カタクリの花を求めて金剛山へ
カタクリの花を求めて金剛山へその前に、、。◆金剛登山の豆知識奈良県御所市と大阪府で唯一の村、千早赤阪村との境界にある標高1,125mの山で、府下の最高峰です。ただ、金剛山という山は無く、大日岳、葛木岳、湧出岳の三峰の総称です。この三峰の最高峰が葛木岳(1,125m)で、古くは高天山(たかまやま)と呼ばれていました。大阪市内から40キロ、クルマで1時間ほどで、登山口に立つことができるという安近短の山です。かつてはロープウェイを利用できましたが、残念ながら今は耐震問題で運休しており、再開のメドも立っていないようです。東の高尾山、西の金剛山と呼ばれるほど登山者が多く、府も千早赤阪村にテコ入れをして欲しいものですね。自治体が推奨する登山ルートは、「千早本道(千早城跡)コース」と「念仏坂(伏見林道)コース」のみで両ルートとも、約2.5時間で安心安全に登れるファミリーコースです。山上には広場が3カ所あり、トイレ、食堂、売店、自販機などが完備され、特段困ることはありません。しかし、私が利用する登山ルートは、この推奨ルートではありません。なので、安全でもないのですが、むしろ、こちらの方が人気があり、特に冬期には登山者が多いです。理由は大阪なのに雪景色、樹氷、氷瀑などを見ることができ、短時間で異次元の大阪を堪能できるというのが、この山の魅力で冬は大阪の北海道、夏は大阪のアマゾンです。ただ、登山ルートは多過ぎて、私も全てを把握できていません。大阪側からの登山口の主な起点は。。。◆百ケ辻(モガツジ)登山口(南登山口)◆千早本道登山口(西登山口)◆水越峠登山口(北登山口) の3起点です。以上、前置きでした。」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」筆者、今回で38回目の金剛登山です2年前は見ることができたカタクリの花、昨年は遅かったのか?見れなかったんですなので、今回は昨年のリベンジです登山口は百ケ辻(モガツジ)からで林道を進みますが、傾斜緩くはありません今日もいつもの登山相棒である幼馴染のH君と登山口を8:20スタート土曜日なので登山者、多いです林道わきに岩から沁みるいわゆる「岩清水」自己責任で飲むのもよし私は飲みまへん林道を20分進むと今日のルートの取次口に着きましたここからが本格的な登山ですが落石が多い場所なので、数年前からこんなのが掲げられてますわ「登山道ではありません」と断言されてますわ~でも、カタクリの花を見るにはここからしか入れませんねん数年前から誰かが作った右からのルートがあるので、登りやすくなったけどそれまでは、垂れてるロープを使って岩を登ってましたよ当時は超初心者なので、怖かったですわこんな小さな橋も渡りますこの橋も以前はグラグラ橋でしたが今はガッチリ橋ですわ今日は暖かくなるとの予報ですが山の中はさすがに寒く薄い半そでダウンをインナーに着とりますこの辺りは沢をジャブジャブ進みますなので、防水仕様のシューズが必用ですこれがカタクリルートへの目印ですが悪意のある登山者が勝手にマーキングしとります沢を渡り、ここから登ります「いきなりステーキ」変じて「いきなり急登」ですわこんなとこを上がるので両手を使わないと登れまへんきつい登りがあるルートは特にリュックを軽くしたいものです最初は、あれもこれもリュックに詰め込んでましたが、今は最小限度のモノしか入れとりませんやっと開けたところへ出ましたここまでずっと急登で、小休息挟み 急登区間30~40分ぐらいかな日ごろはウォーキングしているので通常の歩行、5,000歩ぐらいはノンストップでいけるけど、このクラスの急登は使う筋肉が違い、ふくらはぎや太ももウラにきますわこの開けたところに、、。カタクリの花が咲いとりました~これは、まだ花びらが開いてませんわ見にくいけど数輪、咲いとります2年前はもっと多かったけど、、。来年には無くなるんでは???カタクリ(片栗)についてユリ科カタクリ属で山地の林に群生する紅紫の花を咲かせた後、地上部は枯れて休眠するらしい発芽から開花までが、なんと、10年近くかかり、希少な花ですカタクリは「春の妖精」と呼ばれ「はかない命」とも呼ばれるらしく1年の内、地上に出てるのが春先の4週間ぐらいです面白いのは、種子の散布は、なんとアリが担っているという球根は30㎝の深さにあり、大きさは5~6㎝もあり、この球根から名の通り「片栗粉」が作られていたが今はジャガイモ、サツマイモから抽出した澱粉から作られていますところで、、。この1年で金剛山での登山者2名が行方不明になっとります私らも今まで道迷いが数回ありましたが 何とか下山出来とります金剛山はスマホがつながらないところが多いのです助かったのがストックポールですねこれなしではエライ角度の凸凹下りは無理ですね山頂気温です売店前の広場頂上広場時間帯が早いのでまだ人が少ないですここまで休息を含み2.5時間11時前に到着頂上広場の崖側に地割れし、現在補修中ランチ後、山頂広場ではライブカメラに映ろうとする人が集まっていますわさてさて、下山です前回、ルートを外れた「文殊ルート」にリベンジします「岩屋文殊」1,000年以上前から鎮座の文殊様楠木正成も信仰されていたというこのように根っこが多いルートですルートの左右はこんな感じで植林された杉が整然とこの2本のポール、愛用しとりますいろいろ買いましたが、行き着いたのがモンベルの2Wayカーボンポールでアンチショック付きです何でも値上げ、これも今は高くなっており1本11,660円にもなっとります登山用グッズ、安くはありまへん上を見たらきりがなく、そこそこにしとかないと、、。だいぶ、下ってきました振り返るとこんな感じです歩数は15,300歩でしたが、山道でのこの歩数は結構疲れますおしまい