欲しかったものは「物」ではなくて…






お金で買える物なんて本当にどうでもよかった

欲しかったものは、そんなものではなかったから

 

 


少しずつ消えていく私への関心

少しでも興味を引きたくて、でも引き方が分からなくて…





与えても、求めても一時のものでしかなく

一緒にいる時間だけ感じる暖かさと


離れてしまえば振り出しに戻る淋しさ





付き合っているのに独りでいるかのような感覚に

何度も何度も、あの人を想って泣いた夜

 



欲しかったものは、あの人自身と私への関心


  



けれど、それを伝えることはできなくて

甘え方も伝え方も知らずに耐えた日々





淋しさを癒すために暖を取る布団は


涙で濡れて冷たくなって、暖かさなんてないけれど


それでも泣き疲れて眠りに堕ちた







初めて感じる、付き合っているのに淋しい感情

どうにもできない気持ち



漂う悲壮感は負を集めるばかりで…







けれど、夜はどんなに泣こうとも、昼は笑顔で進んでいく

 





どんなに真っ暗な闇でも、明日はやってくるから





  





携帯を開いても着信はなく
メールもない日々



最後のデートとなったあの日の夜
送ったメールの最後の文
 
「また遊びに行こうね」

それに対する返事はなくて

流された誘いに何も言えなかったけれど

その時はまだ次があると信じていた



数日後に送った

「次、いつ会える?」

に貰えた返事は絵文字も何もない

「分からん」

この一言


会う約束を聞くのはあの人からで、週末デートが暗黙の了解だったのに
いつの間にか、こんな事になっていて


ああ、もう駄目だと
終わりは近いと感じながらも、締め付けられる気持ちに耐えながら送った一言

「そっか」

精一杯の強がり…
 
 
 
 
それから全く連絡は無くなって
不安にかられて苦しくて

耐えれなくなって入れた連絡が全てを終わらせる事になるなんて
その時はまだ知らず



離れていく気持ちに気付いていても、繋ぎとめるすべを知らなくて


初めての感情に戸惑いながら不安を押し殺して眠った夜…




破滅までのカウントダウン  
  
  
  
  

電話での別れ話から昨日で1ヶ月、長いようで短いようで
 

一生分の涙を流したんじゃないかと思う程に泣いて泣いて泣いて…

胃も悪くして食事も喉を通らなくなって
やらなければいけない全てを拒否して
全身で泣いて鬱いでいました


あの時、電話さえしなければ…もう少し我慢していれば少なくとも今とは違った状況にあったかもしれないのに

中途半端な2人の状況に耐えれなくなって電話した自分を悔やんで泣きました
 

遅かれ早かれ、同じ結果になっていただろうけれど

それでも気持ちは変わっていたかもしれず

 

独りで過ごした誕生日、あの人もまた独りで一緒に見るはずだった花火を見に行っていて

そんな話を聞いた時、未練がましくも少し期待したけれど
 
「嫌いじゃないけど好きじゃない」
 
この言葉を思い出し、少しでも都合よく解釈しようとした自分を叱咤しました



あっと言う間だった1ヶ月、時の流れについていけない心は未だ泣いていて
 

時計の針を戻したら、あの日に…歯車が外れる前に戻れたらいいのに
そんな非現実的な考えに支配される程に傷は深くて
 

あと1週間で、会って正式に別れることとなった日がくるけれど


その日を思い出して、また泣いてしまうんだと思います

  
いい加減、この状況をどうにかしないといけないけれど

終われない想いに支配された心が、あって

   


この真っ暗な闇が、せめて霧になるように
いつか、その霧が晴れるように、そう願うけれど
 
 
堪えきれない涙は今夜も私の頬を伝い流れ落ちていくのでした