ソーシャルメディアコンポーザーの呟き -2ページ目

ソーシャルメディア活用に役立つ本?

ソーシャルメディアコンポーザーの呟き ソーシャルメディアを活用するためにPRポリシーが必要不可欠な要素だと考えています。
しかし、日本人にはPRという言葉が誤って認識されているため、PRポリシーといってもなかなか理解もされにくく実行もされないところがあります。

以前PRプランナー資格を取得するために買い求めた書籍に、参考になる下りがあるのでご紹介いたします。

「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である」という、喜劇王チャップリンの名言を引用して「自分が転んで笑う人はいないが、自分が転んだ姿を他人の目で見れば笑える」という表現をしています。
これは、自分の事を自分自身の立場で表現しても面白くは無いが、他人の目からか見た時に「何が感心する事」かを考え表現すれば、他人からも面白いと感心を持ってもらえる情報になると言うものです。

自分主体ではなく、ネットの向こうに居る、会った事も話してみた事も無いソーシャルメディアの参加者の気持ちと視点で情報を流す事が活用のための一つの要素の様に思う。

ソーシャルメディアにおける”心・技・体”

ソーシャルメディアをただ単に利用する事は、一部の人を除けば、さほど難しい事ではないでしょう。
しかし、期待する利用効果を得ることは容易いことではありません。

ソーシャルメディアにおける期待効果を得るために必要な要素を私なりに考えてみました。
その要素を、日本の国技「相撲」の”心・技・体”に準えソーシャルメディアの必要要素を表現してみます。

先ず「心」としては、ネチケットだけでなく、利用者は常にパブリック・リレーションの姿勢を心がける必要があると考えます。具体的に言うならば、自己の利益を優先するのではなく、社会及び様々なステークフォルダー(利害関係者)との良好な関係構築と関係維持を目的とした利用で無ければならないと言う事であります。そうでなければ、ソーシャルメディアにおけるコミュニケーションの広がりは期待ができないと言う事です。優先すべきは、ビジネスではなく良好な関係構築と関係維持です。

次に「技」としては、ソーシャルメディアを利活用するための技術的な知識と能力が必要と言う事です。
ソーシャルメディアの優れた機能を活用するためには、ある一定レベルの知識がどうしても必要になります。また、常に新しい技術的知識を吸収しようとする努力と姿勢が必要になります。別の言い方をするならば、インターネットを自分の脳のように活用できる技術を身に付ける必要があるということです。

最後の「体」は、ソーシャルメディア環境と実体験を意味します。ビジネスや私生活におてソーシャルメディアが利用しやすい環境をづくり、積極的に利用する姿勢が必要であるという事であります。

ソーシャルとメディア

ソーシャルは「社交的な」あるいは「社会的な」と訳されます。また、メディアとは「媒体、手段」と訳され、主に新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどを指す言葉として使われます。

メディアとは、誰からも影響を受けない機関や組織で、客観的かつ中立的な観点での情報発信をします。従って、メディアにおいて発信される情報は、真実であるとともに社会性、公共性が高い情報である必要があります。

こうして、「ソーシャルメディア」をソーシャルとメディアという言葉の意味から考えてみると、如何に無料であるとしても、利用者は「真実で社会性、公共性の高い情報」の発信をしていく必要があると考えています。

以前、PRプランナーの資格取得を目指し学習をした折に、広報担当者としてメディアリレーションの心がけとして「自分主体ではなく社会的目線を持つことが必要」というところある。


ソーシャルメディアの利用において、この「社会的目線を持つ」必要があるのではないかと思う次第です。