「儲け」のためにできること

「儲け」のためにできること

日々お客様の「儲け」のための事例やスキームをご紹介します。

「見える化」という言葉を誰が言い始めたのかわかりませんが、

「見える化」は、それによって社長や社員の心に火をつけ、

行動ができるようになるものが良いと思います。

ある建設会社の社長は、仕事を受注したら、A4の大学ノートに

受注先、現場名、金額などの情報を自分の字で1ページに5件ぐらいずつ書いています

仕事を受注するごとにページが増えていくので、書いている本人はとても楽しそうですし、

そのノートをいつも大事に持ち歩いています。

その結果、誰よりも会社の受注状況を知っています。

社長にとっての一つの見える化です。

ある塗装業の会社では、売上の金額を積み上げ式の表にして壁に貼っています。
(土肥は手書きの方がパソコンで見るより心に残ると思っているので、

実際は手書きの表にしてもらっています)
 


コロナ禍、利益が出にくくなり、業績は悪化。

これといった手を打てない状況でした。
そこでちょっと目先を変え、売上を全体ではなく、

取引先別の表にし、(業績を見たくない社長の)嫌でも目に付く所に貼りだしてみました。
仕方なくでもこれを見た社長が、

①B社への依存度が高いということと

②いつの間にか、A社よりD社の売上が多くなっていること(逆転している)

に気付きました。


社長が決めたことは、避けては通れないB社への値上交渉と拡大の可能性のあるD社へ営業をすることです。

「見える化」については、どの取引先が儲けさせてくれているかを見ることができるよう

「取引先別粗利益表」を準備中です。


SMCも毎月の業績に関心を持っていただきたく「見える化」を仕掛けております。
毎月業績報告に使っている「社長の月次決算書」の表紙。
その月が黒字の時は青い表紙。赤字の時は赤い表紙を使っているので利益がでているか一目でわかります。

初めは気にされなかった方も、今では赤い表紙が出てくると「赤か~」と心底がっかりされています。

なかには赤い表紙の月は意地になって話を聞いていただけない社長もいらっしゃるぐらいです。
 


 

目に入ったら気になってしまう。楽しくなってしまう。ムキになってしまう。

人それぞれ「見える化」されることによる効果は違いますが、

なぜだかわかりませんが、目に入ったら良くしたくなってしまうようです。

仕事に「見える化」の仕掛けお勧めします。


担当:土肥 宏行

 

 

上記の表は、生活関連サービス業の関与先の売上単価別の件数を表にしたものです。
総売上件数が543件あり、エリアごとにどのような単価分布になっているかが分かります。
そして、赤枠は私が勝手に付けたものです。
赤枠は比較的高単価な売上の分布になりますが、それらが413件ありました。

こんな資料を作り、社長に聞いてみました。
「仮に赤枠内だけに顧客を絞って受注したら業績はどうなると思いますか?」

 

 


これが結果です。

仮に赤枠内だけ受注した場合、売上高は39,256千円下がることとなります。

割合で示すと9.22%減ということです。
ちなみに、利益率は高単価でも低単価でも差はないため、粗利益も9.22%減となります。
次に件数ですが、130件少なくなります。これも割合で示すと23.9%減です。

つまり、件数が約4分の1減少するのに、売上は1割程度しか減らないということです。

この関与先は、件数=労働力に換算することができるため、

顧客を絞ることによって労働力が4分の1減らせるということです。

その減った労働力を比較的高単価な受注につなげることをすれば、会社はもっと儲かるはずです。
仮に減った売上高(39,256千円)を単価60万円の受注で埋めるとすると、66件です。
単価80万円だと49件の受注で埋まります。

効率よく稼ぐために、高単価な受注に繋がる顧客にターゲットを絞り

その顧客に徹底的に受け入れられる商品・サービスを作ることが、

この関与先の場合にはもっと儲かる方法だと思います。

ちなみに、社長はこの表を見て、より良い顧客獲得のために、

高単価な商品を作るように社員に指示したそうです。

売上だけを追うと、単価が低いものを積み重ねてでも売上を作ろうとします。
ただし、単価が低いと件数を多くしなければならず、

その件数が労働力に直結するような事業である場合には、社員も疲弊してしまいます。

自分たちのサービスを正当に評価してくれて、

その評価がキチンと価格に変換して購入してくれる顧客を作らなければ、

中小企業は生きる道はないでしょう。

 

担当:堺 友樹

ご主人の相続税申告を無事終えた奥様からこんな質問がありました。
「相続手続きをするにあたって、生前にこうしておけばもっとスムーズにできたのに・・・

というようなことはありますか?

私の時に子供たちにあまり手間をとらせたくなくて。
税金の対策とかではなく、もっと基本的なことでいいんですけど・・・」

そこで、
預金や生命保険の内容を記した『財産一覧表』を作っておくこと を
おすすめしました。


国税庁の令和2年度相続税調査等の状況(令和3年12月発表)を見ますと、
財産の申告漏れを指摘されたケースは、実に87%にも上ります。
 


指摘された財産の種類としては
土地10%
有価証券16%
現金預金30%

半分近くを金融資産が占めていることがわかります
 


金融資産の中には、“贈与したつもり預金”や“名義預金”の指摘もあるとは思いますが
もっとシンプルに、子ども達が完全に知らなかった銀行口座の漏れも
一定数あるのではないかと思います。

今は取引をしていない○○銀行に定期が100万置きっぱなしだけど、

まぁそのうち解約に行けばいいか!と思ってそのままになってしまっていた・・・

というような口座をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

税務調査があると、このような預金が発見されて追加の税金を納めるということもあります。
『財産一覧表』を作っておけば、遺されたご家族が、財産の把握に苦労することはありません。


ひとり暮らしをしている、あるアナウンサーの方は、長期出張に出かける際、

財産一覧表(メモ)をダイニングの上に置いてから出かけるそうです。
出張先で万が一のことがあった時、別に暮らしている妹さんが部屋に入ってきてすぐそのメモを発見でき、

相続手続きで困らなくて済むように。
無事に出張から帰ってきたら、本人が捨ててしまえばそのメモは誰の目に触れることもないですもんね。

このように、今すぐ子供たちに財産を伝えるのは抵抗があるけれど、
いざというその時に見つけてもらえる場所
この銀行に口座持ってるよ、というメモを保管しておくというのもいいかもしれません。

メモでいいので財産をまとめておいてもらえるのと
家の中をひっくり返して通帳を探すことから始めるのでは
子に係る負担は大きく異なります。


余談ですが
いろいろ調べても把握しきれなかった故人の預金を
税務署の調査能力によってみつけていただけるのなら
相続税調査もラッキー!と、考えてもいいかもしれません笑

 


担当:丹下 優子