

第二関門県民の森エイドで、素麺やおにぎりを食べていると
「何食べたい?」
「湿度が高いから塩分も多めに取っときゃなきゃね!」
などと、慌ただしそうに動く女性がいて
ザックを背負って座ったまま捕食してる彼女のザックに必要なものを詰め込んだりしていた
「スゲー!サポート隊か〜

」
去年の峨山道トレイル女子優勝者の彼女は、あっという間にピットアウトして行きました
滞在時間は恐らく5〜6分
その後、 後半戦で 彼女の姿を 見ることはなかったです
私は おにぎり、 素麺 、コーラを飲んで 、ボトルに給水して、 ドライフルーツが あったので 全種類試食して 一番美味しいと思った 種類のものを、 ナッツや レーズンを 入れてた 焼酎のボトルに 詰め込みました
休憩舎の斜向かいにあった 炊事場に立ち寄り、 後頭部から 水道の水を浴びて 第2関門エイドを リスタート!
ラップボタン押したら 20分なにがし
随分ゆっくりしてしまいました

でも 体調チェックもできたし、 充分 食事も取れたので これでいいんだ! と言い聞かせていました
これからCP2を出発し、CP3の 工程になります
距離にして 6 km 杉水峠を 越していきます
この区間は このレース 後半戦の 大目玉三童子スカイラインに備え、脚を休めておきたいパート
私は ここで 勘違いしていました
頭の中では 今回のコースは 2年前のものと 全く同じ という認識でいましたから、
次の関門まで ロードばかりで立杉峠を越していくものとばかり思っていました
立杉峠を越していくルートは、確か 距離にして 9 km から10 kmあった記憶でしたが、
今回の ルート表では、 6 kmになったので 何かおかしいなと 思っていたくらい
思惑では 第2関門エイドを出発して すぐに 鋭角に折れて 標高を上げていくんですが
ルート表示はまっすぐに行け の矢印であったので、 そのまま進むと 少しずつ 標高を下げていく ことになっていきました
前後に ランナーがいたので ロストしていることは ないだろうと 進んでいたら、 誘導の スタッフがいたので 一抹の不安は 解消しました
が 、その誘導のスタッフが いた所から 林道になり、トレイルになりました

トレイル尽くしやんけーw
思わず 嬉し涙が 溢れてきそうになりましたw
前日のコース説明会を聞いていなかったツケでした
確か去年は、この付近から蟹ノ目(がんのめ)山パートに入って行った記憶が蘇って来ました
とにかくコースミスはしていないので、そのまま進みます
脚を休めたかったパートでしたが、この山中温泉周辺っていうのは、傾斜がキツイ所ばかりで、感心しきりになります
それでも、幾らか脚休めになったはず、と自分に言い聞かせ、僅かなロードを走った所に
第三関門あいおす広場エイド(51km地点)に到着しました
14時05分到着(スタートから9:05経過)関門時間マイナス2時間55分
この関門では4つ切りのオレンジとミニトマトがあったので、オレンジは都合4個分位(16ピース)にミニトマトは10粒ほど食べました
このエイドを出発すれば、このレースの超目玉である
三童子山との対決になります

CP3からAS4ヘ向かいます
このひょこっとした台形上のなんて無さそうな山は、一旦登りきってしまえば、平坦っぽいルートを辿って、下るだけに見えますが、この最初の登りと終わりの下りは、全ルートの中で一番傾斜がキツイ印象です
特に終わりの下りは、反対側から登るなど想像したくない位の急坂なんです
で、
平坦っぽく見える部分が一番の難所ではないでしょうか!?

ルート図でギザギザの通り、登りと下りの無限ループと言いたくなる位、登りと下りをしつこく繰り返します
フレッシュな脚なら、なんて事ないでしょうが、10時間位走ってきた脚には、肉体的にも精神的にも追い込まれます
コース図の関門時間によると第三関門から第四関門迄の距離にして13kmの区間の時間差は2時間で設定されてますが、
果たして2時間以内にクリア出来る走力を持ち合わせたランナーって、何人いるのだろう?
今回リザルト表で確認したんですが、
3人だけでした
トップ3だけだったと言う!

ワタシは2:45なにがしでした
そもそも設定が意○悪としか言えませんネ
そんな設定に甘く見がちになり、余計精神的にも、凹まされてしまうのではないでしょうか?!
今回ワタシは、何もなければ、前エイドを出発したら
3時間後には第四関門に辿り着くんだ

だから、コースがどうであれ、3時間経過するまでは坦々と山の中で、もがいていれば良い!
という思いでやり切るつもりで山童子に入って行きました
仮に3時間かかったとしても、第四関門の時間には約2時間弱あるので、落ちついて挑めました
分岐に差し掛かり、標識に出くわせます
左が鞍掛、右が三童子とあります
去年は、コース上、左でした
このとき「どうして、コース変えやがったんだ!右に行って完走しなきゃ、本当の意味でのリベンジにならんわ!」
という思いで左に行った記憶が蘇ります
今回は、右です
「今からもがくだけ、もがいてやる!」
そんな心境でした
今動いてる脚も、いつ止まってしまうか分かりません
案の定アッペンダウンがしつこく繰り返されます
ルート上、〇〇山、〇〇峠っぽい表示がいくつかあって、
どのへんが三童子なのか?
見落としてスルーしてしまったか?不安になる事もありました
やっとこさ辿り着けました

と思った途端から激下りです
『なんや、反対側から登って来たとしたら、登り切った所が山頂になるのか!』
そして下るんですが、キッツい事!
コースのマーカーが地面に落ちていて、泥まみれになってるんですが、
幹の直径は5センチほどの細い木でしたが、
おそらく、止まりたくて、掴んだけど折ってしまった?! もしくは、転倒して転がって来て体当たりして折ってしまった?!
まあ、直感でそんな連想しか浮かんできません
危なっかしいので、ワタシは横向きでゆっくり下って行きましたけど…
激下りがしつこく続いて、やっとこさ登山口に辿り着く事が出来ました
はい、脱出するまで3回吠えました!
後ろにいた若いランナーは、ワタシの事が怖くて、おそらく抜けなかったかもw
恥ずかしくて濃い字で書けないヨw
そのうち、抜かれるだろうと思ってましたが、終盤潰れたのか、追走してくる事はなかったですw
林道に出て、すぐにAS4(三童子登山口エイド)に到着
残念な事にこの直前で Garmin君はバッテリー切れとなりました
満充電でスタートしましたが、途中までしか持ちませんでした

AS4からCP4の第四関門までは、林道ばかりの4km
羊羹ひとつだけ頂き、口にほりこんで即出発
このとき、林道を走りながら
スムーズに脚が動き続けてくれてるのに感動してました
軽く登ってるけど、歩く気がしないし。心肺も全然大丈夫な感じ

で、第四関門(64km地点;最終関門)に到着した
16時50分到着(スタートから11:50経過)関門時間マイナス2時間10分
(続く)