富士の山小屋でアルバイト | 絶対(不)自由

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悠久の風に吹かれながら・・・
アジア横断・北南米大陸縦断を終えて、オーストラリアで働いて、
南太平洋のアイランドホッピングも終えて、オーストラリアも一周して、
今度は行ってない東南アジアを行こうと思った。

マイナス予算で帰ってきた俺には早急にまとまった金が要る。
例の如く短期のバイトを探すものの、これがなかなか見つからない上に決まらない。また海外に行くんです、なんて言っちまったからか?畜生!
ようやく決まったバイトは、ポケットWiFiの販売員という本当にどうでもいいような仕事だった。正社員に会ってその堅物を目の当たりにした時、こりゃつまんなそうだ、と強く直感した。


そんな感じで、カナダへ行く前と同じような状況の中で、別に売りたくもないものを一所懸命に売っている最中、ウシュアイアで超偶然な再会を果たした「なまらゴリラ」なアキ君が日本へと帰ってきた。
聞くと、アキ君は夏の間の約二ヶ月間だけ富士山の登山ガイドをするのだと言う。


富士山か・・・、そういや行ったことなかったな。


いつだか聞いた、高収入と噂される山小屋のアルバイトが脳裏をよぎった。

早速ググると、インクノットinkknotという全国の山小屋の情報が集まるサイトにたどり着いた。
そして俺はすぐさま求人募集していた山小屋に片っ端から電話をしていた。


俺が受かった山小屋は、「表口九合目万年雪山荘」、標高3460mにある。
給料は日給9000円~1万2000円。一体どっちなわけ?
販売員の仕事は持病の仮病が悪化したことにして華麗に辞めた。辞めてやったZe☆ざまみろ!



7月13日、静岡県の富士宮駅で山小屋の人と待ち合わせ。
一緒に車に乗ってきたのは、チリのサンチャゴで一日だけ一緒だったYu-suke殿だった。さすがにこれにはお互いびっくり!
この日はビジネスホテルもやってるスーパー銭湯「花の湯」で一泊。

そして翌日、小屋を開ける為にブルドーザー(通称、ブル)にみんなで乗り込み九合目を目指す。

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さぁ、楽しい山小屋生活の始まりだ!


山小屋での仕事を要約するとこんな感じになる。

午前1時ごろ、スタッフの半分が起床。食堂もしくは便所の見張り
午前5時ごろ、もう半分が起床。交代。
午前9時ごろ、全員で手分けして館内清掃。晴れてたら、百枚はあんじゃねぇかってぐらいの量の、布団干し!
午前10時半ごろ、ブルが来るんで荷物運びとか
正午ごろ、昼飯
午後は布団を取り込んで、午後4時ごろまで焼印やったり、まったり過ごし
消灯時間の午後8時ごろまで食堂で宿泊客の食事にてんやわんやとなる。

もちろん曜日によって忙しさが違うんで前半が遅くなることもあるが、大体こんなところだ。もうお分かりだと思うだろうが。早寝早起きの超健康的な生活が半強制的におくれる。

ちなみに布団は干す場所がないんで小屋の屋根とかに干す。

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こんな生活を二ヶ月弱続けるわけだ。
そりゃ大変だったさ。特に土曜日が・・・
けれども、会社の人たちはみんな良い人ばっかりだったし、特に社長なんか太っ腹だし、スタッフも楽しい奴らばかりだった。

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そして景色もやっぱり格別!

ご来光とか、
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影富士とか、
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夜景も良かったし、
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昼間もやっぱり良かった。
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そりゃ人間関係でぎくしゃくする事もあったけど、なかなかできない良い体験ができたと思う。


そんなわけで懐も暖まったところで、次はオーストラリアなんだZe☆
目指すはグレートバリアリーフでダイビングの仕事!
さぁて、どうなるかね?

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