時計の針が深夜0時を指す頃
あなたは何を思っているでしょうか
  
一緒に過ごそうと約束した今日
花火大会があるから行こうと約束して
仕事は休みをとろうかなんて話してて
遠慮する私に、あの人は笑っていた…
  
別に特別なことなんて必要なくて
ただ、そばにいてくれるだけで
その約束だけで嬉しかったのに
  
約束は果たされないまま終わってしまい
普通にすぎていく今日が悲しくて
   
あの人が少しでも思い出してくれないかと考えて
連絡を入れたい衝動にかられるけれど
  
重たい女にはなりたくないからと
ぐっと堪える自分を褒めて乗り切ろうとする
  
けれど、すでに限界にある気持ちが
今にも張り裂けそうで
  
左薬指に光る外せない指輪をみては
寂しさに襲われてしまう…
  
こんな日がくるなんて知っていれば約束なんてしなかったのに
なぜ、できない約束をしたのか
少しばかりあの人を恨むけれど
 
その時は確かに一緒にいようと考えていたんだろうと思うと
彼なりの優しさだったのかと思い直す
  
手帳に記された「花火大会」の文字が
なぜか霞んでよく見えないけれど
来年もう一度、同じ約束が入ることを願って
そのまま消さずに置いておくことにした
  
一年に一回の今日この日
大切なあの人と一緒にはいられなかったけれど
少しでも今日という日から私を思い出して欲しい
  
約束は違ったけれど
また、いつの日にか戻ることができたなら
今日のことを笑って話せるようになりたい
  
この想いは重たいものだから
ちゃんと自分の中で落ち着かせよう  
ローソクの火とともに消し去ろう
  
でも、今はまだどんなに頑張っても
あの人への想いは消えないから
もう少しだけ頑張ろうと思う
  
いつか笑えるその日まで…