こっちに戻ってきてから
葬儀に出ることが多くなりました。
親戚はもとより
町内会で行くお葬式がやたらと多い。
知っている方もいるけど
今まで会ったことも、話したこともないことも
ない人がほとんど。
だいたい、早朝に隣組長さんから電話があって
それから、バタバタと喪服の準備とかお香典の準備をして
お迎えのバスに町内会の人と乗って出かける。
初めのうち、生まれ育った場所とはいえ
町内会の人の中、一人で行くのが
辛くて辛くて仕方なかった。
ただ、ここの人は、本当に
意地悪な人がいなくて
みんな優しい。
それを踏まえたうえでも、辛かったのに
この頃は、少し慣れてきた。
バスの中で雑談が出来るようになったのだ。
これは、本当に進歩。
結局8年かかったけどね。
で、今回亡くなった人は、まだ63歳の女性。
肺がんだったらしい。
2時間前まで普通に家族と話してて
急変して、そのまま旅立ったらしい。
がんという病気で亡くなられた方を見るたびに
複雑な気持ちになります。
何度も命の危険さらされていながら
とりあえず、まだ見送る立場でいられる私。
私はお金がないから
多分直葬なのだけど、
なんか、自分の遺影とか
考えただけで、吹き出してしまう。
たいして欲はないけど
桜の季節に旅立つのは理想。
空を飛ぶときに、桜を見降ろしたいなとか
ぼんやり考えていました。
そうそう、桜の季節に旅立つ人は
沢山愛されたかたなのだそうです。
今回亡くなられた方は、きっと素敵なお母さんだったのでしょう。
残されたご主人の気持ちを思うと
たまりません。
気持ちが落ち着くまで
時間がかかるでしょうが
仲良しだった二人のことだから
ずっと、繋がっていられたりするのかも
しれませんね。