総括的な帰路 | 絶対(不)自由

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悠久の風に吹かれながら・・・
アジア横断・北南米大陸縦断を終えて、オーストラリアで働いて、
南太平洋のアイランドホッピングも終えて、オーストラリアも一周して、
今度は行ってない東南アジアを行こうと思った。

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リマのマヨール広場Plaza Mayorのカテドラル

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近代的な街並み

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と思いきやスラム街

少し遅れましたが、日本までです。
帰るまでが遠足!最後まで楽しませてくれました。


4月6日
とうとう帰国の日。
リマの主だった場所は全然見てないんで、夜の便なんで時間もあるんで、髭でも剃りにマヨール広場まで行ってみることにした。宿からは、市バスのミクロやコンビ一本で行ける。
タクナ通りTacnaの橋の手前で降りて、カリャオ通りCallaoをひたすら左に行けば着くわけなんだが、途中から人通りの数が段々と増えだす。そして通りのほとんどの店が閉まっている。髭は剃れるんだろうか?
旧市街のマヨール広場に着くと、カテドラルから聖歌が垂れ流されていて、広場中が人でごった返していた。さすが聖週間「セマナ・サンタ」、よくよく考えれば今日は金曜日で、英語圏だとグッドフライデーGood Fridayで祝日じゃねぇか。もちろん、カテドラルにも入れるわけがなく、店も、ファストフード店以外はほとんどが店を閉めていた。
そんなわけで、新市街を一応練り歩いて、当面の目標だった「髭剃り」もできず、何の収穫もないまま宿のある新市街「ミラフローレス地区MiraFlores」へと戻ってきた。が、バスを少し乗り過ごして海岸沿いまで来てしまった。霧のかかったモダンな海岸線は、なんだかLAのモナコビーチかベニスビーチを連想させる。
宿に戻って、途中s/.3で買った唐揚げもどきを肴にビールを飲んだ暮れて、出発の時間までネット三昧。
午後7時近くになったんで、なかなか適当で居心地の良かったフライングドッグを後にし、宿のスタッフに教えてもらった「S」の文字が入ったコンビ(s/.3)に乗り込み、ホルヘ・チャベス国際空港Aeropuerto Internacional Jorge Chavezを目指した。最後の最後は贅沢にタクシーを使おうと思ったのに、何故かこういう運びになったんだから意味が解からない(笑)
地元民がパンパンになるまで乗り込んでは降りていくオンボロのバンに乗り続けること40分、疲労困憊で暇があれば寝て休む車掌に教えられて、無事に空港に到着。南米のシメとして、露天売りされていたインカコーラを買って飲んだ。
今回の航空会社は、イエローナイフでよく相手をしていた「エアカナダAir Canada」。トロント乗換えで、成田まで片道13万円ほどだった。高いと思うが、これでも安いほうだった。
オンライン予約だったんで、パスポートの提示だけで無事にチェックイン。荷物は成田まで運ばれるらしい。ロスバゲが多かっただけに、怪しいもんだ。
それにしても経由地がカナダのトロントとは、なんだか振り出しに戻るような感じで、なんかちょっと面白い。
飛行機から見るリマの夜景は、とても綺麗だった。


4月7日
朝7時過ぎにトロントに到着。飛行機から降りた時、さすがにちょっと寒かった。
案内に従って搭乗ゲートを目指す。途中のイミグレではパスポートにスタンプが押されることはなかった。良かった、無駄なスタンプが増えなくて(笑)
一時的とはいえカナダに戻ってきたんで、ここでもシメにティム・ホートンズのコーヒーとドーナツを注文。「ラージ・ダボ・ダボLarge double double」と通なカナダ人張りに注文すると、驚いたことに本当のラージサイズが登場。しかもロールアップキャンペーンの真っ最中で、リムをめくり挙げると、これまた驚いたことにコーヒー券が当ってしまった(笑)
その様子を見ていた隣に座っていた女の人が、何やってんのこの人?みたいな顔をしていたんで、これを説明する。これを知らないって事はカナダ人ではないな。出身を聞いてみるとブラジル人だった。行ったことがあるだけに話が膨らみ、ミシェール・トローMichel Tolóの「Ai Se Eu Te Pego」を少し歌ってみせると、あのラテンのノリで乗っかってきて、一緒に記念写真まで撮ってしまった。やっぱいいね、このノリ!
飛行機に乗り込むと、隣に座ってきたのがカナダ人。ちょっといかつ目な格好をしてたけど、話しかけると普通に良い奴。有料のイヤホンを無料で貰ってくれたり、隣のおばちゃんにタブレットで色々教えてあげていたりと、やっぱり開けっぴろげなカナダ人だった。経由地のカルガリーで彼は降りるんで、当ってしまったティムホのコーヒー券を彼にあげた。
そろそろ日本の時差に合わせて行動して時差ぼけ対策しておきたいんだが、こうも乗換えが多いとさすがに難しい。つうか普通に眠い。南米のバスのリクライニングに慣れてしまったんで、飛行機のほとんど倒れないシートだとかなり寝づらい。機内食はうまいんだけどねぇ・・・


4月8日
日数の進みが早いけど、トロント以降は西に進んでるんで、窓の外は絶えず太陽がある。朝から太陽と追いかけっこしているようなもんだ。
午後2時ごろ、とうとう成田に、日本に到着。空港から何まで、いきなり雰囲気が静かになるんだから不思議なもんだ。
髪を切って髭を剃らないと日本人といえども入国が難しい、なんて言われたけど、他の国よりずっと簡単に入国。
ターンテーブルで荷物が出るのを待っていたけど、予想通り荷物が出てこない(笑)
これまた予想通りトロントでロスバゲしたらしい。さすがカナダ人の仕事っぷり、適当である。クレーム申請して、10日に荷物が家に届くそうだ。
まさに今までの旅路を要約したような出来事の数々。面白くて可笑しくて、寂しい気持ちに一つもさせてくれなかった。



最後はもうギャグなんじゃねぇかと(笑)
まぁなんだかんだで、全部ひっくるめて楽しかったです。これでマイナス予算じゃなきゃねぇ・・・
これからは余裕を持って帰ろうと思った。あくまで思っただけ。

ブログの内容はもうちょっと見やすいようにコツコツと改めていく予定です。
情報提供も兼ねて、ブログ村に参加しようかなって思ってます。今更な気がしますけど。ってか今更過ぎっかな?(笑)