FSSの人間界にも悪の親分がいる。

そいつの名はボスヤスフォート。

あれ?なんか聞いたことあるような?

そう、ハリーポッターのヴォルデモートに似ている。

ボスヤスフォートもめっちゃ強い魔法使いだ。

FSSもハリーポッターの影響をかなり受けていると思われる。

ただ、

このボスやんは、ちょっと愛嬌がある。

恐怖で世界を支配しようとは思っていない。

部下にも優しい。

つーか、タメ口も許している。

どうも、ボスやんは神である主人公になんとか一泡吹かせたいと思っているらしい。

なんか上から目線の神様にムカついてる様子。

一度、半殺しの目にあったにも関わらず、

果敢に何度も戦いを挑んでいく姿はなんか凛々しい。


昔、ネットの書き込みで、

悪の組織ショッカーは

如何に真面目に世界征服を計画し、組織をしっかりと管理し、

目標達成に向かって情熱をもって行動しており、

それに比べ、仮面ライダーは何か起こってからでないと行動しない

常に受身の姿勢である

みたいなのを読んで感心したことがある。


ボスやんも神様とケンカするために

一国をのっとり、地道に国力を上げ、政治力を駆使しながら

準備をしっかりと整えている。

おそらく、その国民からは結構慕われているのではないか?

そして、戦になったら最前線で体を張っている。


で、神様はボスやんのことを完全無視で舐めきっている。

ちょっとかわいそうになっちゃうぜ (´д`)


年表では、ボスやんが多くの国家を扇動して大戦争を引き起こすが、

神様は当然無視。

しかし、最後は神様が裏で多くの国を操って

ボスやんを袋叩きにする結末になる予定。

さすが神様、最後まで自分の手は汚さずに美味しいところだけもっていく (゚∀゚)


FSSでは悪の存在がヌルい。

そこが私が惹かれるところでもある。

よくある、主人公を悪がズンドコまで突き落として、

そこから主人公が這い上がっていく姿に感動!

みたいな漫画は胸糞悪い。

作者は、あくまで自分の世界の理想像みたいなのを

漫画に描きたいタイプなんだろう。

(つづく)
さてさて

FSSの主人公は神様なんですが、そもそも悪魔と戦うことが

お仕事らしい。

だから神様はせっせと最強ロボを作っており、強さ設定のインフレが

トンデモないことになっている。

それらに強い人間たち(騎士と人工生命体)を乗せて戦争ごっこに興じる

ってのが本筋のようだ。

人間たちの小競り合いを眺めて、強い騎士をスカウトするのが

主人公の人間界でのルーティン。


作者は年表を最初から提示してますが、

もちろん、ころころ変っています (´д`) イミナイジャン

その年表によれば、

主人公の神はさんざん人間界で遊んだあと、

人間たちの住む惑星をドガーンっと破壊して

去っていくようです。


スターウォーズの帝国軍と変わりありませんな (´д`)

まぁ、結局、人間からしたら神も悪魔も同じってことで。

(つづく)
FSSという作品からは

なんら示唆的なことは読み取れない。(私には)

人類の存在意義を問うような雰囲気があるが、

あくまで雰囲気であって、テーマではない。

よってFSSの結末にもなんら結論も無いであろう。


つまり、

永野氏が好きなプログレとかの音楽と一緒で

FSSは一種の「様式美」なのである。

まさしく、FSSは漫画ではなく、「デザイン本」なんだから仕方ない。

ここを理解しないと、読者にはなれない。

なんつーか、

女性からしたらファッション雑誌を読んでる感覚?

私ならストラトキャスタームックを眺めてる感じですわ。


メカデザイン好きで読み始めた男性読者から

もっとMHが戦うシーンを増やしてくれっつー要望が多いらしいが、

よりリアリティがある機能美に満ちたデザインからスタートしたはずなのに、

整合性なくインフレした設定のせいで、本末転倒状態。


実は、FSSは2回も映画化されている。

初回は随分前。

当然観なかった。

私は映画が良い出来になるとは思えなかったからだ。

世間の評判は知りません。


2回目は、モーターヘッドからゴティックメードに変わったとき。

連載は読まない単行本派な私は、

ひょんなことから映画製作の発表を知ったとき、

FSSとは別の物語だと思ってました。

あーあ、FSSに飽きちゃったんだって思いました。

まぁ、もったいぶって内容が薄い告知だったので

永野氏の真意が読み取れなかったのもありますけどね。

当然、2回目の映画は観てません。


最新刊が出て、買って読んでみたら、

FSSは終わったわけでは無かったので安心しましたね。

信者ばりの永野氏ファンは、設定本とか映画とかすべてフォローしているので

私のような単行本だけのライトなファンの言っていることなど話にならないかもしれません。

しかし、単行本以外に多くの設定集を読まないと本編が理解できない

なんて言われても、それは違うだろ、とは思いますけどね。

(つづく)
作者の永野氏はまぎれもなく天才である。

それは惜しみなく変人さを振りまいている点からも証明できる。

彼はロック兄ちゃんだったのだが、好きなジャンルはプログレとか

ひねた系統である。

あからさまにロックからインスパイアされた作風に

思春期の私は惹かれたってのもある。


もうひとつ、永野氏の特徴は中性的であることだ。

FSSの特徴として、

強さのインフレのような、圧倒的強さに憧れる男性漫画的な面と、

「ヴェルサイユのばら」に代表される「血統」に憧れる女性漫画的な面

の両方が強く現れている。

つまり、永野氏は「オ●マ野郎」なのだ。


私が最新刊を読んで一番良かったなと思うところは、

フンフトの変わりようである。

以前は、普通のキャラだった。

例えるならば、AKB48の雑魚メンバーくらいの魅力だった。

それが最新刊では、非常に魅力的なお顔になり、

オッパイもでかくなった。

いや、ダイ・グを誘惑するシーンでエロいなぁって思ったわけではない。

そうじゃなくて、

ただ単に、別人かのように美しくデザインされた顔と表情に

とても惹かれてしまった。

詩女になったからだろうか?

非常にスペシャルな感じになった気がする。


一方で、作者がすごくお気に入りであると言われている

クリスティンには全く魅力を感じない。

そして、永野氏が渾身で登場させたリリも

超絶にスベっていると私は思っている。

やっぱ作者のノリって古臭い。


私のお気に入りのナインは、なんかモナークセイクレッドでの登場シーンでは

カワイイくなったような気がする。

以前はかなり神々しかったのに。

ダイブン人間寄りに表現されるようになった。

しかし、設定ではますます人間離れになってきている。

ナインは女王アリだそうだ。

騎士とかダイバーとかを遺伝子操作で作ったのではなく、

単独で腹から生んだのだそうだ (゚Д゚) ハァ?


要するにだが、

永野氏は天才ゆえ、設定やストーリーの整合性など

あんまり気にしないのだろう。

普通の人は、整合性が保たれないと気持ちが悪いんだけどなぁ (´д`)

(つづく)

同世代の男から見て、


中居君は羨ましいほどに「人望がある」ように思える。



SMAPの中で、MCとして番組を仕切れるのは中居君だけである。


いや、よく考えたら、


昔も今もジャニーズの中で仕切れるのは中居君だけじゃないか?


余程の人望がないと務まらない。



中居君の交友関係は広い。


元ヤンキーだったので、アブナイ友人もいるらしいし、


芸能界でも大物から小者まで幅広いのは皆さんご存知の通りだ。



そんな彼が、こともあろうか


全国放送で「公開処刑」されたのである。


リーダーである彼が、末席に追いやられ、


言いたくもないセリフを言わされ、頭を下げさせられた。



「中居君は恥をかかされた」



もし、私の友人が同じような目にあったら


血が煮えたぎって激怒しただろう。



どれくらいの数の彼の友人が同じように感じただろうか?



世の中、このような理不尽なことは腐るほどある。


当然、みんなの身近でも起こっていることだ。


自分の身に起こったら悲しいことだし、悔しいもんだ。


尊敬できる友人や家族に起こったとしたら?


時には自分に起こった時より感情が高ぶることもある。



パンピーな私は今回の件に、1ミリの影響力も持たない。


でも、彼の友人たちの中には、仇を取ることができる人がいるのではないか?


今頃、絶対に策を練っている人がいると信じたい。