2022年4月の読書メーター | のんびり穏やかに暮らしたい

のんびり穏やかに暮らしたい

気持ちに余裕が持てるようにのんびりと、そして、穏やかに暮らしていきたいと思っています!
整理整頓頑張って、おばあちゃんになった時には、ミニマリストになっていよう!というのが目標の50代主婦の毎日。

下書きをあげてしまってました。

ちゃんとしたやつです。


4月に読んだ本です!

4冊しか読めなかったな・・・



①は親友のおすすめ
娘ちゃんが読みたいと思っていた本
でした。

最後の1行でひっくり返る
という情報を得てからの読書。

え?終わり?
これで終わり?
((°Д°≡°Д°))

ずっと普通の恋愛小説やん・・・
( ̄▽ ̄;)

親友もネタバレでどういうことだったのかを
1度読んでからもう一度読んだらしい。
あ〜そうなのか〜。
すごいな〜。と言ってました。

私も同じ行動を!(笑)
あ、そういうことなんか〜。

1度読んだだけで気づく人すごいな〜。

このネタバレを読まなければ
普通の恋愛小説でした。

ここに出てくる男は嫌いなタイプ。
こういう人とは
関わりたくない。

ネタバレを読んで
出てくる女も嫌いなタイプだと思いました。
関わりたくない。

つまり、この女だから
この男とカップルになるのね・・・
とネタバレを読んで妙に納得したのでした。

80年代後半のカップルのお話なので
私より10程上の人達のお話になります。
この時代のカップルの中に
こういう人達が
いたんだな〜と思うと
少し下で良かったと思いました。

本の構成はすごい!!と思うけど
話の内容が好きではなかった・・・

②は難しい専門用語を使わないで
書いてあるので
私にはものすごく読みやすかったです。

私が常々思っていたことが
書いてあってなんだか嬉しかったです。
それは原子力発電の放射性廃棄物のことです。
放射性廃棄物の処理方法はなく
国内に蓄積されていっている。
10万年間は放射能が消えないため
今現在
私たちが使っている電力の一部を賄うために
そのゴミを10万年にわたって
将来世代に残すことになっている
という事実があるのに
なんで原発反対の方向に
世論は傾かないんだろう?
ゴミの処分の仕方がわからないのに
なぜ原子力発電を導入したんだろう?
と思っていたんです。

「10万年も先になる頃には
処理方法も
どこかの科学者が発見するだろうから
そこは将来世代に頼んだ!!」
なんて
とても無責任な気がするのです。

著者も
「将来の人たちの幸せを考えた意思決定をすべき」
と言っています。
そして、環境問題は
個人が頑張って取り組むものではなく
社会全体で取り組むもので
政府がしっかり
将来の人たちの幸せを考えて
仕組みを作るべきだと言っています。

マメに電気を消すとか
ゴミを出さないようにする
とかも大切だけど
政府がしっかりしないと
たいした効果は出てこないそうです。
だから、一般市民は
もっと政府に訴えないといけないんじゃないかと
私は思いました。

③は短編集でした。 
「それでは二人組を作ってください」と
「何様」が好きでした。
私も小1の時から先生が言うこの言葉の
「二人組」とか「グループ」に
敏感でした。
私が1番好きな〇〇ちゃんが
違う子と組んだらどうしよう?
1人になったら悲しい!
グループに入れなかったらどうしよう?
といつも思っていたことを思い出しました。
今でもあの言葉に苦しめられている子供は
多分たくさんいると思う。
先生はなんとも思ってないだろうけど
これって子供同士の中での
好き嫌いの順番がはっきりと出るから
あまり使ってほしくない言葉だと
私は思っています。

「何様」は私も感じていたことでした。
私は総務部庶務課でOLをしてました。
すぐそばに総務部採用課がいたので
その仕事を見ていて
「私は庶務課でよかった」と思ったものです。
本とは違って女子の仕事では
自分が合否を決めるなんてことは
ありませんでしたが
ちょっとしか年の離れていない学生相手に
仕事をしているということは
自分の存在が学生にとって
会社のイメージの一部になるので
こんなにひよっこな私がしてていいのか?
と思っていたからです。

親になることに関していえば
なんにも考えてなかったから
「こんな私が子供を産んでいいのか?」
なんて思ったことはなかったけれど・・・

自信がなくて
不安が多い場面では
こんなこと私がしていいのか?
私は何様?
って思うことが人にはあるな〜と
改めて思い知った本でした。

④は新刊本の中に並んでいて
気になったので借りました。
正直、難しかった・・・
カタカナがいっぱいで
フランス人の名前だけでは
男なのか女なのかわからないから
もうごちゃごちゃになりました。
何とか読み終えたけど
1回読んだくらいだと
理解はできてないと思う・・・

そんなんだけど感じたこと。
女性の弱さの理由として
特異な性格
貧弱な知性
集中力の欠如
非合理的な情動を
科学的に正当化している。
これは、女性が怒って泣きわめく時の症状で
これを持ってくるとは・・・
それともこうなる人が
昔の方が多かったのだろうか・・・
と思ったりしました。
男性は怒ったら
暴力でもって解決しようとする人がいるけれど
それも似たようなものでは?
と思います。

そして宗教の中で
「神がそのように望んだ」
「神が女性の運命を決定した」
「神の意志を尊重しよう」と言って
母親の義務に専念するよう
家庭に縛りつけた抑圧の伝統が続いていたことに
女性は良いように言いくるめられたんだな〜
と思いました。

そして民法典の中に
「妻とその子供は夫の所有物である」
てな文言があるとは!

本当に教育ですね。
女はバカの方が扱いやすいからと
教育を受けさせなかったとしか思えない。
余計な知識を入れたら
洗脳出来ないからですよね。

これは今でも続いていると思います。

フランス革命で女性が暴動を起こしたのは
食料危機だったから。
食事の用意は完全に女性の仕事で
何とかしろ!と立ち上がった。
ほんのひと握りの女性だけが
政治に対しても要求していたけれど
ほとんどが食料危機。
そして、政治に対して要求している女性を
女性が「なんでそんなことをしてるのか」と
批難していたというから
知識がないということ
洗脳されていることが
どれだけ凄かったのかわかります。
今だに男女間で賃金の差があるのは
男女平等の追求が終わってない
ということですよね。
娘ちゃんの話を聞いていると
娘ちゃんと私で
男女平等の概念が違うので
少しずつ改善されているのだろうけど
まだまだ教育が必要なんだなと
思いました。
というか
教育にしても
政治にしても
年寄りが牛耳っているから
中々変わらないと思います。
どの業界もとっとと世代交代しなくちゃ
ならないような気がします。


私にしては、中々、難しい本を読んだな〜と
思います。

環境問題とジェンダー問題に
少しだけ関心がある私。
完全に大学で学んでいる娘ちゃんの影響です。