薔薇色の映画人生 -3ページ目

重厚な仕上がり



「ヴェニスの商人」を見ました。


子供の頃に世界名作全集を読んだきりで、内容を覚えてなかったんですが、改めて映像で見ると、ひどい。人種差別が。


キリスト教とユダヤ教とに別れていて、ユダヤの人は土地・建物を所有することを許されず、すべてが仮住まい。仕事もかなり限定されてるので、頭がよいユダヤの人々は金貸しをして生計を立てています。勿論、自分の財産を人に貸すわけですから、担保・利息付です。現代では当たり前のシステムですよね。


でも、キリスト教徒の人々はそれを蔑み、つばを吐きかけたり、足を引っ掛けたりします。


ある日、キリスト教徒であるジェレミー・アイアンズがユダヤ教徒の金貸しアル・パチーノに金を借りに行きます。今までつばを吐きかけたり無視をしたりしてたのにですよ!?


もちろんアルは貸します。利息なし。ただし担保はジェレミーの体の肉の1ポンド。恨みを抱えているのもあるのでこのような担保だったのでしょう。

結果、返せないジェレミーはアルに肉1ポンドを要求されますが、慈悲を懇願します。でも聞き入れてもらえない。


そこで裁判をアルのほうが起すわけですが、判決は「肉1ポンドのみ。ただし、血を流してはならない。きっかり1ポンドのみ。それを少なかったり、多かったりすれば死刑」との判決。これではアルのほうが負けたも同然です。


その上、貸した金の元金も返してもらえず、財産の半分を没収され、死刑を許す代わりに、ユダヤ教からキリスト教への改宗を命じられます。それも慈悲を持って。と恩着せがましく言われて。


ひどいと思いません?

勿論、恨みがありしつこくジェレミーの肉1ポンドにこだわったのはどうかと思いますが、だからといって借りたものも一切返さず、あたかも「われわれは慈悲があるから」といわんばかりに命を助ける代わりに改宗やら、財産の没収やら。


利息を取ってたのだって、ユダヤ教への軋轢が原因でしょう?どれほどお金を稼いでも自分の土地にはならないこの法律に思いっきり問題があるのでは?と映画にも関わらず真剣に憤ってしまいました。


私は特に宗教はありませんが、こんなのは単なるいじめと差別の結果。


それでも、ここまで感情移入さしてしまうアル・パチーノに乾杯ワイン

久しぶりのサスペンス

めちゃ久しぶりに映画を見ました。


旅行に行ったり、体調崩したりと見てる暇がなかったにひひ


そこで「殺しのドレス」というのを見ました。この当時としては結構珍しいくらいR-15指定。


とあるビルのエレベーターで女性が殺されるところを見た娼婦が、その犯人に命を狙われる。と簡単に説明するとこんな感じ。


犯人役がマイケル・ケイン。「デンジャラス・ビューティー」のオカマのコーディネーター。サンドラ・ブロックの後ろから、胸のパットを入れてた人ですね。


マイケル・ケインは精神科の医師で、殺されたのは彼の患者。彼は男で精神科の医師にもかかわらず、女性になりたいという願望を持つ。それが破綻をはたんをきたし、自分を誘ってきた女性患者を殺してしまいます。でも、自分にはその意識がない。


複雑ですね。人の心ってガーン


結果的に彼は捕まりますが、精神病院の送致で終わります。そこでまた看護婦を殺すという暴挙に出ますがそれが、現実なのか想像の世界なのかよくわからない・・・。


魅入ってみてしまいました。

爬虫類は好きではありませんが・・・


「アナコンダ2」を見ました。


というか、用事をしながらテレビをつけてたらやってたので、ついつい見てしまったのですが、私はこの手の映画は好きではありません。スクリプトもあまりよくなく、B級映画のパート2ともなるとC級映画になってしまいます。正直、これもその類です。


が、


主役を張ってたこのジョニー・メスナーがかなり好みのお顔立ちをされてたので・・・。そして肩に乗ってるこのおサルが一番演技派だったのでは?と思えます。なかなか可愛かったですよ。ちょっとマルコのアメデオっぽい。


このジョニーさんは体も素晴らしく、なんとなくハーレクインロマンスのヒーローを思わせる人物像でした。


こういった映画は、突っ込みどころ満載で、しかも悪い奴ほど最後のほうでひどい死に方をするという決まりがありますね。もちろんそうでしたが、ついつい映画を見ながら「悪い奴やな~!お前がはよ死ね!」と結構感情移入してみてしまいました。


お暇なかた、よかったら見てください。


興行成績が悪いのは分かる気が・・・。

エレクトラを見ました。


あえて話の内容は書きませんが・・・


ジェニファー・ガーナーは「エイリアス」というドラマに出てたときが一番印象深かったので、それの流れを汲む映画なのかしら?と思いましたが、


はっきり言って内容が結構しょぼい。ガーン


日本人らしき設定の人も出たのですが、日本語をしゃべるシーンを作るならもっと勉強してほしい。あれで日本語を話してる。と思われても・・・。


こけた理由も分かる気がします。ダウン

マイナーだけど。

「仮面の真実」という映画を見ました。


主役の人はよく知らない人でしたが、脇をウィレム・デフォーとフランス人の俳優(名前を忘れた・・・)で固めてました。


時代設定がよく分からないのですが、かなり前。1700年くらいでしょうか?


一人の神父(ニコラス)が村の人妻と姦淫の罪を犯します。そのため村を追われ、追っ手から逃げ惑う旅が始まります。彼の犯した罪は実際はそれだけではなかったのですが。


旅の途中で出会った旅回りの役者たちと知り合います。そして彼らと共に旅を続けます。橋が壊れていたため、違う村へ落ち着きますが、その村ではある裁判が行われてました。少年を殺した罪で裁かれる耳と口の聞けない女性。その村に住む神父によって、領主に告げられ、そして死刑を言い渡されます。


旅の一座は稼ぐために聖書に基づき舞台を演じますが、も一つ民衆の理解を得られません。

彼らは殺された少年のいきさつを演じることにします。手分けして情報を収集しようとしますが、なかなか得られません。そこで、判決を受けて収監されてる女性のもとへ。彼女の身振り手振りでどうにか理解できたものは、彼女が真犯人ではないこと。神父がうそを密告してること。が、演じたのは神父の話したとおりのもの。民衆からはブーイングです。


王の密偵やらいろいろでてきて、結構面白いです。


そして、得られた真実をもとに、彼女の死刑執行のときに演じます。

実は神父に誘拐され、領主に監禁され暴行を受け、死んでしまったこと。


最後に教会で領主と対決を果たします。が、ニコラスは領主に刺されて死んでしまいます。そして領主もまた怒りの民衆に殺されます。


中世のお話のようですが、最後にニコラスが死んでしまうときのシーンで泣いてしまいました。死に抗おうとして必死になってるのに、流れ出る血を止めることができず、マーティン(ウィレム・デフォー)に「抱きしめて」と涙を流しながら倒れてしまう。こときれたとき、マーティンは「紙のご加護を、友よ」と言葉をかけます。もう聞くことはないその声を・・・

ありきたりだけど・・・

「スザンヌの日記」というのを見ました。


発掘シネマです。


内容は突然別れを切り出された出版編集者の女性が、彼氏であるマットから渡された日記を読むところから始まります。


主人公は女性二人ですね。


医師であるスザンヌは、急な心筋梗塞をわずらいそれまで付き合っていた同じ医師の彼氏から「心臓に病気のある女性とは付き合えない。」と別れを切り出され、都会のボストンを後に島へ引っ越します。そこで出会ったマットと付き合い、結婚しますが禁忌である妊娠をしてしまい、葛藤の末出産を果たします。それらをつづった日記を読むうち、出版編集者のケイトはなぜマットが急に別れを切り出したのか、過去にある彼の辛い思い出を読み、忘れられずマットを追いかけます。


お互いを大事にして再びマットと幸せになるという結末でした。


役者さんはどの人のあまり知らない人。唯一マット役の人だけ見覚えがある程度。


話の内容もありきたりでしたが、涙してしまった1本です。カゼ


しかし、気になったのは一番最初の医者の彼氏。医者にも関わらず、子供を生めない状況の女性を、そしてまだ療養中の恋人に「子供を生めない女性とは付き合えない。さようなら」と言い切ったやつ。お前にはとことん不幸になってもらいたい。むっと映画にも関わらず真剣に思ってしまった。

思ったのと違った。


ブラザーズ・グリムを見ました。


ヒース・レジャーって若かったんですね。もっと年いってるかと思いました。


おとぎ話のグリム童話です。


赤頭巾ちゃんやら、ヘンゼルとグレーテルも出てきてましたが、私が知ってるお話とはちょっと違う。


田舎の人々をペテンにかけてたグリム兄弟が、フランスに捕まり本当に魔女の出る村へ行かされます。


そこで本気の魔女退治。でも森が意識を持つとても大変な場所。


美を誇る女王が、常に鏡に向かって問います。「鏡よ鏡、世界で一番美しいのはだれ?」白雪姫の養母ですね。


病気で顔が朽ち果ててしまい、魔法を使って美を取り戻そうと必死です。12人の少女たちを時計に見立て石棺に寝かせます。


が、グリム兄弟によってそれは阻まれ村には平和が戻ります。


魔女役のモニカ・ベルッチはとてもきれい。


でも映画の内容はも一つかな??

女優&俳優


「ハイド・アンド・シーク」を見ました。


デ・ニーロがたんなるお父さん役?と思ってたら・・・


ああ、やっぱり。ただでは終わらない俳優ですね。


ダコタは娘役。それもただの娘じゃない・・・。


本当に笑わない映画。


母親がある日突然自殺したために、心を閉ざすダコタ。デ・ニーロ演じる父親デビッドは心理学者。が、妻も救えず娘も助けられないことを悔やみ、NYから郊外へ引越しをする。

そのうちダコタは”チャーリー”という架空の友達を作り上げる。そのうちに館では不思議でいやな出来事が・・・。


最後にダコタが描いた絵は、自分の中にもう一人の自分がいるという絵。


一緒にいる児童心理学者がそれに気づかないはずがないと思うけど・・・。


番組予告に”感動のサスペンス”とあるけど、これ感動する映画か?


面白いです。でも、感動とは程遠い・・・。


悪女役がぴったり。


久しぶりに「冷たい月を抱く女」を見ました。


いや~、「バースディガール」を見たときにも思いましたけど、お顔立ちがちょっぴり意地悪なので、悪女役が本当にお似合い。


特に最初にいつも弱そうな雰囲気を出しておいて、中盤からエンディングに掛かるときの豹変の仕方が素晴らしい。


体を切り刻まれても、卵巣を二つもなくしてでもお金が欲しい。それを手に入れるには、たくさんの男を利用して、捨て去っても殺してもなんの後悔の念もない。


それにしても、アレック・ボールドウィン・・・私はあなたの胸毛がとても苦手。もう少し手入れをしてもいいのでは・・・?




その後、「奥様は魔女」を見ました。


なんともいえず、可愛らしい・・・と思ったのは最初だけ。


なんか、役は良かったと思います。相手役の人が、私の抱くかっこいい二枚目俳優からはかなりかけ離れる、あまり好きではないお顔。どうしてもラブコメディの男優としてはちょっと・・・。


ケビン・クラインとシャーリー・マクレーンは良かったですね。結局シャーリーは魔女?という中途半端な終わり方をしてましたが。

悪運の強さ。


オリバー・ツイストを見ました。


最初は「なんてどこまでもついてない子供の映画なの?」と思いましたが、


やばい!というときには必ず素敵な誰かが助けてくれる。そんなお話のようでした。


どんなに貧しくても、辛くても常に真面目で礼儀正しくをモットーに生きていく。


顔が可愛くないと成り立たない話でしたが。明るくはないけど、ひたむきで哀しげな瞳で大人を惹きつける。


でもそれが仇となり、いじめられるわ、嫌がらせをされるわ、でかなりひどい目に合いますが、それもその瞳で乗り切る感じ。


最後にはお金持ちのおうちに引き取られ、めでたし、めでたし。で終わりかな~?と思いきや、わざわざ自分から死刑囚のいる独房を訪ねて、盗賊の親方のところへ最後のご挨拶。


これがまた、映画の暗さを引き立てます。


ああ、ディケンズ。重いよ~。