玄米にはビタミンA、C、Dを除きほとんどすべての栄養(タンパク、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラル、繊維その他)がバランスよく一粒の米の中にたっぷりと含有されています。
栄養素はあらゆる粒の植物の中でも最も多種類でかつ偏りがないため、玄米ほど主食に適したものはないといえます。
玄米の果皮や種皮には良質の植物性脂肪とタンパク質、植物繊維が、また、ヌカ層には脂肪、タンパク質、ミネラル、ビタミン(特にB群とE、K、Fがあり、ビタミンB1はエネルギー回路「TCA回路」をうまく回すのに必要な物質で、これが不足すると脚気になる)が、胚芽にはさまざまなビタミンやパントテン酸、ニコチン酸、葉酸、鉄その他ミネラル、酵素が含まれています。
こういった栄養素の価値はたいへん高くかつ豊富で、人間が生きていく上での必需品だらけといっても過言ではありません。
玄米には栄養素がきわめて多く、繊維も多いということから、さまざまな病気の予防や病気治しに役に立ちます。ガンまで治る場合もあるというのは、うなずけないことではありません。