夜空に栄える花火や、蝉の鳴き声に咲き誇る花々
そういったものが人々を魅了してやまないのは
一瞬で終わる、その儚さが輝いてみえるからで
   
  
恋も同じように、激しく燃える瞬間はとても輝いていて
人は、その輝きに魅了される
恋を知った人の輝きは、とても魅力的なもので
  
 

それはまるで、燃える花火のように
命をかけて鳴く蝉のように
凛とした姿で咲く花のように
その姿は美しく、そして儚げで
   
 

  
けれど、形あるものに終わりがあるように
ないものにも終わりはあって
  

その儚さが続くことなど滅多になく
いつしか終わりは告げられる
  
 
 

花火が闇に消えるように
蝉が土にかえるように
花が枯れてしまうように
  
その儚さは心に軌跡を残し
そっと消えていく
  
 

残された軌跡は消えることなく
心の奥にしまわれ、いつしか思い出となるのだけれど
しまいきれないものが
いつまでも、いつまでも心に残ったままで
   
 

儚い想いも思い出も忘れてしまえれば楽だけれど
生きていた証は確かにあったのだから、忘れられるはずもなく
思い出が枷にならないように、ゆっくりと進んでいく
  
   

  
  
儚いものの、何と美しく何と切ないことか

 
 
 

何億といる人の中で
奇跡的に出会った2人は恋に落ち
咲き誇った花はやがて、その花弁を散らせた


繰り返される出会いと別れの一つだけれど、それだけで割り切れない自分がいて 
 
だからと言って重く引きずる事なんて望んでいなかったけれど
そんな気持ちとは裏腹に、いつまでたっても想いは消えなくて


あぁ、やっぱり今までの恋とは違ったんだと再認識した



心は悲鳴をあげているのに、どんなに辛くても強がってしまう自分がいて
 
 
それは、あの人の前でもそうだったけれど、それが嘘だという事だけは伝わっていた


泣いてなんていられない
どんなに辛くても前に進まなければいけない
 
 
 
 
自分に酔って立ち止まって、そんな悲劇のヒロインにはなりたくない



けれど、簡単に切り替えられるならとうに出来ているわけで



外で笑って心で泣いて
少しずつだけど進めている毎日
 
 
まだまだ涙が出るけれど、時々、とても落ち込むけれど、それでも笑って進むことが大事



出会えた奇跡を否定しない過ごした日々を忘れない



新しい出会いや未来はあるけれど、この恋はきっと忘れない





今はまだ思い出して泣いて考えて…
苦しいけれど、いつか本当に笑えるように




だから、もう少しだけ…


  
あの人は言いました
私との結婚を考えていると

あの人は言いました
もう好きだと言ってあげられないと


ほんの二週間の間に全く逆の発言
結婚への考えの違いが大きな引き金となりました


とても結婚願望が強いあの人
友人がほぼ結婚していること、自身も適齢期であること、家庭・子供が大好きなこと
家庭をもつことに夢をもっていて
 

逆に、現実的に無理な状況にある私には、結婚なんてまだ先の話でした



恋に恋する少女のように
結婚に恋しているあの人
その目には現実なんて写っていなくて
 

結婚したいから、今付き合っている私となのか
私だから結婚したいのか
 
 
付き合っていた人みんなと結婚を考えてきたとの発言は、不安を増長させるものでしかありませんでした


それでも、ずっと言われてきたことだから
今どうこうできなくとも、私なりに考えてきたけれど

少なくとも1、2年はかかると言った言葉が
冷めかけていた気持ちを一気に冷まして消し去りました


その程度の気持ちだったのかと情けなく
考えていた自分が馬鹿みたいで…
 
 
 
それでも、結婚したいと話していた時のあの人は本気でした







あの人は言いました
とても大好きだと
 

あの人は言いました
嫌いじゃないけど好きじゃないと


人の気持ちの移り変りの、何と簡単なことか
言葉一つひとつに責任を持たなければいけない年齢な分
言葉の重みも増してきて

私もあの人も
もっと学ばなければならない事があると痛感しました



結婚て、何なんでしょうか…