あべのハルカスの近鉄アート館へ。
演者は本を持ち、鳴物、三味線をバックにすすむ古典劇。
ついこの前、オスカルだった水さまの和物、しかも男女の早着替え!着物も声色も仕草も瞬時に変えて、美しさに圧倒されるーー!
なんてかっこいい。
みっさまの白ブラウスがまぶしいと思ってたら2幕はどこの若女将の風情の紫字に艶やかな大ぶりの菊のお着物。なんて美しい。
朗読されるだけなのに登場人物にささっと成り立つのはさすが。
三林京子さんの圧倒的存在感。出てこられるだけで舞台が変わる。
舞羽さんの舞も時間たっぷり取ってあって見応えあり。
客席からの登場もあって、奥行も感じて素敵だった。
あまり見てこなかった分野、新しい扉の向こうがこんなに幽玄だったとは。美しいなあ。
(余談)
すぐ前の席に扇治郎さんが座られて、つむじごしにみっさまを観るという稀有な体験もしちゃった…。
蘭の再演はもうないのかなあ。章と左近さんもまた見たい。