皆様こんにちは!
半自粛生活で飲み歩くことが少なくなり(笑)、
家でおとなしく本を読んだり
ビデオを観たりすることが以前より少し増えました。
先日ある人の紹介で、
松本清張原作の映画「砂の器(1974)」を観ました。
ハンセン氏病がテーマの推理映画で、
病気のために村を出ざるを得なかった
父子の描写が素晴らしく、
差別の中での父子の仲睦まじい姿、
親子が離れ離れになる場面は
何度観ても涙が出ます。
エンディングで、
「現代ではこのような差別はない」
とのテロップが入りますが、
今年初頭からの、感染症による新聞報道や
ネット記事をみますと、人間の行動心理は
どんなに時代が変わろうとも宿命の様に
ついて回るのではないかと思ってしまいます。
爬虫類などと違い、高等生物である人間は、
見えない恐怖に怯えるという特技があります。
それが吉と出るか凶となるかは時と場合によりますが、
今回、とても興味深い記事がありましたので、
皆様にお知らせします。

日本講演新聞6月15日号
真実はなぜ伝えられなかったのか?
㈱日本総合研究所主席研究員藻谷浩介
コロナウイルス問題が大きくなり始めた3月22日、栃木で講演をしました。その際に私は、「新型コロナウィルスの強さはどの程度なのか、把握するのに現時点で世界で唯一参考になるのは、横浜港に停泊していたダイヤモンド、プリンセス号のデータだ」と申し上げました。乗客乗員乗客3711名について、症状の出なかった人を含め全員をPCR検査していますから、ウィルスの感染力や発症の強さが客観的にわかるのです。
その結果どうだったか。
感染したのは乗員乗客「2割」の712名で、後の「8割」は感染せずにすみました。感染しても無症状の人もいます。
発症したのは感染者の約半分の378名で、乗員乗客の「1割」でした。死者は13名でした。乗員乗客の「0.4%」、無症状を含む感染者の「1.8%」です。この最後の1.8%が、いわゆる感染者の死亡率と言うことになります。
乗客の多くがご高齢のカップルで、しかも換気不十分で濃厚接触機会の多い船内に1ヵ月近く閉じ込められていて、この数字ですから、実際の世の中では感染率も死亡率もさらに下がるでしょう。そこでこの数字を見た3月下旬に、私は次のように予想しました。 「ダイヤモンドプリンセス号並みの『三密』の状態が1ヵ月続いた場合でも感染率は2割なんだから、日本全体で考えると感染率は最悪でも数%位で済むのではないか。死亡率も1%は超えないだろう」と。仮に最終的な感染率が5%弱で、その中での死亡率が1%なら、死者数は日本人全体で5万人程度となります。
ところで我々日本人は毎年どのように死んでいるかご存知でしょうか。最新の数字(2018年)で言うと、1年間の死亡者数は約137万人。風邪やインフルエンザをこじらせ従来型肺炎でなくなるのは、そのうち高齢者を中心に年間9万人(2018年)。1日あたり「250人」です。誤嚥性肺炎でも4万人がなくなっています。
このように年間9万人が肺炎でなくなる状況があるわけですから、たとえ5万人が新たに新型コロナウィルスによる肺炎で亡くなっても、その多くの人は「従来型肺炎で亡くなるはずだった方」かもしれないのです。ちょっと辛口ですが、私はそのように申し上げました。
「ただ、みんなコロナを恐れて手洗いやうがいにかなり気をつけるので、その『亡くなるはずだった方』も亡くならなくて済むかもしれない。新型と旧型を合わせた肺炎で亡くなる年間の総数は、9万人より少なくなるかもしれませんね」と付け加えました。
この話をしたのと同じ3月下旬には、テレビがコロナウィルスのニュースを連日大きく報道し始めました。私もある番組に呼ばれていたのですが、出演前々日にテレビ局から連絡が来て、「今回は出演を取り消させてください」と言うのです。事情を聞くと、「コロナウィルスに対する番組のトーンは、藻谷さんのお話になる楽観説よりも厳しめにしたい」と言うことでした。
では、その後どうなったか。 8月中旬で1050人まで増加しましたが、年間のインフルエンザ死者数の3分の1ほどで、まだ万人単位には遠く及びません。そもそも日本では、従来型のインフルエンザで亡くなる人が年間3000人以上おられます。昨年9月の大流行では1ヵ月1000人ほどなくなったと言われています。 全く騒ぎにならなかった昨年のインフルエンザの方が、現時点での新型コロナウィルスよりも、人命被害はずっと深刻だったのです。
政府の姿勢も、4月前半位までは、「コロナはそこまで恐れなくていい」と言うトーンでした。しかしテレビやネットでは、国民を煽る、より過激な情報が発信されました。政権も、その後はその路線に同調し国民に行動自粛を求め始めました。

テレビ局は、分刻みで視聴率をモニターしながら、どんな情報が視聴者に見てもらえるか常に分析しています。そして、テレビの主たる顧客である高齢者は、「コロナは大変だ。このままじゃ日本も世界も滅びるぞー!」みたいなトーンを好むのです。ですから番組は、より視聴率が高くなる内容、より刺激的な内容にどんどん偏って行きました。ネットのブログやTwitter等も同じです。
ところで、実際に何が起きていたのかは、テレビやネットの記事を見ずとも、感染者数・死者数・回復者数、それに感染症対応病床の埋まっている率と言う形で、日々数字で公開されていたのです。私がお話ししたダイヤモンドプリンセス号のデータも同じで、誰でもネットで瞬時に検索できます。
そういう一次情報を確認せず、テレビやみんながどう言っているのかだけを確認し、それがあたかも真実だと思い込んでしまうところが、私たちの大きな問題ではないでしょうか。お互いにお互いの信じる思い込みの情報に染まり、認識が事実からどんどん遠ざかってしまうのです。
㈱日本総合研究所の藻谷浩介さんの記事によると、
テレビやネットでは国民を煽る、
より過激な情報が発信され、
政権もそれに引っ張られている
ということが示唆されていました。
そして、
ひとりひとりが信じる思い込みの情報に染まって、
認識が事実からどんどん遠ざかってしまう
と言われていましたね。
確かに、
砂の器のあのころよりは文明ははるかに進んだので、
様々な統計から、事実をより正しくとらえることが
できるようになりました。
ただし、
報道機関も個人も、
様々なバイアスがかかっているので、
偏った情報になってしまいます。
私たちは、バランスを取りながら、
「正しく怖れる」
という姿勢が必要かな~と思っています。
テレビ番組、ブログやツイッターなどは、
より視聴率が高くなる内容、より刺激的な内容に、
これからもどんどん偏っていくでしょう。
先日起きたイソジン報道事件もそうですね。
これについては、
生命力を上げることなしに、
外界の悪いものをやっつければ何でもうまくいく…
と考えてしまっているのがおおきな間違いだと言えます。
イソジンは殺菌剤です。常在菌も殺します。
つまり自分の守りも壊すということです。
ウイルスを消滅するためにと、
漫然と使い続けたらどうなるでしょうか?
ただでさえ、アルコールで殺菌しまくっている世の中です。
アルコールで表皮の常在細菌を根絶やしにして、
イソジンで喉の粘膜を殺菌し続ければ、
さらに生体防御力が弱くなっていきます。
今後、もっとタチの悪いものが出てきたら
どうするのでしょうか?
正しく恐れるのであれば、
エチケットマスクとともに、うがい・手洗いを
普通にやっておけば結構です。
あとは、いつ罹ってもいいように、
自前の防御力を
コツコツと高めることに専念しましょうね。
漢方の宮崎薬局
からだにおせっかい












