では、そんな9月に読んだ本です!
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興味津々で手に取った本。
どういう感じ?
40代の子なし夫婦。
夫が急死し、同情から監視に変わる目。
追い詰められた主人公が
1枚の書類で救われる。
というお話だと
表紙を開けたら貼ってあった帯に
書いてありました。
「姻族関係終了届」という
知れ渡っていない書類があるんですね〜。
半分ちょっとが追い詰められていく内容で
不倫疑惑もあって
嫌いなタイプのお話が続いたので
初めの方は楽しくない。
やめようかと思ったことも・・・
でも、夫の親に「姻族関係終了届」を
出したことを言う時が
1番楽しみだったので
まだかな〜まだかな〜と読み進めました。
するとまぁ、あっさり
伝えて終わってしまって
え?と拍子抜け。
追い詰められていく様を
本の半分ちょっとも読んでいたので
もっと、派手なことになるのかと
思ってたもので・・・
これは、完璧に縁を切りました!と
お互い嫌いになる勢いだと思ってたのに
最後はうま〜くまとまってました。
ちょっと、考え方を変えたら
見る目を変えたら
そんなに悪い人ではないことがわかる主人公が
いい人なんだな〜と思いました。
そして
人って、気をつけないと
文句を言わず
はいはいって聞いてくれる人がいると
頼りきってしまうんだとも思いました。
頼まれる側は
嫌なことは嫌だと言う。
頼む側は
ほんとに自分でできないのか考える。
特に、私は
すぐに頼んでしまうタイプ。
気をつけなければ!
亡くなった姑の家(団地の4階)に
着いたところから始まる
姑の遺品整理をするお話。
やっぱり大変なんだな〜って
思いました。
でもね、姑がお節介な人だったので
感謝されていて
人との繋がりがたくさんあったから
団地の人が色々と助けてくれて
2ヶ月で片付け終わっていました。
主人公はすでに自分の家の中は
断捨離済みでした。
だから、こんなに残して!と
文句ばっかり言ってましたが
片付けることで
姑がどんな人だったのかが
よく分かり
良い姑だったんだと
お別れができたことが良かったです。
今は、業者に頼むことが多いらしいけど
後で悔いることも出てくるから
ちゃんと、自分の手でやる方が
いいんだなって思いました。
息子である夫は
初めは懐かしいと中々手放せなかったけれど
片付けていくうちに
少しづつできるようになったのも
良かった。
姑の家の片付けが終わってから
夫が子供のことを考えて
物との付き合い方を
考えるようになったことも
良かった。
遺品整理は迷惑だと言いながらも
やってよかったと終わったので
読み終わった時は
なんだかほっこりしました!
28歳の一人娘が結婚しない。
結婚どころか
彼氏がいる気配も何年もない。
毎日仕事で疲れて帰ってきて
休みの日は昼まで寝て家にいる。
娘の行く末が心配になり
親婚活に参加して
娘の結婚相手を探すお話です。
初めは全然乗り気でない娘も
自分の未来を想像してやる気になりました。
婚活は
結婚したいと思っている本人がするものですが
親婚活は子供の結婚相手を探す
親同士でするものです。
中国でこういうものがあると
TVで見たことがありましたが
日本でもあったんですね。
知らなかった。
同じ垣谷美雨さんの本で
「結婚相手は抽選で」というのがありましたが
私は、親婚活で探すよりも
抽選の方が良いのでは?
と思ってしまいました。
実際は、そんな法律はないから無理なんだけど。
親婚活の場合
断る時は
相手を傷つけないように
理由を言いません。
抽選の方も
表向きは言わないようでしたが
本人同士だから
ガンガン言ってるんですよね。
そりゃ、言われたらショックで腹もたちますが
あ〜、こういうところがダメだったのかと
わかるから
本人の成長が見られます。
でも、親婚活の場合は言わないから
なぜダメなのかを
ひたすら家族で考えないといけないんですよね。
もう、40代とか50代なのに
なぜ相手に気に入られないのかを
ずっと考えないといけないというのは
少し、酷な気がします。
コミュニケーション能力は
やっぱり必要だな〜と思う日々。
学生の間に
培うべきものだな〜と思います。
あと、所々で出てくる
男尊女卑的な発言をする親。
そういう親の元で育っていると
子供も同じ考えになっているとことか
今まで読んだ垣谷美雨さんの本の中でも
まだ、そんなに読めてないのに
よく出てくるんですよね。
面白いな〜と思います。
東日本大震災で被災した
3人の女性が主人公のお話。
前半は嫌なことばかりで
これまた読むのを途中で
やめようかと思ってしまいました。
読むのも嫌になる避難所生活。
実際にそこで生活していた人は
考えられないほどの
ストレスを受けていただろうなと
思います。
ここでも、男尊女卑の考え方が問題で
女性の居場所がないことが
浮き彫りになっていて
あぁ、日本って・・・と思います。
主人公の1人が言っていたけれど
被災したことで
問題が起きたんではなく
今まで必死に隠してきたことが
明るみに出ただけなんだなと。
こういうのを読んでいると
女性も独り立ちできないとダメなんだなと
思います。
男性であっても
女性であっても
仕事をし報酬をもらい
昇給も男女関係なくならなければ
ならないなと思いました。
女性の賃金問題
保育園問題
産休、育休中の賃金問題
などの問題が解決しないと
難しいですね。
これ、1番初めの「嫁をやめる日」の
文庫化にあたり改題されたものでした。
今まで読んだものとは
全然違う感じがしました。
真面目だけど
空気が読めない女医が
患者の心の内を聞こえる聴診器を広い
末期の癌患者の心の内を知り
成長するお話です。
皆、長生きする前提で生きているから
長い目で見たら
今はこうする方が正解だ!
という選択をしますが
もしも、若い時に死ぬことになったら
その選択は後悔しないのかな・・・
と考えさせられるお話でした。
色々、後回しにしてないかな?
考えちゃいました。
今はできないけど
子供が大きくなったら・・・とか
介護が終わったら・・・とか
そういう考えはやめたいな〜と
思ったのでした。
以上!
9月の読書の記録でした!
見事に、垣谷美雨さんの本ばかりでした!!
(* ´ ˘ ` *)フフフ