時差出勤でエコ② | SDGs エコに効くブログ

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省エネ&レンタル・経費を削減スマートビーンズ(株)代表・
若葉GONET代表・エコメッセちば実行委員会・REDD+プラットフォーム・フェアウッド研究部会etc.

時差出勤・フレックスタイムの導入がもっと増えて、道路や公共機関の渋滞や混雑緩和による経済性の効率化が進めば、気候変動による地球温暖化の要因となっていると云われているCO2排出量を低減させる事ができますし、朝夕の生活時間帯の幅が広がる事による時間帯別のピーク時電力(最大消費量)が下がるので、電力会社の発電量も抑えられます。

 

ピーク時電力(最大消費量)が下がれば、使用するかしないかの関わらず、電力会社が需要に対して用意する供給量(発電量)も少なくて済むのですから、資源不足や政情不安、為替の影響を受けて高騰しているガスや石油などのエネルギー資源のほとんど海外からの輸入に頼る日本では、エネルギー問題は最優先にすべき国策が節電だと思いますけど。

 

一部の民間企業では始まっているように、製造に必要な電力の調達は、発電所を自前で保有したり、より安価な新電力と契約したりして調達すればよいのですから、もし政府が補助金や助成金を使って電力需給を支援したいのであれば、既存の電力会社を支援するのではなく、自前の発電設備を建設する企業や自治体を支援すればよいのです。

 

海外では導入している国も多いサマータイム導入は、そんなエネルギー対策にもなります。

 

国の標準時刻を夏場に1時間早める事で、学校や企業も全て時間帯が前倒しになることで、空調や照明機器類の使用時間を抑制したり、エネルギーの使用量を抑えたりする効果と、17時以降の明るい時間が長く使えるので、レジャー時間などを充実させる事による消費の拡大効果も見込めます。

 

サマータイムで21時過ぎまで空が明るいと、アフター5から始めるアウトドアスポーツに興じる人も当然いますよね。

 

私の友人が住むシアトルでは、サマータイム期間中は特に17時の終業時刻になると残業する人はほんの一部で、みんな競うようにさっさと帰ります。

 

そして家族や友人とゴルフやテニス、釣りやヨットなどのスポーツに興じたり、プロスポーツ観戦に出かけたり、デートを楽しんだりしたりしているのです。

 

定時で帰る為に、その分朝早く出社して仕事を片付ける人も少なくありませんが、これが慣れてくると不思議と快適なのです。

 

空が明るくなれば起きて活動、暗くなれば眠るという動物本来の生体に近いからなのか、体調は絶好調。とても快適なのです。

 

欧米だけでなく日本でも早朝会議や朝食を兼ねたミーティングを行ったり、早朝ランニングやマシントレーニング(24時間営業もあるのです)をしたりするビジネスマンがいますが、ある意味こちらの方が人間にとっては自然な行動なのかも。

 

日本では職場によって、さっさと定時で帰る事が、何か悪い事をしているみたいに思う人もいるようですが、無駄に空調や照明を長時間使用してまで職場にいても、業績が上がったり会社の利益が増えたりするわけではないので、決して褒められる行為ではありません。

 

むしろ管理職から率先して定時帰社を推進すれば、無駄な会議や業務を減らして、会社の業務時間を効率的で有効に使おうと努力もするのではないでしょうか。

 

成果主義でもいないのに、部下に長時間残業をさせておいて、それを改善することなく延々と続けていても、管理職に能力がないと判断されないのは日本くらい?