前回の投稿から一週間以上経ってしまいました汗

 

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前回、 洗える着物 の中で江戸小紋のことを書いたので、今日はもう少し詳しくそのお話を。

少し前にこちらはじめての色無地 で、「色無地の着物は万能選手!」と書きましたが、江戸小紋も色無地とほぼ同じ位置づけの万能選手です!!

 

「江戸小紋」は、江戸時代の武士の裃の模様付けが発祥。

大名家の間で模様の豪華さを競い合うことに幕府が規制を加えたため、遠くから見た時には無地に見えるよう、模様を細かくしたのが始まりと言われています。

その際、各大名家で使える模様が固定化していったのですが、その代表的な模様で格式の高い三役と言われているのが「鮫」「行儀」「角通し」。これに「万筋」「大小あられ」を加えて五役とも呼ばれます。このような大名の裃の模様が発祥のものを「定め小紋」と言います。そして江戸時代の庶民もこれを真似するようになり、野菜や果物、宝尽くしなどのおめでたい柄を、やはり細かい模様にして楽しんだそうです。これらの柄は「いわれ小紋」として今に残っています。

 

そして、それぞれの柄には色々な意味があります。例えば三役は、

 「鮫」・・・扇型の模様を重ねて、鮫の肌に見立てた柄。魔除けや厄除けの意味がある。

 「行儀」・・・小さな点が斜め45度に整然と行儀よく並んでいる柄。丁寧なお辞儀の角度であることから「礼を尽くす」という意味がある。

 「角通し」・・・細い直線が縦横に同じ間隔で垂直に重なっている柄。「筋を通す」という意味がある。

 

江戸小紋は、基本的にカジュアル着物ですが、紋付きであれば準礼装と同等の格になります。私はカジュアルにも着たいので紋付きにしていませんが、格の高い帯と合わせれば入学・卒業式などに着られるので、応用範囲が広く便利です。

 

前回記事に載せたものは三役の「行儀」でしたが、私はもう一枚江戸小紋を持っていて、こちらは「万筋」(縞の柄)です。

 

 

私が江戸小紋を好きな一番の理由は、遠目には無地に見えるのに、近寄って見ると細かい柄が染められている、というそのおしゃれ心キラキラ

近寄ってみないと、わからないんですよビックリマークでもよく見ると、その柄がとても細かくて、更に、色々な意味がある・・・

 

それって、究極のおしゃれだと思いませんか?

 

たくさんの柄があって、奥が深い江戸小紋虹

普段着きものを少しグレードアップさせてくれるおしゃれな着物ですウインク