伝わらない想いに何度も泣きました
   
   
言葉に“含み”を込める女性と
言葉をそのまま受け取る男性
私たちは典型的な、それでした 
  
言いたいことは山ほどあって
でも、素直にそうとは言えなくて
  
裏に真意を隠しての言葉は伝わるはずもなく
なぜ分かってもらえないのかを尋ねると
「俺は、男は単純だから」
の一言が返ってきて
  
単純だからの一言で終わらせることに腹がたって
また口論となるのでした
  
含みなんてしなければいいのに
言葉のままで伝えればいいのに
それを分かってはいても
分かって欲しくて同じ事を繰り返し
  
単純なあの人もまた
真意を読むことをせず同じ事を繰り返し
そうして想いは通りすぎでいくのでした
  
どうして素直に伝えれないのか
どうして女心が分からないのか
  
そんな馬鹿みたいなことに悩んで
口論することにも疲れ
いつしか言葉にすることを避けるようになりました
  
それでも「好き」だという気持ちは
出来る限り伝えようと
自分なりに、あの人なりに頑張ってきたけれど
  
一度外れだした歯車は戻ることを知らずに
気づけばここまできてしまい
  
すれ違った気持ちは
そのまま別れを選ぶこととなりました
  
男が女心を分からないように
女も男心に振り回されて
  
疲れきった心はもう正常な判断をも狂わせ
一つの恋に終わりを告げました
  
けれども置き忘れてきた「好き」という気持ちは
今もまだ生きていて
取り残された現実に
ただただ涙するしかなく
  
すれ違った気持ちが再び出会うことを願って
今もそこに残り続けているのです
  
同じ過ちはしないようにと反省し
再び訪れる幸せな日を願いながら
孤独な日々に耐える勇気を胸に
今日もまた、頑張ろうと誓うのです
  
    
いつか再び
心交えるその日まで笑顔で…
   
  
  
  

  
 

時計の針が深夜0時を指す頃
あなたは何を思っているでしょうか
  
一緒に過ごそうと約束した今日
花火大会があるから行こうと約束して
仕事は休みをとろうかなんて話してて
遠慮する私に、あの人は笑っていた…
  
別に特別なことなんて必要なくて
ただ、そばにいてくれるだけで
その約束だけで嬉しかったのに
  
約束は果たされないまま終わってしまい
普通にすぎていく今日が悲しくて
   
あの人が少しでも思い出してくれないかと考えて
連絡を入れたい衝動にかられるけれど
  
重たい女にはなりたくないからと
ぐっと堪える自分を褒めて乗り切ろうとする
  
けれど、すでに限界にある気持ちが
今にも張り裂けそうで
  
左薬指に光る外せない指輪をみては
寂しさに襲われてしまう…
  
こんな日がくるなんて知っていれば約束なんてしなかったのに
なぜ、できない約束をしたのか
少しばかりあの人を恨むけれど
 
その時は確かに一緒にいようと考えていたんだろうと思うと
彼なりの優しさだったのかと思い直す
  
手帳に記された「花火大会」の文字が
なぜか霞んでよく見えないけれど
来年もう一度、同じ約束が入ることを願って
そのまま消さずに置いておくことにした
  
一年に一回の今日この日
大切なあの人と一緒にはいられなかったけれど
少しでも今日という日から私を思い出して欲しい
  
約束は違ったけれど
また、いつの日にか戻ることができたなら
今日のことを笑って話せるようになりたい
  
この想いは重たいものだから
ちゃんと自分の中で落ち着かせよう  
ローソクの火とともに消し去ろう
  
でも、今はまだどんなに頑張っても
あの人への想いは消えないから
もう少しだけ頑張ろうと思う
  
いつか笑えるその日まで…
  
何度も何度も繰り返し見る夢

笑顔の時もあれば、怒っている時や泣いている時
あの人の隣で様々な表情の私

私を見るあの人の目は優しくて
どんな時でも
隣にいれることが喜びであり幸せでした

あの頃の情景が、思い出がそのまま夢となって
何度も何度も繰り返し
私の眠りを妨げる

辛いだけなのに
思い出したくないのに

幸せだったあの頃は
今はもう辛さをかきたてるものでしかなく

夢から覚めた現実を思うと頬を伝う涙を思うと
眠ることさえ怖くなり
そうして眠れない日々が続くのです

もう一度、あの人の隣で眠れたなら
あの人の体温に包まれて眠れたなら
ぬくもりを思い出す度に
現実の冷たさを感じ

今宵もまた
寒さに震えながら
そっと目を閉じ
あの人を思い出しながら
孤独な夜に耐えるのです