午前10時より20分ほど遅れてボートは出発し、その2時間半後にマレーシアのマラッカに到着した。
しかし、ここで罠にはまる。
船員が何故かドアを開けて外に出してくれないのだ。説明がマレー・インドネシア語なんで何が起こっているのかさっぱりわからない。
30分ほど経ってドアが開いた。ようやくか、と思ったら車イスの家族だけが降ろされた。しばらくしたら降りられるだろうと思っていたが、全然ドアが開く気配がない。
ツアーのガイドのような人が、暑いからという口実をこじつけてドアを開けた。そして船からだけでも降ろしてもらえないか頼みだした。船のスタッフが了解したんでみんなこぞって船を降りる。
ようやく事態が飲み込めてきた。イミグレが一つだけで、今は出国審査をやっているんで入国審査ができずにいるのだ。建物の中でイミグレを通った人が外のスピードボートに乗り込んでいるので間違いない。ったく、マレーシアはなんでこんなに効率悪くしかやれないんだ?
しばらくしてようやく入国審査が始まった。港に着いて2時間ほど経ってのことだった。そして俺の並んでる入国管理官の列の進みがなかなか遅い。5分ぐらいの差だが、時間が押している中でこれはかなりイライラする。
ほどなくして無事にマレーシア入国を果たした。

ひとまずマレーシア入国
さて、余計に時間を取られたんで急いでバスターミナルへ行きたいところなんだが、市バスの乗り場がどこにあるのかわからない。ヤヤンやシャリアルは歩いて行ける距離と言っていたんだが。
タクシー乗り場で運ちゃんと一緒にいた警備員に聞いてみたら、運河沿いにまっすぐ進めば道に出て、それをさらに行くと大通りに出るんで、そこでバス停の看板が見えるはず、とのことだった。
その言葉を信じて歩き出す。別れ際に「ようこそ、マレーシアへ!」と英語で言ってくれていた。ボルネオ島と変わらず、人はとても親切なようだ。
言う通りに進むと確かに大通りに出くわした。しかしバス停らしき看板が見当たらない。通りは一方通行なんで、とりあえず流れに従って道沿いを歩いてみる。
いやしかし、街並みがものすごく綺麗だ。ボルネオ島のマレーシア側もこんなにキレイだったっけ?ただ、国は変わっても気候はスマトラと同じでかなり暑い。しかも嫌味のようなド快晴だ。
ショッピングモールの前でタクシーがいた。この暑さの中で迷い続けるのは効率が悪いし、何より時間が押しているのだ。10リンギぐらいだったらタクるのもありだ。
しかし値段を聞いたらバスターミナルまで20リンギだった。700円じゃ日本の初乗りと同じじゃねぇか。誰が使うか、ボケ!
さらに少し進むとショッピングモールの前に警備員がいた。市バス乗り場を聞いてみると、目の前の道を通るんで手を挙げれば乗せてもらえる、とのことだった。ってことは歩く必要はなかったってことか・・・。けどバスに追い抜かれてはいないはずだから、時間的には一緒なのか。
言われた場所で5分ほど待ったらバスはやって来た。バッチタイミングである。けっこうな時間を歩いてたんで一つでも逃してたら大変なことになっていた。
行き先を確認してバスに乗り込む。料金は一律2リンギだった。
途中、不安になったんで乗客にターミナルへ行くか聞くと、このバスの終点がバスターミナルとのことだった。
バスターミナルに無事に到着。市バスの乗車時間も1時間近くかかってしまった。午後4時を過ぎているんで、もう時間に間に合わすのはかなり難しい。
隣接の長距離バスターミナルへ行き、KKKL社がジョホール・バルへのバスを直近の午後5時に出していた。21リンギ。バスはゆったり三列シート、センポルナからコタキナバルへ行く時に使ったバスと同じタイプだ。十分安いんでこういうのも何だが、三時間程度でこの豪華さはいらない(笑)
高速道路は日本の雰囲気満載。サービスエリアも日本のものとそっくりだった。インドネシアとは比較にならないほどキレイに管理されている。マレーシアはもう発展途上国ではないらしいく、俺もこの規模は新興国だと思う。いろいろ課題も多いだろうが、是非とも頑張ってほしいものだ。
ジョホール・バルに着いたのは午後8時過ぎ。約束の午後7時をとっくに過ぎてしまった。とりあえず今日中にシンガポール入りすることを最優先にする。
バスの運ちゃんに聞いたところ、このバスターミナルの170番バスでシンガポールへ入国できるようだ。
しかし、探し出したところでバスが出発する、来たバスがちょうど休憩に入る、そのバスに並んでいたら隣の急行バスが先に出発する、などあからさまに思い通りにならない。インドネシアから今日一日は全く思い通りに事が運ばない。もはやイライラする気にもなれない(笑)
170番バスがもう一台来て、こちらはすぐに出発するようだ。料金は2.50リンギだが、つり銭は出ないため3リンギになってしまった。
シンガポールに近づくにつれて周りが近代化していく。
マレーシア側のイミグレは建物も近代的で、最初はシンガポールのものかと勘違いしてしまった。

近代的なマレーシア側のイミグレ
入国の時とはえらい違いでかなりスムースに出国完了。そういえばボルネオ島でも出国はスムースだった。
再びバスに乗るのだが、170番バスはあくまで市バスの類なので、イミグレを終えたら同じバスが待っているとは限らない。だが、同じ番号の同じ行き先のバスに乗り込めば問題はない。実際何も言われなかった。
バスで海峡に架かった橋を渡り、とうとうシンガポール。橋の真ん中には国境のモニュメントらしきものが建っていた。もちろん、写真で撮れるような時間帯と車速ではない。
シンガポールのウッドランズのイミグレも問題なく通過して、無事シンガポール入国である!

シンガポール入国!
引き続き170番バスに乗ろうとするが、どうやら170番バスは二路線あるようでシンガポール中心部へ行くのはQueen St.行でないと駄目らしい。
そろそろ友人に電話を入れたかったんで、近くでスマホをいじっていた女の子から電話を使って良いか聞くと快く渡してくれた。
これでどうにか時間をあまり気にすることなく友人宅へ向かえる。しかしバスが来ねぇんだわ。
さすがに夜も更けてきたので、これ以上待たせるのも申し訳ないと思い、タクることにした(笑)
シンガポールのタクシーは先進国の割には安い。今シンガポール・ドルはオーストラリア・ドルと同じぐらいなので、オーストラリアの物価と照らし合わせるのがすごく簡単なのだ。
オーストラリアではそんなに距離のないケアンズ市内から空港まで25ドルほどかかったが、シンガポールはそれの倍以上走っているのに23ドルだった。二人以上ならタクシーが足として十分機能しそうだ。
そして無事に友人宅に転がり込めた。
いや、長かった・・・!
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交通情報
・マラッカ-ジョホール・バル
一時間に1~2本の割合で数社が運行。料金と所要時間はどこも大体一緒。21リンギで三時間。
詳しくはこのサイトを参照
・ジョホール・バル-シンガポール市街
170番バスだと2.50リンギで、シンガポールの地下鉄ブギスBugis駅から少し離れたQueen Street Bus Terminalに行く。他にも数社エクスプレスバスを運行している。料金は不明だが、たぶん大して高くないので速く移動したい場合はこちらが良いかも。