組織作りインスパイア | 「儲け」のためにできること

「儲け」のためにできること

日々お客様の「儲け」のための事例やスキームをご紹介します。

ある顧問先の社長と話していた際、  
「社員にもっとやる気をだしてもらうには、どうすればよいか」
というご相談を受けました。

これから会社をもっと盛り上げようとがんばっているときに
やる気のない社員が気になったようです。

社長との会話で出た内容のうち
「こういう会社は社員が熱中している」という部分をご紹介します。
私見も入っていますので、どれか1つでもヒントになるようなものがあれば
ラッキーという気持ちでご覧ください。

1.会社の外をみて中を変える
 ①社長の考え以上のことは起きない
  社長が会社の外(顧客・競合・市場)を知り、商品を変化させる
  商品を時代に合わせることが経営、経営とは時代認識
 ②社員と会社の外の話をする
  社員との会話で会社の外の話をする習慣をつける、主語は顧客
  社員が口を開けば顧客の話をする、そんな社風になるまで5年はかかる
 ③他業種からしか「新しい発見」はない
  同じ業種の会社を参考にしても今の延長線上、社長の考えの範疇
  他業種の知見を自社に取り入れることが「新しい発見」 に繋がる

2.給与・役職をあげるのが先か、成果をあげるのが先か
 ①皆自分のために働いている
  給与が高いから仕事をがんばる、給与が低いのに仕事量が多いのはブラック
  やりがいでご飯は食べられない
 ②社長の責任は決定責任、社員の責任は実行責任
  成果がでないのは決定が間違っていたか、実行をしていなかったか
 ③成果がみえるからやる気がでるのではない
  成果が上がった結果、給与が上がる過程がみえるからやる気がでる
 ④物心両面の幸せ:物(給与)➡心(感情)の順で満たされる

3.顧客ファーストと生産性との両立
 ①全てのお客様に全力は無理
  商売の目的は「定価で商品を買ってもらうこと」であり、無理に売ることではない 
  ターゲットを決める、全ての人に全力は無理
  シルバー(ご高齢の方)割り引きではなく、むしろシルバー増し 
 ②会社は顧客に振り回されるもの
  定価で商品を買ってくれる顧客の要望に振り回されてこそ商品に磨きがかかる
 ③あれもこれもやるのは良くない、集中力にはキャパがある
  人の集中力には限りがある、一人にいろんな仕事は任せない
  定価で商品を売る努力はする、他はやらない(色んなことに手をださない)
 ④儲かっている仕事にもっと集中、儲かっていない仕事に力をかけない
  犯人捜しに時間をかけない 

 

(話し合いの際、手書きで書いたメモです)


いまも社長と一緒に
①   社員教育の実施②給与体系の変更③顧客別・社員別売上管理方法
をどうするか考えています。

弊法人では4月から新・SMC懇話会という勉強会を開催します。
半分は経営の勉強、半分は様々な業種の経営者との意見交換を目的としております。
ぜひ「会社の外」を知る機会としてご活用いただければ幸いです。

 

担当:工藤