子どもバリアレンジャー講習のご紹介 | 猫好き警備員の○○な日常

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S&T OUTCOMESの代表であり、猫好き警備員でもあるRenyaが、日常の安全の事や、猫の事や、防犯やネコの事をつづります。

●子どもバリアとは?

 

子どもバリアレンジャーの講習について、紹介を兼ねてご説明させて頂きたいと思います。

 

子どもバリアの概念としては、子ども(ここでは特にシングルエイジ=10歳未満を想定)に自己防衛は出来ない、期待しない事を前提とします。

 

この理由は、セミナーの中でも詳細を説明させて頂きます。ここで1つ例を挙げると、犯罪者の方が1枚上手で子ども達は騙されてしまうという事があります。

 

子どもに「知らない人についていってはいけない」と教えても、犯罪者は言葉巧みに子どもの興味関心をひき、連れ去ってしまいます。

 

それはどの様な状況なのか、犯罪者がどの様な声のかけ方をするのかなど、具体例と合わせてお伝えします。

 

 

●子どものあんぜん生活とは?

 

2章の「子どものあんぜん生活」では、子ども達が普段どの様なリスクに晒されているのかを伝えて行きます。

 

警視庁の犯罪白書から関連情報を引用し、子どもが巻き込まれる可能性の高い犯罪を検証します。

 

更に、子ども達が事件や事故に巻き込まれる時間帯や場所などをお伝えし、それを防ぐためにどうしたら良いのか?参加者と一緒に考えながら、可能な最善の対応を考えて行きます。

 

3章の「犯罪者を知ろう」では、犯罪者視点で考えて行きます。

 

子どもに対する犯罪を犯す人物はどういった者達なのか?何を考え、どの様に犯行に及んだのかを検証します。

 

勝負に勝つためには、敵を知る必要があります。

 

守る事を考えるなら、犯罪者の思考や行動についての知識や検証も欠かす事は出来ないのです。

 

この様な講義を通して、それでは子ども達を守る為にどういった事が必要のなるのかを考えて行きます。

 

子どもを守る為には、子ども達の自己防衛ではなく、子ども達が様々な犯罪というリスクに接触しないようにする必要があります。

 

そこで『バリア』が必要になる訳です。このバリアを作る為に必要な要素を、第4章の「子どもバリアのつくり方」としてお伝えして行きます。

 

 

●子どもバリアのつくり方とは?

 

一例を挙げると、子ども達の名前を犯罪者に知られてしまう事がそのままリスクになってしまいます。

 

子どもに、知らない人に着いていってはいけないと言い聞かしていたとします。

 

子ども自身も、それをしっかり理解しているとします。

 

しかし、突然名前を、それもフルネームで呼び掛けられたら。恐らく、殆どの子どもは反応してしまいます。

 

最近は園や校内では名札を付けても、外に出たら外す事を徹底している場合が少なくないようです。

 

しかし、以前セミナーに参加してくれた親子の場合ですと、子どもの靴の踵部分に名前が書かれていました。

 

兄弟での見分けが出来るようにする為だったそうですが、この様な情報は犯罪者を利する事にもなってしまうという訳です。

 

他に、子どもを含めた家庭内ルールを作るなどしてあんぜん対策を行い、子ども達が犯罪に直接接しない状況をつくる、即ち『子どもバリア』を作り上げる事が本セミナーの目的です。

 

子ども達を守ると言っても、突然難しい事を考えたり、行動して頂く事を考えている訳ではありません。

 

『子どもバリア』の概念を理解して下さった上で、街中の子ども達に目を向けて頂く。

 

まずはそこから始めて頂くだけで十分だと考えています。

 

その視線は見えないバリアとなって、子ども達を犯罪から守り、犯罪に巻き込まれる可能性を低くしてくれると確信しています。