Little Miss SMILE: バイリンガル育児、英語教育、言語習得についての記録

Little Miss SMILE: バイリンガル育児、英語教育、言語習得についての記録

言語習得のこと、英語教育のこと、2012 年9月に生まれた娘へのバイリンガル育児のことについてのメモです♪

日々のバイリンガル育児の様子は こちらで記録しています



テーマ:

先日も 

お友達と話していたのですが、

 

 

 

バイリンガル育児って

なんだろう?

 

 

と改めて考えることが

ここのところ増えました。

 

 

 

最近ではバイリンガル育児の情報も

いろんな形で手に入るようになりましたが、

 

 

その定義は人によって様々

 

 

 

中には誤った方向性の情報もあるけれど、

 

 

もちろん

正解もあるわけではない。

 

 

 

そんな中で、

自分の育児の中で絶対 譲れないもの

さえ揺らがなければ、

 

 

 

錯綜する情報を取捨選択して、

 

 

自分の子どもに合った方法

見つけられるんじゃないかと思います。

 

 

 

わたしの場合、

 

 

将来、子どもにどんな大人になって欲しいか?

 

 

というのがバイリンガル育児の

軸にあります。

 

 

 

もちろん 本人が幸せであるのが

一番なのですが、

 

 

 娘に「こんな人になって欲しいなぁ」と思っていることを、

 

今回 具体的に書き出してみました。

 

 

丸ブルー 親、家族、お友達に対して思いやりがある

丸ブルー 自分(日本文化)を理解し、

      自分と違う存在(異文化)に対しても

      寛容であること

丸ブルー きつい時も挫けない心の強さ

丸ブルー ハイブリッドなアイデンティティ

  (英語でも日本語でも関係なく自分の軸がしっかりあること)

丸ブルー 自己効力感を持っている

 

 

そして強くは望んでいないですが、

可能ならば

 

 

丸ブルー 物事を多角的に見れる視野の広さ

丸ブルー 語学以外の自分の強み(魅力)

 

 

 

こういったことは、

英語を流暢に話せるように

なることや、

 

 

学校でいい成績を取ることとは

必ずしも繋がってはいません。

 

 


わが家のバイリンガル育児において

一番 大切な部分です。

 

 

 

だから どんな取組みをするにも

その想いが反映されています。

 

 

 

選ぶ絵本のテーマだったり、

 

語りかける言葉だったり、

 

学習する内容だったり。

 

 

 

たとえば、

同じ日本に住んでいて


日本語を話していても

家族のカタチや その人の個性は

多様性に富んでいますよね。

 

 

そういう意味では

外国のことを知ることだけが

異文化理解ではありません。

 

 

そんな多様性について理解を深めてもらうために

 

 

障害に関する絵本や

多様な家族の在り方を描写した本や

 

 

人種に関する本などを

見つけては買って、読み聞かせてきました。

 

 

 

この本は障害がある人について

より深く理解できる絵本。

 

Don't Call Me Special: A First Look at Disability (First Look At...Series)

 

 

 

 

こちらは、人種や見た目が違っていても

「みんな同じなんだ」ということが

絵で分かり易く伝わってくる絵本。

 

We're Different, We're the Same (Sesame Street) (Pictureback(R))

 

 

 

この絵本は、育ての親に

どんな経緯で養子として引き取られて

 

大切に育てられているか、

子どもの目線で描かれた絵本。

 

Tell Me Again About the Night I Was Born

 

 

もちろん それ以外の絵本や本も

読んだり、

 

 

ただただ楽しい動画を観たりもしますが、

 

 

 

こういった絵本や本をときには混ぜたりして

娘と一緒に話をしたりして

 

 

 

わたしたちを取り巻く世界について

理解を深めています。

 

 

 

こんな風に

わが家のバイリンガル育児の土台には、

 

 

ペラペラに話せることや

高い英語力を付けるというよりも

 

 

 

言語(日本語・英語両方)を通して、

 

 

上に書いたような部分を

伸ばしていきたいという想いがあります。

(もちろん高い英語力がついたら それはそれで嬉しいですが 笑)

 

 

そのときに使われる言語が

 

 

日本語だったり英語だったりする

というだけですニコニコ

 

 

 


 

昨年から、インスタで

 

 

日々の取組みや絵本について

不定期に記録し始めました。

 

 

このブログは

どうしても堅い内容が

多くなってしまうのですが、

 

 

インスタの方はもう少し気楽な内容です爆  笑

 

 

公にはしていなかったのですが、

 

尊敬するブロガーさんが

インスタを始めたと書かれていたので

 

 

わたしも勇気を出して

こちらに載せてみますチュー

 

 

バイリンガル育児で

何かのヒントになれば嬉しいです。

 

 

下の画像をクリック、または

smile0922.igで検索してみてください。

 

 

 

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バイリンガル育児をしていたり、

子どもをインターナショナル・スクールに

通わせていたりすると

 

 

子どもが どちらかの言語に

もう一方の言語を混ぜる場合があります。

 

 

 

あるいは、2つ以上の言語を

文単位で行ったり来たりする

場合もあります。

 

 

その現象を

ルー語と呼んでいる方もいますね。

 

 

 

家庭内では英語という子や

インターナショナル・スクールに通っている、

 

バイリンガルの子

特に多く見られますが、

 

 

具体的にはこんな発話です。

 

 

ニコ Shoestake offできない。

 


ニコ Can you put away 

 

 

最初の文は、日本語の発話に

英単語が混ざっている状態。

 

 

次の文は、英語の発話に

日本語が混ざっている状態。

 

 

 

コード・スイッチング(code switching)とか

ミクシング・ランゲージ(mixing languages)

などと言う名称で呼ばれることもあります。

 

 

 

上の概念の背景には、

 

2つ(または2つ以上)

異なる言語体系(コード)が存在し、

 

 

一つの言語の不足

もう一方の言語で補うという

という考え方があるそうです。

 

 

 

言語が混ざったり、

行ったり来たりする現象を

 

 

どちらかというと

否定的に捉えていて、

 

 

言語間には境界線が存在するという考えです。

 

 

 

 

確かに年齢が低かったり

 

 

まだ言語の発達途中で

言葉の選択肢が少なかったりして

 

 

 

咄嗟に引き出しやすい言葉で

コミュニケーションを

取ってしまうことは

比較的 多く見られるかもしれませんね。

 

 

 

でも そういう場合は、

 

 

深く心配したり注意する必要はなく、

単に言葉の選択肢を与え

 

 

 

 

(仕事や学校など公的な場、

あるいは日本語話者しかいない時など)

日本語で話すべきときは日本語、

 

 

英語で話すべきときは英語を、

 

 

どちらの言語でもいいときは

本人の使いたい言語を、

 

 

 

というように必要なときに

使えるようにしてあげればいいのかなと思います。

 

 

 

娘も3歳から4歳くらいのときに

両言語を混ぜることが多かったのですが、

 

 

言語成長の過程なので

否定的には捉えることはなかったものの、

 

 

 

両言語できちんと表現できるように

なって欲しかったので、

 

 

 

言語が混ざったときは、

どちらの言語がベースになっているかを考え、

 

 

混ざっていることは指摘せずに

文単位で言い直させていました。

 

 

たとえば、

 

1

ニコ Shoesをtake off できない。

 

ニコニコ 靴が脱げない?

 

ニコ くつがぬげない。

 

ニコニコ 手伝おうか?

 

 

あるいは

 

2

ニコ I can't ブランコ乗れない。

 

ニコニコ I can't go on the swing?

 

ニコ I can't go on the swing.

 

 

 

1では日本語がベースとなっているので

日本語での言い方を提示してあげます。

 

 

2では、英語がベースなので

英語での言い方を提示。

 

 

要は、言語の転移を

否定的に捉えるのではなくて、

 

 

言葉の引出しを提示してあげる。

 

 

それだけで子どもの負担は

軽くなるし、表現の幅は広がります。

 

 

 

これは言語が発達段階にある

子どもに見られる言語使用の場合。

 

 

 


 

 

 

でも・・・

 

 

 

両言語の言語能力が高くても、

 

あるいは思春期以降でも

 

 

 

こういった現象は起こっています。

 

 

どうしてでしょうか?

 

 

たとえば、

インターナショナル・スクールに

通っている若者同士の会話だったり、

 

 

マルチリンガル同士の会話だったり、

 

 

ヒップホップなどの歌詞だったり、

 

 

街中の看板にも

複数言語が混ざっていることが

あるそうです(Canagarajah, 2011)。

 

 

 

こういったケースの場合、

最初の方に述べた

 

 

コード・スイッチング(code switching)とか

ミクシング・ランゲージ(mixing languages)

 

 

という言葉では説明できない、

あるいは説明すべきでない

 

話し手の意図があるそうです。

 

 

 

それを理論化したのが

トランス・ランゲージング(translanguaging)という考え方

 

 

 

社会言語学者のCanagarajah氏によると、

 

 

 

人種・言語・国籍などが

多様化する社会でこういった現象が

目撃・記録されており、

 

 

 

教育の場でも

この概念を取り入れた教授法が

実践されているそうです

(Canagarajah, 2011, p.2)

 

 

 

 

translanguagingという考え方は

「日本語」や「英語」といった言語を

 

 

 

独立した言語体系と捉えず、

その人の持つ 一つの言語システムとして捉え、

 

 

 

その人がアクセスできる

リソース(資源)として見ています。

 

 

 

そして「trans-(越えて)」

という言葉が示すように、

言語の境界線を越えて言語を駆使し、

 

 

 

コミュニケーションを図ることに

焦点が当てられています。

 

 

 

そして それは話し手のアイデンティティとも

深く関わりがあるそうです。

 

 

 

上に書いた、code-switchingや

language-mixingなどと言った考え方と

根本的に違うのは、

 

 

 

マルチリンガリズムを

肯定的に捉えているところ。

 

 

 

 

そして言語の選択を

話し手が意図的にしている場合もある、

としているところ。

 

 

 

translanguagingの考え方に関しては、

Yoshieさんが過去に

分かり易くまとめていらっしゃいます

(Yoshieさんの記事

 

 

 

 

translanguagingの概念は、

両言語において

 

 

ある程度の言語力があることが前提

という考え方もあります。

 

 

 

ですが最近では その概念は

高等教育現場に留まらず、

 

 

4-5歳などの幼児を対象とした

translanguagingの研究もされており、

 

 

その定義や使われる文脈も

多様化していると感じています。

 

 

 

まだ読み書きのできない子ども

どのように複数言語を使い、

 

 

コミュニケーションを円滑に

図ろうとしているかを観察した研究もあるので

 

 

 

今回、バイリンガルの子どもの

言語の混用に絡めて記事に書いてみました

(Portolés & Martí, 2017)。

 

 

 

バイリンガル、マルチリンガルの幼児が

言語を混ぜる現象は、

 

 

 

言語発達の一時的な過程というのもあり、

 

 

 

言語能力的な面では

translanguagingという概念には

当てはまらないかもしれませんが

 

 

この概念の根本にある、

社会文化的な考え方が、

もっと広まればいいなぁと思います。

 

 

 

 

 

バイリンガルやマルチリンガルの

 

動的な言語使用

動的なアイデンティティ

 

 

肯定的に受け入れている 

 

 

 

という考え方です。

 

 

 

 

 

そうすれば、

 

 

バイリンガル・マルチリンガルの

子どもたちが言語を混ぜて使っていても

 

 

否定的に捉えることもないし、

 

 

 

早期英語教育をすることで

「日本語がダメになる」といった

 

 

 

否定的な意見に繋がりにくくなる

のではないかな と思いました。

 

 

(もちろん と互いにコミュニケーションを

取るのが難しいほど、言語を混用する状況を

良しとしているわけではありませんが、

 

バイリンガルやマルチリンガルの

言語使用に対して肯定的に捉えられたらいいな と

 

 

 

わたし自身、

バイリンガル(マルチリンガル)の友人と

話すときは、

 

 

 

日本語と英語と行ったり来たりすることは

多々あります。

(もちろん日本語・英語だけの環境でこういう現象は起きません)

 

 

日本語を話せる英語ネイティヴの友人も、

わたしと話すときは

 

 

英語に日本語を混ぜることが

よくあります。

 

 

 

それは単純に言葉の選択肢が足りない

というわけでもなく、

 

 

わたしと その友人との

コミュニケーションの形の一つに過ぎない

 

 

と感じています。

 

 

 

過去の記事で

translanguagingについて

もう少しだけ詳しく書いていますので

 

 

よろしかったらそちらも

参照ください♪

 

 

 

 Translanguagingについての記事花 日本語と英語が混ざること

 

 

【参考文献】

・Canagarajah, S. (2011). Translanguaging in the classroom: Emerging issues for research and pedagogy. Applied Linguistics Review, 31, 1–27.

・Garcia, O. (2009). Education, Multilingualism, and Translanguaging in the 21st Century. In T. Skutnabb-Kangas, R. Phillipson, A. K. Mohanty, & M. Panda (Eds.), Social Justice through Multilingual Education (pp. 140-158). Bristol, UK: Multilingual Matters.

・Pearson, B. Z.(2008). Raising a bilingual child. A step-by-step guide for parents. New York: Living Language.

・Portolés, L., & Martí, O. (2017). Translanguaging as a teaching resource in early language learning of English as a an additional language (EAL). Bellaterra Journal of Teaching & Learning Language & Literature10(1), 61–77.

 

 

 

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コメントをいただき、

誤解を招く表現があったかもしれないので

多読について少し補足しますねニコニコ

 

 

最近では、英語育児や

バイリンガル育児をしている家庭で

多読を取り入れている方も多いですよね。

 

 

Extensive Reading(多読)は、

もともと英語を外国語として学ぶ

学習者向けに提案された教授法です。

 

 

遡ると、教育現場で提唱されたのは1960年代。

 

 

Intensive Reading(精読)という手法と

区別するために言葉が生まれました(Day, 2015)。

 

 

もともと「多読」というのは

教育現場で使われている手法なのです。

 

 

なので、多読に関する文献も

多くが中高生以上の教育現場でのもの。

 

 

この記事の内容も、

 

 

子どもが親の手を離れたあと

多読と どのように付き合って行くか、

 

 

をイメージして書いています。

 

 

子どもによっては、

手が離れるまでは

 

義務感を感じながら

読む子も もちろんいると思います。

 

 

でもそういった子も

 

たとえば高校生や大学生になって

手が離れてしまえば、

 

本を手に取るか、取らないかは

親もコントロールできないですよね。
 

 

これは教育現場でも同じで

生徒が教室を一歩外に出てしまえば、

 

 

多読を勧めたところで

実践するかどうかは生徒本人次第。

 

 

それを楽しんで、自ら「読みたい」と

子どもが思ってくれるまで

 

 

親や現場にいる教師が

環境を整えたり、

 

モチベーションを上げるような

取組みをしたりして

 

 

手伝う必要はあります。

 

 

・・・と言った前提が

下の記事では抜けていたので

 

 

もしかしたら、

誤解を生んでしまったかもしれませんあせる

 

 

この前提を踏まえて

下の記事を読んでいただけると幸いです。

 

 


 

 

 

先日、実家に滞在したときに

昔、大学院時代に書いたレポートが出てきたので 

 

懐かしくて読み返していました。

 

 

その中から見つけたのが

多読に関する考察。

 

 

 

 

14年前に書いたものです。

 

 

そのときは自分が親になり

 

自分の子どもに

バイリンガル育児をするとは

想像だにしていませんでしたが、

 

 

 

結論部分を読んだら、

今と考えていることが

さほど変わっていませんでした。

 

 

As Krashen (1993) refers to extensive reading as "free voluntary reading," it is crucial for English teachers in Japan to think what they can do to help students practice extensive reading inside and outside the classroom so that they become able to read habitually without feeling stressed or obligated.

 

言語学者のクラッシェンが多読のことを「自由で自発的な読む行為」と呼んでいるように、

 

日本における英語教師は、生徒が教室内外で多読を実行できるよう何をすべきかを考えるべきである。ストレスや義務感を感じることなく、習慣的に読めるようになるように。

 

 

 

そして下の箇所は今でも

バイリンガル育児で大事にしている部分。

 

...the goal of extensive reading is giving students the opportunity not only to enjoy reading but also to learn English autonomously through reading.

 

多読のゴールは、学習者に読む楽しさを知ってもらうだけでなく、読むことを通して学習者が自分自身のために英語を学ぶ機会を与えることである。

 

 

多読の最終的なゴールとして

 

 

周りからの圧力で

義務的に読むものではなく、

 

 

 

自ら本を選び興味の赴くまま

本の世界に没頭する。

 

 

そこで

 

 

 

本を読むことが楽しい

 

 

ということが大事なのかなと思います。

 

 

(少し誤解を招く書き方をしていたので

「最終的なゴールとして」という表現を追記しました。)

 

 

この最終的なゴールを目指す過程で



ある程度の言葉の土台をつけて、

紙の絵本に触れる時間を作り



本を読む習慣をつける。



子どもが読んでほしいという

本を読んであげたり、



難しすぎない、子どもが

楽しめそうな内容を親が選んだり。




まずはそこからスタートで

いいのかなと思っています。



 

上のレポートでは、

多読を促す役目として

教師の存在が重要と書いてありますが、

 

 

バイリンガル育児では

その役目は親

 

 

 


子どもが小さい頃は

絵本の読み聞かせをしたりして

 



本に親しめるように親が環境を整え、

楽しく絵本に触れる。

 

 

 

子どもが自分で本を

読めるようになったら、

 


 

今度は子どもが自分で

本を手に取ってくれるように

本の環境を整える

 

 

 

この過程で親や友達の影響

とても大きいけれど、

 

 

 

最終的には

子どもが大人になって

 

 

多読(あるいは英語という言語)

どう付き合って行くか、

 

 

それは 本人次第

 

 

 

義務的にやらなければいけない

感じるよりも、

 

 

 

英語は自分の言葉の一つとして捉え、

 

 

もっと知りたい

 

もっと学びたい

 

 

そんな気持ちが育って

自ら情報を集めるべく 

 

 

本を手に取るようになればいいですね。




身近な存在にいる大人は、



子どもがそこへたどり着くまでの

ガイド的な存在であれば

いいのかなと思いますニコニコ

 

 

 

それにしても昔のレポート、

今見たら、笑えるくらい堅い英文ですね爆  笑

 

 

 

当時はアカデミック・ライティング漬け

だったので、

 

 

今でもその癖が抜けきれずにいますあせる

 

 

 

 

 関連記事花 多読がなぜ良いの?
花 バイリンガル育児における読み聞かせの効果①:多読

 

 

 

【参考文献】

・Day, R. R. (2015). Extending extensive reading. Reading in a Foreign Language, 27(2), 294-301.

 

 

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読者の方から、

英語での語りかけについて質問を頂いたので

こちらでまとめてみたいと思います。

 

 

以前、語りかけについての記事でも

何回か書きましたが

 

 

 

流暢に英語で話しかけることだけが

語りかけではないと思っています。

 


 

■語りかけに関する記事 クローバー 語りかけは必要?
クローバー 英語苦手ママでも「語りかけ」はできる?

 

 

 

 

もちろん、家では語りかけはせず、

インタラクティブなインプットは

外部のサポートを借りて、

 

 

 

家では、それ以外の英語環境を

整える方法も効果的だと思いますニコニコ

 

 

 

わたしが語りかけが効果的だと思う点は

子どもがまだ幼い場合は特に、

 

 

発話を引き出すきっかけになる

だけでなく、

 

 

 

単語だけ話す状態から、

文章を作る癖づくり可能だから。

 

 


そして、

簡単な文を作るレベルなら

 

 

高い英語力を必要とせずとも

お母さんの日々の語りかけで、

 

 

英語の土台を作ることはできます。

 

 

 

たとえば、

教材、絵本、あるいは歌から覚えて、

お子さんが色を全部 言えるとします。

 

 

でも、文単位での発話が

なかなかでない場合。

 

 

何かを指差して、子どもが "Blue!"と

言ったとします。

 

 

ニコ Blue!

ニコ Yes, it's blue!

 

 

これだけでになります。

 

 

 

車を指して言ったのだとしたら、

 

ニコ Blue!

ニコ Yes, it's a blue car!

 

 

と形容詞を足して

文にしてあげるだけです。

 

 

複数形のものは

なるべく複数にしてあげる。

 

 

ニコ Marble.

ニコ Yes. They are marbles.

 

 

 

これだけでも、

単語レベルから文を作る癖ができます。

 

 

あるいは、読み聞かせた絵本の

フレーズを応用するのもおススメです。

 

 

 

 

 たとえば

Where Is Baby's Mommy?という絵本。

 

 

娘が赤ちゃんの頃によく読んだ絵本でもあります。

 

 

 

赤ちゃん向けの絵本ですが、

 

 

英語の初級者であれば4-5歳さんでも

楽しめるし、

 

 

日常生活でも応用して

たくさん似た言い回しができます。

 

 

下の動画は先日、

娘と読み聞かせ合いしながら

撮ったもの。

 

 

 

 

この絵本だけでも

前置詞の in / under / behindが入ってるし、

 

 

日常の語りかけにそれを

応用することができます。

 

 

ニコ Where is the ball? (ボールはどこ?)

ニコ 《ボールを探す》

ニコ 《ボールを指して》Yes. It's under the table!

 

 

という感じです。

 

 

こんな風に乳幼児向けの絵本は

日常でも応用できる表現が

たくさん入ってます。

 

 

それを「他の言い方ができないかな?」と

書き出してみるのもいいと思いますニコニコ

 

 

発音に自信がなくても

お母さんの声で、


ほんの少しでも

英語の要素を日々の生活に

取り入れることは



子どもにとっても

嬉しいことなんじゃないかなと思います。




 

ただし、

英語や知らない音に対して

心の壁ができてしまうと、

 

 

一方的な英語での語りかけは

効果が薄れる可能性もあるので、

 

 

 

この取組みは、子どもの様子を見ながら

取り入れるといいと思います。

 

 

 

 

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日頃、真面目な内容ばかりなので

たまには 学術的ではない内容を爆  笑

 

 

バイリンガル育児を始めて4年半ちょっと。

 

 

6歳になったばかりの娘は

ある程度のことは英語で

表現できるようになったし、

 

 

難しくないチャプターブックは

楽しく読めるようになりました。

 

 

日本語も まだ小説ではなく

絵本ですが、普通に読んだり、

 

 

平仮名や片仮名も楽しんで

書いたりしています。

 

 

先日、レストランで待つ間、

チャプターブックを読む娘を見て、

夫から驚きの一言が。

 

 

「へぇ〜。

いつの間にか そんな本も

読めるようになったんだ〜」

 

 

その一言を聞いて、

思わず

 

 

「え!? いつの間にかじゃないし。

毎日 コツコツやってるんだけどガーン

 

 

と ずっこけてしまいました。

 

 

 

土日は夫がいるときは

娘の口から英語が出ることは ほぼありません。

 

 

夫も、娘が英語を話したり、

本を読んだりする姿は

あまり目にした事がありません。

 

 

日頃、わたしがどういう取組みを

しているのかも

 

 

ブログを通してしか知りません。

 

 

 

そんな夫にとって、娘が

日本語を話したり読んだりするのは

普通ですが、

 

 

英語を話したり読んだりすることは

驚きだったようです。

 

 

いわば娘が

いつの間にかバイリンガルに育っていた

 

 

という感覚なのかな と。

 

 

 

それを知ったときは

ずっこけてしまいましたが、

 

 

それはある意味ありがたい

ことなのかなと。

 

 

 

「バイリンガル育児をする」と

言ったときも

特に反対することもなく、

 

 

家庭内では、

「娘には英語で話しかける」と決めたときも

わたしの意見を尊重してくれ、

 

 

手伝ってくれるわけではないけれど

反対するわけでも

干渉するわけでもない。

 

 

 

言うなれば わが家は

 

 

ワンオペ バイリンガル育児

 

 

でも だからこそ

バイリンガル育児を

続けてこれたのだなぁと

改めて感じます。

 

 

 

わが家のバイリンガル育児は

まだまだ続きますが、

 

 

夫の役割は、

一緒にバイリンガル育児をすること

ではなく、

 

 

見守ってくれ、

応援してくれることなのかな と。

 

 

✳︎お友達からのコメントにもありましたが、

本など金銭的なサポートはしてくれるので さらにありがたい爆笑

 

 

 

下の動画は先日、久しぶりに

Raz-Kidsをやったときのもの。

 

 

おそらく夫は

このオンライン多読システムの存在も

 

娘がやっていることも知りません 笑い泣き

 

 

 

 

 

 

 

 

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英語の絵本や歌の

音源をCDなどで流す、

 

かけ流し

 

 

という方法、

 

 

バイリンガル育児(英語育児、おうち英語)

取り入れている家庭は

実践されている方も多いと思います。

 

 

個人的には かけ流しの方法は

使い方によっては

とても高い効果を期待できるもの

思っていますが、

 

 

では、

 

 

かけ流しだけで英語耳が育つか?

 

 

 

と聞かれたら、

残念ながら、そうならない可能性は高いです。

 

 

 

かけ流しの効果が発揮されるのは

以下のような場合が考えられます:

 

 

丸ブルー ある程度の英語の土台ができている

丸ブルー 子どもの英語レベルに合っている

丸ブルー 子どもが意識を向けている

丸レッド 実生活と連動している

 

 

 

最後の丸レッドは、特に重要な点。

 

もし、英語の土台ができていなくて

この部分が抜けている場合は

 

 

どれだけ かけ流しをしても

子どもが英語を話し出したり、

 

 

英語を聞き取れるように

なるとは考えにくいです。

 

 

なぜでしょうか?

 

 

言語習得には、

 

 

インタラクションを伴う

インプットが必要

 

 

と考えられているからです(Lightbown & Spada, 2000)

 

 

相手がいて、その人とのやり取り

言語は習得されるものなので

 

 

音源のみのインプットで

習得に繋がるとするならば、

 

 

それは、土台がある程度できていて

インプットの要素に気が付けるから

ではないでしょうか(Schmidt, R, 1990)

 

 

 

そうでない場合は

インプットの要素にすら

気が付くことは難しいのです。

 

 

 

 

 

娘が3歳の頃、大好きだったアニメ、

ペッパ・ピグの動画で

説明してみますね。

 

 

下の動画の最初の30秒くらいを

見てみてください。

 

 

あの有名なペッパ・ピグの

ヒンディー語版です。

 

 

 

 

これを、ヒンディー語の土台が

全くできていない状態で

 

 

音声だけが流れると考えてみてください。

 

 

 

果たしてそれが

 

 

意味のあるインプット

 

 

となるでしょうか?

おそらく ならないと思います。

 

 

 

子どもにとってみれば英語でも

ヒンディー語でも全く同じことです。

 

 

別ブログにも以前書きましたが、

インプットの要素に気が付くためには

ある程度の言葉の引出しが必要です。

 

 

  • 基本的な名詞(「お父さん、お母さん、弟、恐竜」など繰り返し出て来るもの)
  • 基本動作を表す言葉(「座る、立つ、寝る、出掛ける」など)
  • 基本的な形容詞(「大きい、小さい、疲れた」など日常会話で出て来るもの)
(過去の記事『意味のあるインプット』)
 
 
 
 
もしくは流れている音源に
連動するようなインタラクション
実生活であったとき。
 
 
 
たとえば、お母さんが
"Water? Yes, please? "というセリフを
 
 
コップに入った水を差し出しながら言い、
 
 
 
"No, thank you?"と言いながら
コップを引っ込める動作を
子どもにしたとします。
 
 
 
そして その後 かけ流した音源に
"Mommy, can I have water, please?"と
出てきたら、
 
 
「あ!お水が欲しいんだ」
 
 
と何となく気が付くわけですニコニコ
 
 
 
 
ディズニーの英語システムや
その他の英語教材も、
 
 
 
見るだけ、聞くだけでは
英語を聞く力はつきにくいし、
 
 
発話にも繋がりにくいですが、
 
 
 
教材に連動した
参加型イベントに参加したり、
 
 
 
教材で流れるインプットを
 
お母さんが
実生活でインタラクションを
交えて取り入れてみるだけでも
 
 
 
インプットは一方向ではなく、
 
インタラクティブ(双方向)になり、
 
 
 
英語を聞き分ける力が付いたり、
発話に繋がる可能性も高くなります。
 
 
 
 
「そうは言っても
かけ流しだけで英語耳ができた」
 
 
と思う方もいるかもしれません。
 
 
でも、それは どこかで
インタラクティブなインプットが
あったと考えられます。
 
 
英語イベントだったり、
海外に住む経験だったり、
英語話者との交流だったり・・・。
 
 
 
なので、
 
 
 
「かけ流しだけで英語耳が育つ」
 
 
 
という主張をたまに目にしますが、
それだけでは 十分とは言えません。
 
 
 
それよりも
 
「かけ流しをする → 実体験に繋げる → かけ流しをする」
 
このサイクルでインプットが吸収されやすくなる
 
 
と考えることができます。
 
 
 
それが結果的に英語耳、
つまり英語を聞き分ける力を育てることに
繋がるのではないでしょうか。
 
 
 
 
 
【参考文献】
・Lightbown, P.M. & Spada, N. (2000) How Languages are Learned. New York: Oxford Press
・Schmidt, R. (1990). The role of consciousness in second language learning. Applied Linguistics, 11: 129 - 158. 
 
 
 
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英語漬けの環境

定期的に作っていても、

 

 

思うようにアウトプットが

出ないケースを数回に分けて書いています。

 

 

今回は3番目のケース、

 

 

3 情意フィルターができてしまっている

 

 

といった場合について

考えてみたいと思います。

 

 

 

 関連記事1 インプットの量と質のバランスが取れていない
2 発話を促す機会が足りていない

 

 

 

3 に関しては

3歳以降に特に多く

見られるように思います。

 

 

 

日本語も上手になり、

普段 使わない音や言葉に対して

 

 

心地の悪さを感じるのも

理解できますよね。

 

 

 

そういった場合は、

とにかく英語に対する苦手意識

取り払うことが大切になってきます。

 

 

 

情意フィルターとは、

 

Stephen Krashenという言語学者が

80年代に唱えた理論で、

 

 

簡単に言うと、

 

 

学習者には見えないフィルターがあり、

不安、モチベーションや自信の低下など

ネガティブな感情になると、

 

 

そのフィルターが上がり、

言語学習を妨げるというという

考え方です(Lightbown & Spada, 2000)

 

 

 

つまり英語に対して、

いったん壁ができてしまえば、

いくらインプットを与えたとしても

 

 

子どもがインプット要素に

気付く可能性も減り、

 

 

習得に なかなか繋がらない場合もあるのです。

 

 

 

この点が

思春期以降の学習者

大きく違う点ですよね。

 

 

 

思春期以降の学習者は、

たとえ、情意フィルターが高かったとしても

 

 

 

成績、ピアプレッシャー(仲間同士からの圧力)

収入、憧れ、出世、

 

 

 

そういった外的要因

動機となり、自ら進んで

お金と労力を投資し、

 

 

 

ターゲット言語を

習得しようとしますよね(Norton, 1995)

 

 

 

でも幼児は違います。

 

 

苦手意識が生まれてしまえば

そこで心に壁を作ってしまいます。

 

 

 

だから

インプットの効果を最大限に

上げるためにも、

 

 

苦手意識を取り払う

 

 

 

それには、12でも書いたように

 

 

 

インプットは

理解可能なレベルであることが重要。

 

 

 

子どもの

 

「分からない」

「何を言っているのだろう」

「何て言っていいのか分からない」

 

 

をまず無くしてあげるのが大切です。

 

 

 

でも これって頭では分かっていても

実践するのは 難しい。

 

 

 

わたしが講師としてのトレーニングを受けた

SUNNY BUNNY 講師養成講座では

 

 

 

子どもの情意フィルターを下げ、

不必要なティーチャートークはせず、

 

 

子どもが理解できるインプットを提供する

 

 

これを徹底して訓練させられました。

 

 

 

そして訓練を受けたあとに感じるのは、

 

 

 

教育現場でこの部分を

実践している先生は

多くないということ。

 

 

 

日本では

英語ネイティヴであれば、

 

 

訓練すら受けなくても

英語を教えるポストに

つける場合もまだまだ多いですね。

 

 

 

もちろん、

先生が豊富な語彙や表現を使い、

流暢に話しかける環境でも

 

 

英語を習得し、発話に繋がる子も

中にはいます。

 

 

でも そうでない子もいます

 

 

なので、イマージョンの環境に

子どもを置いていて、

 

 

発話がない場合は、

 

 

もしかしたら、子どもが

英語に対して

 

 

苦手意識を感じているか、

 

 

壁を作っている可能性

考えた方がいいかもしれません。

 

 

 

そういう場合は、

教室側と相談してみるのも一つだし、

 

 

苦手意識を感じさせない先生を

探すことも一つの方法じゃないでしょうか。

 

 

 

もし、

 

今の教室を変えたくない

 

・・・という場合は、

 

 

レッスン時間を

効果的なものにするために、

 

 

 

家でのサポートが必要となります。

 

 

 

たとえば・・・

 

丸ブルー 教室でやった内容を家でも復習し、

   子どもが言えるように練習する

 

 

 

そのためには、

出された宿題をやるだけでなく、

 

 

担当の先生に

 

どういったことを家庭ですればいいかを

聞くのもいいと思います。

 

 

 

どのような表現を

レッスン中に先生がよく使っているか

というのも聞いてもいいかもしれません。

 

 

その上でレッスンに参加すれば、

インプットは理解できるレベルになり、

 

 

より効果的に

吸収されやすくなるのではないでしょうか。

 

 

 

 

いずれにしても、

 

 

 

英語漬けの環境に長く通わせているのに

発話が出ない場合は、

 

 

何かが上手く作用していない印。

 

 

その状況から脱するためには、

 

 

 

先生が英語ネイティヴであることだけを

重視するのではなく、

 

 

丸ブルー 講師の質

丸ブルー 子どもの発話

丸ブルー 子どもが楽しんでいるか

丸ブルー レッスン内容

 

 

そういった点を包括的に見て、

決めることが必要になると思います。

 

 

 

■ 情意フィルターについての関連記事花 バイリンガル育児を続けるために (動機づけの重要性について)
花 語学の向き不向きはある?
 (言語習得に関係する要因について)
花 3歳のバイリンガル育児
 (情意フィルターについて)花 心地のよい言葉とは (アイデンティティと投資について)

 

 

 

【参考文献】

・Lightbown, P.M. & Spada, N. (2000) How Languages are Learned. New York: Oxford Press.

 

・Norton Peirce,B. (1995) Social identity, investment, and language learning. TESOL Quarterly, 29 (1), 17.

 

 

 

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前回の記事では、

 

英語のプリスクールに通わせていたり、

 

 

イマージョンの英会話スクールに

通わせていたり(未就学児のケースに限定)と、

 

 

英語漬けの環境

定期的に作っていても、

 

 

思うようにアウトプットが

出ないケースがあり、

 

 

考えられる理由に以下の点があると書きました(前回の記事:

 

 

 

1 インプットの量と質のバランスが

     取れていない

 

2 発話を促す機会が足りていない

 

3 情意フィルターができてしまっている

 

 

 

 

そして

インプットの量的に

十分だと思われる環境でも

 

 

 

 

23が原因で

発話に繋がらないケースもある と。

 

 

今日は2のケースについて

考えてみたいと思います。

 


 

もし仮に先生が、

 

一方的に話している教室であれば、

発話の機会が足りていない

可能性があります。

 

 

先生の言っていることを

あまり理解していなくても

 

 

周りの子を見ながら

動いたりリピートしていることもあるので、

 

 

そういった状況が長く続くと

なかなか発話には繋がりにくい場合もあります。

 

 

もちろん、子どもの性格によっては

発話に繋がるまで 時間がかかる子も

いるので、

 

 

ほんの数ヶ月だけで

 

「発話がない!」と

焦る必要もないと思います。

 

 

年齢的なものも大きいですね。

低年齢の子であれば、

 

 

発話を無理に求める時期でもないので

もう少し様子をみて 見守ることも

大事かと思います。

 

 

 

 

要は、必ずしも

 

 

英語漬けの環境に置く= 話せるようになる

 

 

という訳ではなくて

 

 

 

 

子どもに発話してもらうには、

先生が流暢に話しかけることよりも、

 

 

発話を促すレッスンがされているかどうか

 

 

ということの方が大切だということ。

 

 

 

わたし自身、

英語講師としてのトレーニング

最初に受けた際に言われたのは

 

 

「不必要なティーチャートークをしていないか?」

 

 

 

ということ(子ども英語講師養成講座について

 

 

当時は、バイリンガル育児を始めて2年目。

 

娘の発話も安定していたので、

 

 

我が子と同じように

語りかけをすれば インプットになると

考えていたんですね。

 

 

でも 必ずしも そうではない

 

 

ということが身にしみて分かった。

 

 

 

前回の記事でも書きましたが、

英語の土台ができている場合は、

 

 

流暢な語りかけは

効果的に働くこともあります(前回の記事

 

 

 

 

でも、そうでない場合は

 

 

先生の必要以上な語りかけ

逆効果になることも。

 

 

先生からの話が多ければ多いほど

子どもの発話の機会が減るからです。

 

 

インプットの量的には

多いかもしれませんが、

 

 

子どもが実際に発話する機会がなければ、

間違うこともないし、

 

 

インプットに

気が付く可能性も低くなる。

 

 

そうすると

インプットは内在化することなく

習得に繋がらないこともあります。

(関連記事『意味のあるインプット』)

 

 

一説によると、

イマージョン教育のように、

コミュニケーションに重きを置いた環境では、

 

 

 

発話の場が少ないがために

いくらインプットを与えても

習得には不十分なこともあるそうです。

(Lightbown & Spada, 2000)

 

 

 

そのため、

一方的に先生が話しかけ

子どもは聞いているだけ

 

 

という教室よりも

 

 

子ども達が積極的に発話している

あるいは、

 

 

 

子ども達が発話する機会を

先生が作っているところは

 

 

それだけ発話に繋がり

子ども達の英語力も伸びるのではないでしょうかニコニコ

 

 

 

 

長くなってしまったので

3については次の記事に

まとめたいと思います。

 

 

【参考文献】

Lightbown, P.M. & Spada, N. (2000) How Languages are Learned. New York: Oxford Press.

 

 

 

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英語のプリスクールに通わせていたり、

 

イマージョン(ターゲット言語に囲まれた状態)

の英会話スクールに通わせていたりと、

 

 

英語漬けの環境を

定期的に作っていても、

 

 

英語の発話がない

 

 

英語力が付いているのか分からない

 

 

 

そんなケースをたまに耳にします。

(この記事は、未就学児のケースに限定して書いています。インター系小学校に通えば英語での教育が始まるので、状況は変わると思います)

 

 

どうしてそのようなことが起こるのでしょうか?

 

 

考えられる理由としては

 

1 インプットの量と質のバランスが

  取れていない

 

2 発話を促す機会が足りていない

 

3 情意フィルターができてしまっている

 

 

などなど、他にも

さまざまな要素があると思いますが

 

 

特に上の3点は

子どもの発話に大きく影響する要素じゃないでしょうか。

 

 

まずは 1について。

 

 

イマージョンの英語スクールや

英語幼稚園(あるいはバイリンガル幼稚園)では、

 

 

英語ネイティヴの先生がメイン

教えている場合が多いかと思います。

 

 

 

それならば「インプットの質的に良いのでは?」

 

 

とも思うかもしれません。

 

 

もちろん、英語力が既に

ある程度ついている子ども

 

 

あるいは

家庭で英語に触れている子どもにとっては、

 

 

 

英語ネイティヴの先生による

流暢な語りかけや

 

 

豊富な語彙や表現を含んだ

レッスンは とても効果的

 

 

なぜ、普段から英語に触れている子には

効果的なのかというと、

 

 

 

ある程度 英語の土台ができていると、

 

 

普段 繰り返し耳にしてしている言葉を

アウトプットしたり、

 

 

何となく理解していた語句を

色んな場面で、違う文構造

耳にしたりすることで、

 

 

インプットの文法要素に気が付くことができる。

 

 

そして それが習得に繋がるからです。

 

 

 

でも家庭内で

日本語にしか触れていない場合、

 

 

あるいは、英語の基礎力が

ほとんどない場合、

 

 

まずは、英語の土台(語彙や表現)

作らなくてはいけない。

 

 

そんな時期に

簡潔で分かり易い語りかけを

するのではなく、

 

 

より自然で流暢な語りかけをするのは

 

子どもによっては

インプットとしては難しすぎて

 

効果が薄れる場合があります。

 

 

 

インプットって何?』という記事でも

書きましたが、

 

 

習得されやすいインプットというのは、

 

  • 理解可能であること
  • 繰り返し与えられること
  • 学習者がインプットに気づくこと

 

といった点が重要となります。

(関連記事『インプットって何?』)

 

 

言語学者のKrashen氏によると、

 

理解できないインプットは

雑音でしかなく、言語習得には繋がらない

(Krashen, S. D. (1982). Principles and practice in second language acquisition. Oxford: Pergamon.)

 

 

つまり、先生がいくら流暢な英語で

話しかけたとしても、

それが理解されなければ、

 

インプットとしての効果がない

 

ということになります。

 

 

では「インプットの量」の面で考えると

どうでしょうか?

 

 

インプットの質が難しすぎても

 

 

量が十分に足りていれば

習得には繋がるのでしょうか?

 

 

たとえば、

 

 

英語漬けの環境に

 

週4・5回、朝9時から午後2時まで

子どもを通わせたとします。

 

 

インターのプリスクール・キンダーガーテン

これに当たりますよね。

 

 

量的にこのくらいあれば、

ある程度は自然に

話せるようになると思います。

 

 

でも これが それ以下の量だったり、

 

23のような要素が強すぎた場合

週4・5回ペースで通っていたとしても、

 

 

発話に繋がらないケースもあるのかな、と。

 

 

 

たとえば、参加時期が

3歳以降の場合

 

 

既に日本語が心地よい言語として

発達していて、

 

 

知らない言語・音に対する

心の壁(情意フィルター)

できてしまっているとしたら、

 

 

英語漬けの環境に

定期的に通わせたとしても

 

 

インプットが効果的に入っていかない

ということも考えられます。

 

 

 

つまり英語を「心地よくない」

感じてしまっている場合は、

 

 

 

いくら英語漬けの環境にいても

音自体をシャットアウトしてしまうことも

起こり得るということ。

 

 

 

じゃあ、そういった場合は

どうしたらいいか?

 

 

 

というのを23を踏まえて

次回の記事で考えてみたいと思います。

 

 

 

 

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小学校では あと数年で

英語が教科化されるなど、

 

英語教育がますます低年齢化する中、

ここ数年、

 

 

早期英語教育の弊害

 

 

が より声高に

叫ばれるようになったと感じます。

 

 

 

そういった内容の記事や報道も

目にするようになりました。

 

 

 

早期英語教育をすると....

 

 

丸ブルー 思考力が育たない

丸ブルー 日本語も英語も中途半端になる

 

 

中にはそんな主張もありますが、

 

 

こういった記事や報道は

極端に一般化している例が多いと

感じてしまいます。

 

 

 

「早期英語教育」という言葉も

定義が曖昧になってきて、


 

単に、「中学より前に英語教育を取り入れること」だけを指さない場合が多いと感じます。

 

 

もし仮に、

日本に住みながら、

日本語にほとんど触れさせず

英語だけに触れさせていたら、

 

 

上で挙げたような弊害が

起こり得るのは想像はつきます。

 

 

インターナショナルスクールに

通わせている家庭や、

 

 

子どもが帰国子女で

幼少を海外で過ごした家庭や、

 

 

家庭内の言語を英語に

している家庭は、

 

 

日本語を維持する取組み

必要になると思うし、

 

 

色々と工夫をしている家庭も

多いと思います。

 

 

 

でも そうでない場合は、

多くの場合が

日本語に囲まれる生活をしています。

 

 

そんな中で、

 

 

早期英語教育  = 思考力が育たない

 

 

という図式は

論点がずれてしまっていると

感じています。

 

 

英語教育をするから思考力が育たない

のではなくて、

 

 

思考力を育てるような教育

(あるいは育児)するから

 

思考力は育つもの

ではないでしょうか?

 

 

 

英語教育(育児)をしていても

していなくても、

 

 

日頃から 子どもと どう接しているか

どんな会話をしているか

 

 

その積み重ねが思考力を育てると

思っています。

 

 

日本語も英語も中途半端になる

 


という主張も、もちろん

行き過ぎた英語教育

 

質の悪い教育をすれば

そのようなリスクも伴う思います。

 

 

でも、質の高い教育内容だったり、

バランスの取れた英語育児であれば、

 


日本語の成長に悪影響を

与えるとは考えにくいし、


 

むしろ 思考力の成長を

助けるのではないかと考えています。

 

 

 

上の丸ブルーのように

「両言語ともに中途半端」と言ってしまうと 

とてもネガティヴに聞こえますが、

 

 

そもそも日本語の環境で

生まれ育った人が

 

「日本語と同じレベル」の 

英語力を身に付けること自体、

とても大変なこと。

 

 

 

早期に英語を取り入れるのは、

 

 

日本語も英語も

完全にバランスの取れたバイリンガル

目指すためではないと思っています。

 

 

 

英語は、日本語と同じ言語。

 

コミュニケーションのツールです。

 

 

 

早期に英語を始めるメリットは、

 

英語を教科」として学習するのではなく

 

 

コミュニケーションのツールとして

英語という言葉

自然に身につけることができる点。

(関連記事『早期に英語を始めるメリットは?』)

 

 

 

英語力(日本語力)もつけつつ

思考力や人間力もつけていく。

 

 

早期英語教育をしながらでも

それは十分に可能だし、

 

 

英語を使えるようになることで

子どもの世界も広がると思っています。

 

 

 

【参考文献】

 

・『子どもを国際社会で活躍させたいなら英語早期教育は逆効果な理由

・『ペラペラな親ほど早期英語教育に"冷淡"

・『日本語の習得に悪影響!? 「早期英語教育」のワナ

 

 

 

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花 3歳:発話がある場合①
花 3歳:発話がある場合②
花 
3歳:発話がある場合③
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花 6歳から始めるバイリンガル育児
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