読者の方から、
英語での語りかけについて質問を頂いたので
こちらでまとめてみたいと思います。
以前、語りかけについての記事でも
何回か書きましたが
流暢に英語で話しかけることだけが
語りかけではないと思っています。
もちろん、家では語りかけはせず、
インタラクティブなインプットは
外部のサポートを借りて、
家では、それ以外の英語環境を
整える方法も効果的だと思います
わたしが語りかけが効果的だと思う点は
子どもがまだ幼い場合は特に、
発話を引き出すきっかけになる
だけでなく、
単語だけ話す状態から、
文章を作る癖づくりが可能だから。
そして、
簡単な文を作るレベルなら
高い英語力を必要とせずとも
お母さんの日々の語りかけで、
英語の土台を作ることはできます。
たとえば、
教材、絵本、あるいは歌から覚えて、
お子さんが色を全部 言えるとします。
でも、文単位での発話が
なかなかでない場合。
何かを指差して、子どもが "Blue!"と
言ったとします。
Blue!
Yes, it's blue!
これだけで文になります。
車を指して言ったのだとしたら、
Blue!
Yes, it's a blue car!
と形容詞を足して
文にしてあげるだけです。
複数形のものは
なるべく複数にしてあげる。
Marble.
Yes. They are marbles.
これだけでも、
単語レベルから文を作る癖ができます。
あるいは、読み聞かせた絵本の
フレーズを応用するのもおススメです。
たとえば
“Where Is Baby's Mommy?”という絵本。
娘が赤ちゃんの頃によく読んだ絵本でもあります。
赤ちゃん向けの絵本ですが、
英語の初級者であれば4-5歳さんでも
楽しめるし、
日常生活でも応用して
たくさん似た言い回しができます。
下の動画は先日、
娘と読み聞かせ合いしながら
撮ったもの。
この絵本だけでも
前置詞の in / under / behindが入ってるし、
日常の語りかけにそれを
応用することができます。
Where is the ball? (ボールはどこ?)
《ボールを探す》
《ボールを指して》Yes. It's under the table!
という感じです。
こんな風に乳幼児向けの絵本は
日常でも応用できる表現が
たくさん入ってます。
それを「他の言い方ができないかな?」と
書き出してみるのもいいと思います
発音に自信がなくても
お母さんの声で、
ほんの少しでも
英語の要素を日々の生活に
取り入れることは
子どもにとっても
嬉しいことなんじゃないかなと思います。
ただし、
英語や知らない音に対して
心の壁ができてしまうと、
一方的な英語での語りかけは
効果が薄れる可能性もあるので、
この取組みは、子どもの様子を見ながら
取り入れるといいと思います。