すっかり間が空いてしましたが、続きを行きたいと思います。

 

ミュージカル&映画音楽 ドリーム・キャラバン2023 with シンフォニック・ジャズ・オーケストラ

これが今回のコンサートの題名。

昨年11月から全国6都市にて開催とのことで、岡山が千穐楽でした。

 

 

まずは、セットリストに添って簡単なレポと私の思うところを書いていきたいと思います。

 

1 オーケストラ   Another Day of Sun  映画(ラ・ラ・ランド】 より
関西フィルハーモニー管弦楽団とアロージャズオーケストラの演奏です。

指揮の河合尚一さんは「オペラ座の怪人」の日本初演の時の指揮者だそうです。

管弦楽とビッグバンドとのコラボが素晴らしい。

 

2 渡辺大輔     This Is the Moment (時が来た)  ミュージカル (ジさよなら中日キル&ハイド) より
歌のトップバッターは大ちゃんでした。

大ちゃんがこの歌を歌うのを初めて聞いたのは、2017年12月19日「さよiなら中日劇場 岡幸二郎inミュージカルコンサート」でした。

あの頃は、聴いている私たちもドキドキするという(笑)

そしてドキドキしながらも感動してねニコニコ

その時の様子はこちらの記事に。

今回は、ゆったりと聞き入りました。

 

3 日野真一郎   So Close (そばにいて)  映画「魔法にかけられて)より
日野さんは、クラッシックを中心に独自の世界を作り上げるヴォーカルグループ『LE VELVETS』のメンバーです。

『ベートヴェン』で花総さんの旦那さん役の佐藤隆紀さんもこのグループのメンバーでしたね。

テノールの素敵なお声です。


4 野口五郎  Unchained Melody ~ Smoke Gets in Your Eyes ミュージカル (ロバータ) より

野口五郎さんは、私の青春時代のアイドルです。新御三家といわれてね。

3人の中で私はこのゴローちゃんのファンで、高校生の頃隣の市の文化センターでコンサートがあって、2~3回友達と行きました。

この曲は、そのころから歌われていましたね。

お互い、すっかりおじさん、おばさんいやおじいさんおばあさんかな(笑)になったけどこうしてまた生で歌が聞けることに感動でした。

5 中川晃教   Cinema Italiano  映画(NINE) より
アッキーさんは、初めての生で見ました。もちろん生歌もはじめて。

軽快な歌がぴったり。


6 森口博子   君をのせて    映画《天空の城ラピュタ) より
森口博子さんは、MCも兼ねていらっしゃて、ここで、このコンサートの背景について説明をしてくださいました。

はつらつとした伸びのある歌声がラピュタの世界をに私たちを連れて行ってくれます。

 

7 渡辺大輔      New York, New York   映画(ニューヨーク・ニューヨーク) より
大ちゃん、すっかりミュージカルの楽曲が身に着いたって感じがしました。

素敵でした。


8 日野真一郎   Nella Fantasia   映画(ミッション)より
この曲では、日野さんのファルセットが素晴らしかった~ラブ


9 野口五郎     The Cafe Song    ミュージカル (レ・ミゼラブル)より
初代マリウスの歌声が聞けてうれしかったです。


10 中川晃教    Can't Take My Eyes Off You    ミュージカル (ジャージー・ボーイズ】 より
ジャージーボーイズの世界へ。

 

ここで休憩だったかな。

よく覚えていない。


11 寺井尚子   Gonna Fly Now (ロッキーのテーマ)   映画(ロッキー) より
12 寺井尚子   Si L'On Revient Moins Riches (愛の旅立ち) by Michel Sardou (シャンソン)  
13 寺井尚子   Spain by Chick Corea (ジャズ)

寺井さんはジャズヴァイオリニスト。今回のコンサートではすべて参加されています。

ダイナミックな演奏で素晴らしかったです。

ヴァイオリンを顎に挟んだまま両手をヴァイオリンから話してリズムをとってて、もうかっこいい~~ラブ

真っ赤な衣装がすごくお似合いだったんですが、赤を着たのは初めてとのこと。

これまでのステージも黒だったとか。

今回、プロジューサーの佐藤美枝子さんからのリクエストだったそうです。


14 森口博子   I Dreamed a Dream (夢やぶれて)   ミュージカル (レ・ミゼラブル) より
 初挑戦の曲だそうです。心に響きました。

歌手の方って、いつも3分の楽曲のドラマを伝えているので、この1曲だけでも伝わってくるものがありました。


15 渡辺大輔   Ich gehör nur mir (私だけに)   ミュージカル (エリザベート )より
これは、エリザベートの歌ですが、大ちゃんが柔らかい声で少し力強く歌ってくれました。

でも、トートの歌も聴いてみたかったとちょっと思いました。


16 日野真一郎   Can You Feel the Love Tonight (愛を感じて)   映画(ライオン・キング) より  
テノール歌手なのですが、歌声がすごく柔らかい感じがしました。


トーク 渡辺大輔・日野真一郎
ここでトークタイム。

お互いに「初めましてです。」と言い合って、日野さんは大ちゃんのことは知っていたみたいなことをおっしゃってました。

大:お仲間とはつい最近まで共演していました。

日:最近ダイエットした人ですね。

大:えっ、そうなんですか?

みたいな会話から同い年でアッキーもそうで82年組でという話を聞いて「え~!!」と驚く博子さん。「私、中学生でした。」と(笑)

昨年やり残したことを聞かれて、日野さんは、仕事のことを話されていたと思います。(よく覚えてない驚き

大ちゃんは、考えた末に「思い出しました。」と言ってカーテンの裾上げができてないと。

お二人から暖かいからいいのではないかなどと言われていました。


17 渡辺大輔  Stars ミュージカル (レ・ミゼラブル) より
来ました!Stars!

迫力もあったけど、これをジャベールの役として聴けるときが来るのでしょうか…。

来ればいいなぁ。


18 日野真一郎 What I Did for Love  ミュージカル (コーラスライン)より
クラッシックの方の発声ってなんか違う気がしますね。


19. 中川晃教 You Can't Win  ミュージカル (MJ the Musical) より
これもリズム感のある曲だったと思います。

アッキー全開。


20 野口五郎 Bring Him Home (彼を帰して) ミュージカル (レ・ミゼラブル) より 
心にグッときました。

ゴローちゃんの声量はすごくて、マイクなんていらない。

この1曲を一つのドラマとして表現してる感じで、感動しました。
 

トーク 中川晃教・野口五郎

よく覚えてないんだけど…。

「昨年やり残したことは?」という質問に「僕は毎年やり残しがないようにしてるのでないんです。」とアッキーが答えて、ゴローちゃんから「嫌な奴ですねぇ~。」と言われてました(笑)

ゴローちゃんは、演奏も歌もすべて自分でやったCDを作った話をしていましたね。

印象的だったのは、「古希(70歳)が近づいてきたけど、こうして力のある若い人たちと一緒に仕事をさせてもらっていい刺激をもらってます。これからも頑張っていこうという気持ちになる」みたいなことをおっしゃっていて、同じ世代としては非常に元気をいただきました。

 

21 中川晃教 Ich bin Musik (僕こそ音楽)  ミュージカル(モーツァルト!) より
日本公演の初代モーツアルトの生歌!

満足ですニコニコニコニコ


22 野口五郎 私鉄沿線  オリジナル

ミュージカル&映画音楽なのになんでこの歌?って思われた方もいらっしゃたかもしれないですが、私にとっては、今、これを生で聴けることに感動。

この曲に込められたゴローちゃんの思いや当時を思い出しました。

そして、自分のこれまでのことも。


23 全 Do You Hear the People Sing? (民衆の歌)  ミュージカル (レ・ミゼラブル) より 

ワンコーラスめは男性4人で。
並びが上手から大ちゃん、アッキー、野口五郎さん、日野さん。
初めは五郎さんと日野さん。次がアッキーと大ちゃん。そのつぎは、五郎さんと大ちゃん。そして4人で歌う。
ツーコーラスめは森口さん、寺井さんのバイオリンも入って盛り上がりました。

 

素敵なコンサートでした。

聴きごたえもあったし、感動もしました。

この岡山公演が大千穐楽ということで、スタッフの皆さんお疲れさまでした。

こうして地方で開催していただけるのがうれしいです。

 

ちょっとした仕事とちょっとした介護となんだかわからないもろもろの用事に追われる毎日で、いつの間にかフットワークも重くなってしまっています。

でもよいしょは必要だよねと感じた1日でした。

 

 

 

1月29日、大ちゃんが出演のドリーム・キャラバン2023に行ってきました。

唯一大ちゃんが出演するのが岡山公演なんて、超ラッキー!

なかなかこんな近場で生大ちゃんに会えることはない。

愛媛在住の私ですが、私が住んでいるところは瀬戸内海を挟んだお向かいの県でも広島より岡山の方がアクセスが良いのです。

断然近い。

 

そして今回は、コンサートルンルンルンルン

そして、もう一つ。

野口五郎さんとの共演。

野口五郎さんといえば、私の青春時代を彩った方ですよ。

追っかけとかはしてませんけど。

そんなこんなで、2週続きの外出ですが、これを逃すわけにはいきません。

 

コンサートは18時からで時間があるので、経費節約のため行きは特急電車ではなく普通電車で行きました。

自宅最寄り駅のホームへ出ると一眼レフのようなカメラを持った方が。

何?と思っていると厳かな列車が入ってきました。

豪華観光列車 ザ・ロイヤルエクスプレス。

初めて四国で運行らしく、今日が運航日だったらしい。

 

さて、厳かな列車の後からきた2両編成の電車に乗って出発です。

坂出で瀬戸大橋線に乗り換えてもいいのですが、今日は高松まで行ってみました。

高松に着くと先ほどのロイヤルエクスプレスが停車していて、たくさんの人が写真を撮っていました。

そして、その前にこんな車両も

たまに在来線に乗るといろんなことがあって面白いです。

 

高松で瀬戸大橋線マリンライナーに乗って岡山に向かいます。

たいていは、岡山駅は新幹線の乗換駅なので下車することは早々ない。

だから、岡山駅前もはじめてに近いです。

桃太郎さんがいらっしゃったニコニコ

 

会場(岡山シンフォニーホール)は路面電車やバスに乗ってもいいのですが、徒歩15分くらいとのことで歩いていきました。

 

相変わらず日記が進まない私です汗うさぎ

仕事はかなり減ったのに、どうして自分の時間がうまく使えないのか…。

 

まあ、いろいろありますが、今日は『ベートヴェン』の感想を書いていきたいと思います。

 

まずは、内容を。。。

父親から虐待を受けて育ったベートーヴェンは人を愛したり信じたりすることができないでいました。

彼が作った音楽は喝采を浴びて評価される一方、本人には冷たい視線と冷笑がつきまとう。

唯一味方だと思っていた弟は、ベートーヴェンの反対を押し切って評判の悪い女性と結婚して離れていく。

そんな中、銀行家フランツの妻であるアントニー(通称トニー)に出会い愛し合う。

ベートーヴェンはトニーと出会ったことで人を愛することを知り、楽しい日々もあるが、二人が結ばれることはない。

トニーも夫との間には愛はなく、ベートーヴェンとのことを知った夫から子供や実家の家屋敷を取り上げられてしまう。

難聴で耳が聞こえなくなり、絶望の中、弟に連絡をするベートーヴェン。

そんなベートーヴェンを弟は励ましていくが、やがてベートーヴェンに死が訪れる。

葬儀に訪れたトニーは、棺のベートーヴェンに「想いは変らない。あなたに会える日を待ち望んでいた」と告げる。

 

舞台は、葬儀の場面から始まります。

そこから時代が遡って、物語が始まります。

 

全編、歌、歌、歌でした。(ミュージカルだから当然だけど(笑))

主役の井上芳雄さんのパワーが素晴らしいキラキラ

出ずっぱりで、歌いっぱなし。

ベートーヴェンの曲に歌詞がつけられているので、非常に歌いにくいとご本人も花総さんもおしゃっていましたね。

とにかく、この役はこの人だからできたのかもしれないと思ってしまいました。

ベートーヴェンの厳格さや一途さ、人との関わりの不器用さを感じました。

だから結局孤独な人生だったのではないかと思いました。

 

トニーもまた不幸な方です。

お金至上主義の夫からは愛されず、子供も取られ、父親との思い出の詰まった家屋敷も夫の野望で売り払われる。

唯一ベートーヴェンと愛し合えたことが幸せだったのかもしれません。

トニー役の花総まりさんは、本当に可憐で、心優しいけれど正しいことを主張できる強さもある人だと思いました。

 

ベートーヴェンの弟カスパールは、小野田龍之介さん。

めちゃくちゃいいお声。

芳雄さんも「ずっと聞いていたいいい声だ」とアドリブで言ってました。

兄想いの愛にあふれた優しい弟でした。

最後までベートーヴェンを支えてくれた人ですね。

 

カスパールの妻は実咲凛音さん。

あまり出番がなくて、悪い女とベートーヴェンは言ってたけど、そのあたりは描かれてなくてベートーヴェンがどうして反対するのかよくわかりませんでした。

 

トニーの夫の妹ベティーナは木下晴香さん。

義姉のトニーが大好きで、かわいい妹。

ベートーヴェンとの仲も応援してたんだけど、結局兄に負けてしまいます。

相変わらず済んだ歌声が素敵でした。

 

トニーの夫フランツは坂元健児さん。

お金に執着していて、人に対してめちゃくちゃ冷たい人。

お金のためなら人を犠牲にしても平気という感じでした。

本当にワルな感じがよく出ていました。

坂健さんの歌声は、クラッシックという感じではなくてポップな感じで素敵です。

ワルさ全開なんだけど、歌声は素敵ラブ

 

芸術家を支援している貴族フェルディナント公は、吉野圭吾さん。

一応ベートーヴェンを支援している人です。

圭吾さんは貴族役が本当にお似合いです。

 

フェルディナント公の弁護士パブティスト・フィッツオークが大ちゃんです。

ベートーヴェンを馬鹿にしていて何とか引きずり落としたいと思っているいや~なヤツです。

もう、顔つきがメチャクチャワル!

みんながベートーヴェンを賛辞してても一人馬鹿にしたような嫌な顔をしてる。

フランツとトニーの実家を売る話をしているときの大ちゃんと坂健さんがほんとに悪そうな感じで

「お前もワルよのう~ニヒヒ」って感じでした。

歌は、よく通る声で良かったと思いますが、この歌うまさんたちの中では目立たない。

 

でも私的には、坂健さんや圭吾さん、そしてあの井上芳雄さんと対等に絡んでいる大ちゃんに感動です。

約10年位前『客家』で坂健さんや圭吾さんと初めて共演したときは、大ちゃんはペーペーのアンサンブルでした。

10年を経て確実に上に昇って来たということですよね。

まあ、突っ込みどころはまだまだあるかもしれないけど、今の大ちゃんの姿はファンとしてはうれしいです。

 

カテコは数回あったでしょうか。

毎回キャスト全員が出てきてくれました。

ご挨拶は、芳雄さんと花総さんだけでした。

芳雄さんは、「面白いことを言いたいんだけど、余裕がなくて出てこない。」と言ってました。

花総さんと二人でお互いが相手で良かったと褒め合い、ねぎらい合ってイチャイチャしていたら、坂健さんが「後でしろ!」と文句を言ってました爆  笑

 

久々の観劇でしたが、良い時間を過ごすことができました。

何やかやといろいろなことがありますが、こんな時間が持てることに感謝です。