節税対策 ☆出張旅費日当 | 税理士<shin-shin>のブログ

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国内出張・海外出張の多い顧問先からの出張手当(日当)についての相談です。


出張した場合、実費精算する会社と日当を支給し、実費精算しない会社があります。


実費精算する場合、例えば1泊2日出張で、新幹線代26,000 円、宿泊代10,000 円であったら、会社に出張旅費として36,000円で精算します。現地の飲食代、手土産代などどこまでの経費を精算対象にするかは会社の決まりにしたがいます。


このように細かい経費まで実費精算すると、精算業務が煩雑になってしまいます。

そこで、出張手当(日当)制にし、実費精算しないことも可能です。出張旅費規程の相場は、社長であれば、往復はのぞみのグリーン車相当、宿泊代は1~ 2 万円、出張日当が 1 日当たり1万円ぐらいでしょう。


さきほどの例の1泊2日出張の場合、新幹線代40,000円、宿泊費2万円、出張日当1万円×2日=2万円の合計

80,000円となります。


実費精算の場合だと36,000円だったものが、出張手当(日当)だと80,000円も経費が計上でき、なおかつ、80,000円の支払いを受けた社長も、実費との差額44,000円は所得税が非課税でまったく税金がかかりません。


他の顧問先の経営者で出張手当(日当)を「打ち出の小槌」と表現した方がいらっしゃいますが、そのとおりですね。


ただし、税務署としても世間相場から乖離している出張手当(日当)は否認してきます。


では世間相場というと・・・これが公表されていないので難しいのですが、あるセミナーでは、「国内出張の日当で 1 日 2 万円、海外出張の日当で1日4万円、宿泊代は 1泊 2~3 万円くらいまでなら大丈夫じゃないか」とかなり高額な相場を言っている方がいました。


なお、公務員の出張規程がひとつ参考になるかと思います。

http://www.houko.com/00/01/S25/114.HTM


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