こんにちは:-)




前回記事の大日山登山口エイドに到着した所からの続きです


トレッキングポールがこのエイド(28km地点)から使用可能になります


次のエイドである第二関門県民の森(45km地点)までは前半パートの大目玉大日山越えがあります(AS3からCP2)






今から始まる約4時間の区間はエイド無し、ハイドレにも1L給水し、トータルで2Lでリスタート


何人かのランナーはザックをおろし、トレッキングポールのスタンバイにかかっています


前エイドから視界にあった女性もその1人


ワタシは去年の経験から、今回ポールは持って来ませんでした


なぜなら


登りなら、


斜面が急過ぎて、手を付いた方が楽w


足元の路面の踏み場がお世辞にも綺麗と言えない


つまり規則正しくポールを持った左右の腕を交互に付くというリズミカルな動きすら難しい


一歩一歩どこに足置くか?と迷う位なのに、ポールの付く位置までいちいち確認してると目が疲れる&時間がかかる


肩の動きは、まるでジムのチェストプレスか!?と思うくらい大変に感じる


下りは、


つっかえたら、自分のお腹を刺しそうだw


という事で持ってくるのは止めたw


で、脚のみで上がり始めると、


やはりしんどいびっくりびっくり


もう一歩毎に、ヒーヒー言ってる滝汗滝汗


「去年、登り、こんなしんどかったカナ?」


「あっという間に山頂だった!」という記憶しかないゲロー


真後ろにいるランナーもコリゴリの様で



「あと、どれくらいですかね?」って聞いて来る


そのたびに


「頂上が1400mくらいの山で、今〇〇mくらいやから、まだまだやわ〜」と返事する


こんな会話のやり取りで一喜一憂する事は無く、



どんどん憂鬱になるだけであったウインク



で、ちょくちょく木の枝というより低く張り出したに頭をぶつける


下ばかり向いて登ってるからやけど、上など向いてる余裕がないのだ


ぶつけた直後は上を向いて気を付けるが、しばらくすると、


「アッ痛っ!!!」


となるw


去年はブナが綺麗だな〜なんて余裕かましてたんやけどな〜w


ほどなくして傾斜がゆるくなって来た。きっともうすぐ登りが終わるに違いないニコニコ


そして尾根筋に出た!


ヤッター!


終った!


でも大きい方のピットインがしたくなって来たのだ


「ちょうど良い!避難小屋はすぐのはず!」


すぐに避難小屋が現れたので助かった!


で建屋周りトイレを探してるとスタッフから


「ここのトイレは使えません!」と言われたびっくり


どうしよう!っと思ってると便意がなくなったので良かったけど照れ


尾根筋では雲が多く、景色を楽しめるレベルではなかった


こうなれば、走りに集中するのみ



さっきまで登りでヒーコラしてたけど、それなりに脚は動くニコニコ


ほどなくして小大日山に到着


ここ迄来れば、ほぼ尾根筋パートは終わりで、下り基調に入る


すると、いきなり激下りの斜面が眼前に飛び込んで来た


これからは、登りよりはるかに長い長い下りが始まる


けど、下り基調とはいえ、


下って


登って


の繰り返しゲロー


1400m位まで標高を上げたあと、下り基調に入って、やっとこさ800m台まで下げて来たけど、そこからなかなか標高が下がらない


アッペンダウンを繰り返し延々と800m台が続くのだ


レース前半部の佳境を迎えていると言っても過言ではなかった


気力·体力が萎え始めてもおかしくない状況だし、 そそれ位の 距離も時間も走って来ている


トレイル の1kmは長〜く感じるのだ


「こんな下り基調ありか?!登り続き過ぎやろ」ゲロー


と登ってると、見慣れた黄色いノースリランナーが視界に入って来た!


トニさんだ〜



久々の再開照れ


しかし見るからに足取りが重そうだ!


あっという間に追いついた!


ハンガーノックになってるのは聞かなくても分かった


粉「水あるの?」


ト「無いです」


粉「ジェルはあるの?」


ト「あります」


粉「じゃ、ジェル取らなきゃ!!」


ト「取ってもたぶん すぐ 戻します」


粉「取らな身体動かんようになるで」


コース後半になってくるとコース脇で座り込んでグロッキーになってるランナーはたまに見かけます


去年の話になるけど、鯖街道ウルトラで全く動けなくなってるランナーに遭遇した


水が切れて、 座り込んで 意識が朦朧としていた


その時エイド迄3kmと近いのが分かっていたので、ワタシは持っていた水のほとんどを分けた


そのランナーのがぶ飲みの様を見てビックリ!


「落ち着くまでゆっくりして!エイドは近いから!」と言い残してその場を離れました


レースに出場するからには自己責任プンプン


助けを求め たところで 、 救援を たやすく期待できない のがトレイルレース


走るの止めます!、ってタクシーを呼ぶ様に手を上げて、収容車が近くに待機しているロードレースとは勝手が異なるのがトレイルレースだ


ワタシは直感で


トニさんだから、大丈夫!

(ワタシ何言ってるか分からないびっくり


と悟ったw口笛


「アッペンダウンをしつこく繰り返しながら下って行くので精神的にやられるけど気持ちしっかりレースを諦めないでっ!」


と言い残すだけで、その場を去ったびっくり


そこからすぐの所で、最後の尾根筋に出た


そこにサポーターらしき2名の方がいたので、


「水に余裕があったら、この後すぐに来る黄色のTシャツのランナーに分けてあげて下さい。水が無くなったと言ってます」と伝えた


その後は、


ガーミン君の ラップ距離で 次のエイドの 残 距離を確認したり、


 ラップ時間で 経過時間を確認し 要するであろう 4時間に対して あとどれぐらい の時間 頑張らないといけないのか 確認しながら 山を下ることで、 


この無限ループのような 上りと下りの 繰り返しを 我慢しながら 進んでいった


で、ようやく 山パート が終わり 林道になった


ラップ距離から エイドまでの距離は 4 km 弱だった と分かった


ほっとした瞬間 引っ込んでいた 便意が 復活してきた


確か エイド1 km 手前に トイレがあったはずだ


20分ぐらいだから 持つだろう


別に 腹痛とかじゃないからね!


(続く)