90歳のクリシュナムルティについてのププルジャヤカールの記述。
観念バカの私はクリシュナムルティの著作の中に
ある自然描写はすっ飛ばして観念的な話ばかり読んでおりました。
この川についての描写の中にエソテリックの教えの全てがあると思います。
本文より
彼は河川が好きだった。
ある講話の中でこんな風に言った。
「川には始まりがあり、終わりがあるかもしれない。しかし始まりは川ではなく、終わりも川ではない。その中間の流れが川なのだ。
村や町を通り抜け、すべてがその中に流れ込む。いろいろな汚れやごみが投げ入れられても、数マイル先では浄化され再びきれいになる。
川の中には魚や生命が生き、人間はその水を飲んだり利用したりする。それが川だ。
その背後には強烈な水圧があり、それで自らを浄化するのだ。
無垢な精神はこの川のようなものだ。そこには始まりもなく終わりもない―時間は存在しない。」
MUGA研究会より引用