無庵日録 (1193) プロと呼ばれる人 | 無庵日録

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 会津八一先生の「学規」を規範としたい。▲ふかくこの生を愛すべし▲かへりみて己を知るべし▲学芸を以って性を養うべし▲日々新面目あるべし

2024/05/28

 朝日朝刊の連載小説「G線上のアリア」に、プロの観方についてこんな場面があった。「理屈じゃ説明できないものを持ってる人が、その道のプロって呼ばれるんじゃないの?」

 

 人は誰しも遺伝子の働きによる無意識の個性がある。ただ多くの人は生存や生活に必要な遺伝子だけONされて、優性や良性の個性はおそらく50〜80%OFFされている場合が少なくない。

 

 理屈では説明できないもの、それは本人も気付いていないプロとしての個性がONされている状態であろう。それは真剣な意識の持ち方にあるに違いない。