私にしては珍しく(笑)

連続投稿です。

 

 

前回江戸小紋三役・五役<続き>

自分の過去の投稿の中から

江戸小紋について書いたものを

いくつか載せましたが

 

これら過去記事で登場した

私の持っている江戸小紋は

どれもポリエステル素材なので

厳密に言うと

伝統技法で型染めされた

ものではなく

残念ながら本物とは言えない

(かといって偽物というわけでも

ないけれど)のかな

と思います。

 

 

正絹の江戸小紋は

普通の庶民が購入するには

どうしてもハードルの高い

価格のものに

なってしまうのであせる

 

 

もちろん

その価格なりの

価値があるということは

色々と学んだり

工房を見学させていただいたりして

本当にその通りだと感じます。

価値あるものに

それに見合う価格がつくのは

当然のことだし

そうあるべきだと思います。

 

 

 

江戸小紋に限らず

和服業界全般の

どの技術についても同じことが

言えるのですが

後継者がいなくて廃業

というお話は

最近はあちこちで聞かれます。

 

伝承されてきた技術は

絶えることなく後世に

繋げていって欲しい・・・

だから、そういうお話を聞くと

とても残念に思うし

どうしたらいいのだろうと

考えさせられます。

 

 

このような状況を生んだのは

和服の需要が

少なくなってしまったことも

大きな要因ですよね悲しい

 

 

そして、そんなふうに

日本人の和服離れが進んだのは

生活様式の変化はもちろんだけど

和服は高価なもの

特別な時にだけ着るもの

という先入観を

多くの人が持っている

という点も大きいのではないか

と感じます。

 

時代の変化に伴い

日本人の普段着が

和服から洋服になっていく中で

「礼装に和服を着る」

という風習によって

なんとか和服は

日本から消え去らずに済んだ

と、私は思っているので

和服=高価、和服=特別というのが

悪いことだとは

思っていないのですが

 

和服は礼装の時のみ着るもの

という感覚が

このまま続いていったら

いつしか和服は

化石になってしまう・・・

 

 

 

もっと和服を身近に感じて欲しい

と思った時

和服にも普段着はあるよ!

高価なものばかりじゃなくて

もう少しハードルが低く

手に入るものもあるよ!

ということも、多くの人に

知ってもらいたいな

と思うのです。

 

 

 

こちらのきもの

KIMONO SMILEオンラインショップ

並んでいます♪

 

 

私のショップでは最近

洗える素材の

カジュアルきものの扱いを

始めました。

 

とはいえ、きものは

どうしても和裁の技術が

必要だったり

お洋服と比べると

リーズナブルに仕立てる

というのはとても困難で

自分の理想とする価格には

できなかった・・・

というジレンマはあるのですがぐすん

 

例えばその和裁についても

和裁士さんの技術や労力

正当に評価されるべきだと

思うので

その部分をディスカウントして

価格を低く・・・

という方向に向かっていくのも

ちょっと違うのかな

と思っています。

 

 

 

相反することではあるけれど

たくさんの人に

きものを身近にハードルは低く

感じてもらいたい

でも、伝統技術の素晴らしさも

大切に思ってもらいたい・・・

 

 

どちらも大切に考えながら

これからも皆さんに

ブログでお伝えしたり

ショップで扱う商品を企画したり

試行錯誤しながらも

進んでいきたいと思います虹

 

 

 

 

 

 

 

 

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