2023年12月24日(日)
招待券をいただいたので、夫と二人、モネ展を観るため上野へやってきました。
その前にまず、国立西洋美術館にて確認することが。
そう、ロダンの「地獄の門」
ありましたよ。
オルセー美術館で見た「地獄の門」の石膏原型↓
もともと、この門は、新しく建設される装飾美術館のために、フランス政府から依頼され、ロダンが制作したもの。
しかし、実際には使用されず、そのままになっていたものを、松方氏が注文して鋳造したものなんだそう。
立派ですねぇ。
中央上には「考える人」がいます。
門扉の外側に秘かに赤ちゃんが。気づかなかった。
ロダン「エヴァ」 イヴのことです。
こちらが「アダム」
エミール=アントワーヌ・ブールデル「弓をひくヘラクレス」
オーギュスト・ロダン「カレーの市民」
オーギュスト・ロダン「考える人(拡大作)」
地獄の門も見れたので、上野の森美術館のモネ展へ向かいます。
100%モネの作品というのが売りの展覧会。
こちらがパンフレット↓
オルセー美術館では、日傘をさす女や、ルーアン大聖堂など、連作が並べて展示してありましたが、今回そういう趣旨らしい。
ウォータールー橋の連作です↓
ラ・マンヌポルトという岩の絵がよかった↓ 2つ並べて展示されているので、余計によかったです。
積みわらシリーズは、↑の「雪の効果」のみで、それ以外の2点の積みわらの絵は(「ジヴェルニーの積みわら」と「積みわら」)連作シリーズではなく、普通に風景として描かれたものだそうです。
展覧会最初は、ジヴェルニーの風景写真のお出迎え。
そして睡蓮の池を歩く仕掛けが。
最初の方は写真撮影NGなので、気に入った絵を抜粋して、お借りした写真を貼っておきます。
「サン=タドレスの小屋」
「ザーン川の岸辺の家々」
いずれも私の好きな色合いの絵。
「花咲く林檎の樹」
「ヴェトゥイユの春」 きれいな色
どちらも「プールヴィルの断崖」 連作です。
「プールヴィルの崖、朝」
「波立つプールヴィルの海」
「ヴァランジュヴィルの漁師小屋」
モネが気に入った漁師小屋。英仏海峡の美しい海岸の風景が浮かんできますね。
左「ラ・マンヌポルト(エトルタ)」、右「エトルタのラ・マンヌポルト」 迫力満点。
「ヴェンティミーリアの眺め」 これも美しい景色。
「ポール=ドモワの洞窟」
いい画像が探せなかったのですが、この絵の海に引き込まれそうになりました。ほんと、モネは光と色彩の魔術師だなぁ。
「ジヴェルニーの積みわら」
「積みわら」
最初にも書きましたが、↑の2つは連作シリーズではなく、風景としての積みわら。
「積みわら、雪の効果」 これは連作もの。
オルセー美術館で見た積みわらシリーズ↓
「積みわら、夏の終わり」
後編へつづく。