライオンと光るドリアン


おとぎの国のようなガーデンズ・バイ・ザ・ベイ


へリックス・ブリッジからマリーナベイ・サンズを臨む


真夜中のサーキット



マリーナ湾周辺は夜景が綺麗なんでオススメ。マリーナベイ・サンズとガーデンズ・バイ・ザ・ベイのショーの時間帯がかぶってるんで、それぞれ一日ずつ割り当てたほうが良いと思う。
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シンガポールは子どもの頃に家族旅行で二回ほど来たことがあるので初めてではない。
しかし20年余りの時の経過は、ほころびた記憶も相まって、より一層複雑な気持ちにさせた。

5月2日
久々に何のストレスもなくぐっすり眠れた。やはり綺麗で整った環境で身体を伸ばして寝れるのが一番だ。
友人と一緒に、昼飯にシンガポール中華のバクテー(肉骨茶、Bak Kuh Teh)を食いに行き、そのままの足でインド用品を中心に何でもそろう「ムスタファ・センターMustafa Centre」とリトルインディアを散策する。実は歯磨きと歯ブラシをシャリアルの家に忘れてきてしまったのと、石鹸が今使ってるので終わりなので、安く手に入るなら俺がインドで数少なくリスペクトしている「ヒマラヤHimalaya」製品を買おうと思ったのだ。
まずは友人が開拓したバクテー専門店で昼飯。豚のあばら骨付き肉が柔らかく漢方とスパイスのスープに煮込まれて、ご飯との相性抜群でとても旨い。豚肉もスラウェシ島以来でとても久しぶりだ。バクテー自体は7.50ドルほどで、安くもなければ高くもないって感じか。友人曰く「何でもかんでも有料」のシンガポールだが、バクテーのスープは無料で継ぎ足しに来てくれる。このスープもあまり脂っこくなくて良い。
次に地下鉄「ファラー・パークFarrer Park」近くにあるムスタファ・センターへ。シンガポールの地下鉄駅は綺麗で近代的で、電車とホームが扉で区切られていることで有名だ。もっともこれは20年前でも同じことだったけど。子どもの頃の印象と同じものが残っていて、これには特別感動は覚えない。しかしエアコンが利いていて助かる(笑)
ムスタファ・センターはインド系のショッピングセンターで、インド直輸入の製品や飲食物を始め、雑貨から土産物などあらゆるものが手ごろな値段で売られている。ちなみに24時間営業。
入口で簡単な荷物検査を通ったら、いきなりすごい数の商品がお出迎え。大きな建物に所狭しと膨大な量の商品が陳列されている。インド系の大型デパートって、なんかずっと前に来た記憶があるな・・・、ここかな?
俺の目当てのヒマラヤ製品は案外すぐに見つかった。6年前にインドで買った時のとは商品が変わっている。友人もシャンプーは試したいとのことなので、2in1ではないプロテイン・シャンプーを購入。さらにキュウリ配合の石鹸も購入。これはネパールで買った物そのものだった。続いて歯磨き粉だが、6年前に使ったのはシャンプーか何かについてたオマケで特定の商品ではなかったので、適当に良さそうなものを買う。
これで俺の欲しいものは全て手に入った。せっかくなんでムスタファ内をぐるっと一周してみる。ソフトドリンク売り場ではインド版コーラのThums Upも売っていた!
ちなみにヒマラヤ製品は、シャンプー400mlが5.75ドル、石鹸75gが4つセットで5ドル、歯磨き粉が2.90ドルだった。インドの値段の二倍ぐらいかな。輸入品ってことを考えるとなかなか安いと思う。日本で買ったらシャンプーも2000円ぐらいする。
会計を済ませて建物から出て、続いてリトルインディアを散策。
看板や表札には丸みを帯びたタミル文字で、レストランのメニューでは大きなドーサがターリーと一緒にでかでかと載っていて、ヒンドゥー寺院の装飾は南インドのドラヴィタ様式を極彩色でギンギンに塗装したもの。シンガポールのインド系は主に南インドの人たちなのだ。
通り掛かりにチャパティを焼いている店を発見!めっちゃ地元な雰囲気で、これは気になる!
夕飯は友人が良くデリバリで利用するベトナム料理屋で。やっぱりベトナム料理とくれば、生野菜に細い米麺に赤く甘辛いタレをかけたドライヌードル。ベトナムはむかつく国で行くつもりがなかったんで、これは食えてラッキーだったかな(笑)
夜、シャワーを浴びる時にさっそくヒマラヤのシャンプーを使ってみる。あぁ、この滑らかな洗い心地と、すすぎの時の泡切れの良さ、そして洗い上がりのしっとり感、やっぱヒマラヤ最高!



肉骨茶・バクテー


5月3日
夜遅くまで語らっているんで起きるのが遅い(笑)というわけで午前中はゆっくり。
午後からチャイナタウンへ繰り出す。
その前に中東文化が集中するアラブ・ストリートを通りがかったんで、最近禁止になったと噂のシーシャを探しに散策してみる。アラブ・ストリートはスルタン・モスクの前を通る道の名前だが、ここら一体を指す地域名でもある。
オシャレ通りとして有名(らしい)な「ハジ通りHaji Lane」から散策開始。小じゃれたブティックが軒を連ねるが、こういうのには一切興味がない俺(笑)建物自体は古いものを改装したもので、マレーシアのマラッカやペナン島の街並みはこういう感じだとか。なかなか興味が湧いてきたZe☆
スルタンモスクへ続く小道にアラブ系レストランと土産物屋が軒を連ねていた。レストランの一つにシーシャがあるか聞くと、なんとしっかりおいてあった。ライセンス化されただけで禁止になったわけではないのだと言う。
というわけでシーシャを頼んで一休み。友人と初めて会ったのもエジプトのダハブなんで、シーシャをくゆらせながらアラブの一時に思いをはせる。会計時、シーシャ一本50ドルだった。これは高すぎだろ(笑)
次にチャイナタウンで少し遅めの昼飯を食う。土産物屋や屋台風の食堂も、全てがすごく綺麗に整っている。中華街って大抵どこの国でも独特の汚い雰囲気が漂ってるんだが、ここには一切それがなかった。徹底管理のシンガポールが、言葉ではなく心で分かった気がした!しかし規模があまり大きくはなかった。シンガポールは華人が主要民族なんで、特に中華街は作らなくて良かったのかもしれない。
次に訪れたのがカジノ。シンガポールの観光に多大な収益をもたらしており、マカオと並んでカジノ導入の成功例として名高い。場所はマリーナベイ・サンズの地下鉄「ベイフロントBayfront」駅からすぐ。ドレスコードは全く厳しくないが、入場にIDチェックがあるのでパスポートが必要になる。
中の豪華さはもんのすげぇ!マカオやラスベガスのカジノホテルよりすごいかもしれない。週末と連休だからか、人の数もかなりすごい。ミニマムベットも10ドルからとか、オーストラリアよりも設定が高い。それなのにプレイヤーの数はなかなか多い。
日本でカジノはやっぱり行けるんじゃないか?それに日本なら花札やチンチロリンのローカルルールも導入できて観光客を楽しませられそうだと思うんだけど。
シンガポールの好景気の象徴のようなマリーナベイ・サンズに来てるんで、ついでにショッピングモールなんかも見て回ってみる。高級ブティックが大半の中、何故かフェラーリのブティックがあった。売ってるものより展示してあるF1カーがカッケー!



アラブストリートとスルタンモスク


オシャレ通りのハジ通り


シンガポールのランドマーク「マリーナベイ・サンズ」


一体のショッピングモールでフェラーリのブティックがあった


5月4日
友人が仕事なんで昼間は特に何もせずゆっくり過ごし、午後から動き出す。
適当にマクドナルドに寄ってご当地バーガーはないもんかと探してみる。どうやら常設メニューにはないようだが、オーストラリアと同じく期間限定メニューで独自のバーガーを出していた。
「Spiced Butter Teppanyaki」なんてバーガーがあったんで注文。ラージセットで7.80ドル。ちょい辛テリヤキ風味でなかなか旨かった。
次にシンガポールのシンボル「マーライオンMarlion」を見に行く。
世界三大ガッカリの一つであり、子どもの頃の記憶でも大したことなかったのは覚えている。果たして20年ぶりの再会はどんなものなんだろうか。
見てみると、なかなか様になっている。大きな図体の口からしっかり勢いよく水が吐き出されている。昔見たのはもうちょっと小さくて水も吐いてなかったような・・・。
背後には金融会社の摩天楼と小さなマーライオンが、河口を挟んでドリアン型のエスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイやマリーナベイ・サンズが、一緒に見るとなかなか良い絵になる。やっぱり三大ガッカリはドイツのローレライだろ(笑)
夜に友人とベイフロント駅で合流して、マリーナベイ・サンズに隣接する「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」へ。モダンアートのような、バオバブの木を連想させる人口の木のオブジェが立ち並んでいて、シンガポールの夜景スポットの一つである。この木のオブジェが、まるでRPGやアバターの世界に入り込んだような気にさせる。
ここのフードコートで食事をしながら、音と光のショーが始まるのを待つ。そしてここでカメラの電池が終わる(笑)なんてこったい、また来なきゃ・・・
それにしてもこのフードコートのラクサはあんまり旨くない。友人も隣のパスタなんかのほうが美味しいと言っていた。
そして始まった音と光のショー。BGMはディズニーのものが大半だったんで、ディズニーランドっぽい印象になってしまった(笑)けどまぁ面白かったよ。
音と光のショーが終わるころには日もどっぷり暮れていた。マリーナベイ・サンズでは屋上でレーザービームのショーがやっているようだった。なんかここら辺の演出がベガスっぽい。
それにしてもシンガポールの近代都市の夜景もなかなか良い。治安も良いから夜に出回ってみるか。



期間限定の御当地マック「Spiced Butter Teppanyaki」


マーライオン公園からのマリーナベイ・サンズ


全然ガッカリじゃなかったマーライオン


トリック写真を撮る女の子


RPGゲームのような世界観をかもし出す「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」



そういや当時泊まったホテルもアカシアとかオークラとかだった気がするけど、今じゃ名前すら聞かないなぁ・・・
タイムカプセル的なものが何一つとして残ってないのも、なんか少し寂しい気がする。
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続きです。

午前10時より20分ほど遅れてボートは出発し、その2時間半後にマレーシアのマラッカに到着した。

しかし、ここで罠にはまる。

船員が何故かドアを開けて外に出してくれないのだ。説明がマレー・インドネシア語なんで何が起こっているのかさっぱりわからない。
30分ほど経ってドアが開いた。ようやくか、と思ったら車イスの家族だけが降ろされた。しばらくしたら降りられるだろうと思っていたが、全然ドアが開く気配がない。

ツアーのガイドのような人が、暑いからという口実をこじつけてドアを開けた。そして船からだけでも降ろしてもらえないか頼みだした。船のスタッフが了解したんでみんなこぞって船を降りる。

ようやく事態が飲み込めてきた。イミグレが一つだけで、今は出国審査をやっているんで入国審査ができずにいるのだ。建物の中でイミグレを通った人が外のスピードボートに乗り込んでいるので間違いない。ったく、マレーシアはなんでこんなに効率悪くしかやれないんだ?

しばらくしてようやく入国審査が始まった。港に着いて2時間ほど経ってのことだった。そして俺の並んでる入国管理官の列の進みがなかなか遅い。5分ぐらいの差だが、時間が押している中でこれはかなりイライラする。
ほどなくして無事にマレーシア入国を果たした。



ひとまずマレーシア入国

さて、余計に時間を取られたんで急いでバスターミナルへ行きたいところなんだが、市バスの乗り場がどこにあるのかわからない。ヤヤンやシャリアルは歩いて行ける距離と言っていたんだが。
タクシー乗り場で運ちゃんと一緒にいた警備員に聞いてみたら、運河沿いにまっすぐ進めば道に出て、それをさらに行くと大通りに出るんで、そこでバス停の看板が見えるはず、とのことだった。

その言葉を信じて歩き出す。別れ際に「ようこそ、マレーシアへ!」と英語で言ってくれていた。ボルネオ島と変わらず、人はとても親切なようだ。

言う通りに進むと確かに大通りに出くわした。しかしバス停らしき看板が見当たらない。通りは一方通行なんで、とりあえず流れに従って道沿いを歩いてみる。
いやしかし、街並みがものすごく綺麗だ。ボルネオ島のマレーシア側もこんなにキレイだったっけ?ただ、国は変わっても気候はスマトラと同じでかなり暑い。しかも嫌味のようなド快晴だ。

ショッピングモールの前でタクシーがいた。この暑さの中で迷い続けるのは効率が悪いし、何より時間が押しているのだ。10リンギぐらいだったらタクるのもありだ。
しかし値段を聞いたらバスターミナルまで20リンギだった。700円じゃ日本の初乗りと同じじゃねぇか。誰が使うか、ボケ!

さらに少し進むとショッピングモールの前に警備員がいた。市バス乗り場を聞いてみると、目の前の道を通るんで手を挙げれば乗せてもらえる、とのことだった。ってことは歩く必要はなかったってことか・・・。けどバスに追い抜かれてはいないはずだから、時間的には一緒なのか。

言われた場所で5分ほど待ったらバスはやって来た。バッチタイミングである。けっこうな時間を歩いてたんで一つでも逃してたら大変なことになっていた。

行き先を確認してバスに乗り込む。料金は一律2リンギだった。
途中、不安になったんで乗客にターミナルへ行くか聞くと、このバスの終点がバスターミナルとのことだった。

バスターミナルに無事に到着。市バスの乗車時間も1時間近くかかってしまった。午後4時を過ぎているんで、もう時間に間に合わすのはかなり難しい。

隣接の長距離バスターミナルへ行き、KKKL社がジョホール・バルへのバスを直近の午後5時に出していた。21リンギ。バスはゆったり三列シート、センポルナからコタキナバルへ行く時に使ったバスと同じタイプだ。十分安いんでこういうのも何だが、三時間程度でこの豪華さはいらない(笑)

高速道路は日本の雰囲気満載。サービスエリアも日本のものとそっくりだった。インドネシアとは比較にならないほどキレイに管理されている。マレーシアはもう発展途上国ではないらしいく、俺もこの規模は新興国だと思う。いろいろ課題も多いだろうが、是非とも頑張ってほしいものだ。


ジョホール・バルに着いたのは午後8時過ぎ。約束の午後7時をとっくに過ぎてしまった。とりあえず今日中にシンガポール入りすることを最優先にする。
バスの運ちゃんに聞いたところ、このバスターミナルの170番バスでシンガポールへ入国できるようだ。

しかし、探し出したところでバスが出発する、来たバスがちょうど休憩に入る、そのバスに並んでいたら隣の急行バスが先に出発する、などあからさまに思い通りにならない。インドネシアから今日一日は全く思い通りに事が運ばない。もはやイライラする気にもなれない(笑)

170番バスがもう一台来て、こちらはすぐに出発するようだ。料金は2.50リンギだが、つり銭は出ないため3リンギになってしまった。


シンガポールに近づくにつれて周りが近代化していく。

マレーシア側のイミグレは建物も近代的で、最初はシンガポールのものかと勘違いしてしまった。



近代的なマレーシア側のイミグレ

入国の時とはえらい違いでかなりスムースに出国完了。そういえばボルネオ島でも出国はスムースだった。
再びバスに乗るのだが、170番バスはあくまで市バスの類なので、イミグレを終えたら同じバスが待っているとは限らない。だが、同じ番号の同じ行き先のバスに乗り込めば問題はない。実際何も言われなかった。

バスで海峡に架かった橋を渡り、とうとうシンガポール。橋の真ん中には国境のモニュメントらしきものが建っていた。もちろん、写真で撮れるような時間帯と車速ではない。

シンガポールのウッドランズのイミグレも問題なく通過して、無事シンガポール入国である!



シンガポール入国!

引き続き170番バスに乗ろうとするが、どうやら170番バスは二路線あるようでシンガポール中心部へ行くのはQueen St.行でないと駄目らしい。

そろそろ友人に電話を入れたかったんで、近くでスマホをいじっていた女の子から電話を使って良いか聞くと快く渡してくれた。
これでどうにか時間をあまり気にすることなく友人宅へ向かえる。しかしバスが来ねぇんだわ。

さすがに夜も更けてきたので、これ以上待たせるのも申し訳ないと思い、タクることにした(笑)

シンガポールのタクシーは先進国の割には安い。今シンガポール・ドルはオーストラリア・ドルと同じぐらいなので、オーストラリアの物価と照らし合わせるのがすごく簡単なのだ。
オーストラリアではそんなに距離のないケアンズ市内から空港まで25ドルほどかかったが、シンガポールはそれの倍以上走っているのに23ドルだった。二人以上ならタクシーが足として十分機能しそうだ。


そして無事に友人宅に転がり込めた。
いや、長かった・・・!



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交通情報
・マラッカ-ジョホール・バル
一時間に1~2本の割合で数社が運行。料金と所要時間はどこも大体一緒。21リンギで三時間。
詳しくはこのサイトを参照

・ジョホール・バル-シンガポール市街
170番バスだと2.50リンギで、シンガポールの地下鉄ブギスBugis駅から少し離れたQueen Street Bus Terminalに行く。他にも数社エクスプレスバスを運行している。料金は不明だが、たぶん大して高くないので速く移動したい場合はこちらが良いかも。