水分と塩分補給が必要だという事は今では常識のように言われていますし、熱中症アメ、塩アメといった商品もスーパーやコンビニの店頭でも数多く見かけるようになったのは良いことです。
一方で、体調管理が不得手な子どもやお年寄りに関しては、周りが気にして早めの水分補給や休憩を促すようにしたいところです。
体温の急激な上昇や、脱水症状に陥る危険性をはらんでいるからなのですが、どうやら年齢が高くなると、体温の上昇など体調の変化に対する感覚が鈍くなるようで、自覚症状が出た時にはすでに遅く、もう体がいう事を効かなくなったりするようです。
小学校低学年までの児童も同様で、周囲の大人が気を付けていないと自覚症状が出た時には意識がもうろうとして・・・なんてことも珍しくないのです。
喉が渇いていなくても、一定時間ごとに水分補給するとか、長時間直射日光を浴びての作業や運動はこまめに休憩を取るなどの対策はする必要があります。
特に小学校低学年の子どもたちは、学校で先生に言われると、なぜか自分の体調より優先して律儀に守る事もあるので、細心の注意が必要です。
というのも、先日小学校低学年の子どもを持つ親から相談されたのですが、徒歩で片道40分近くかけて通学する子どもに対しても、通学途中に水筒に入っている水を飲むことを禁じているとのこと。
まさかと思って、ゆでダコのような真っ赤な顔をして下校してくる子どもたちに、暑かったら水筒の水を飲むのでしょ?と尋ねたら“せんせいに途中で飲んじゃダメだって言われたから飲まない”ですと。
学校全体ではそんなことは言っていないようですが、クラスの担任教員の考え方で違っているという事に、驚きと懸念があります。
通学途中で、もし熱中症や脱水症状を起こしてしまったら、命に関わる事態になりかねないので、学校に事情を聴いてみたら、どうやら水筒を咥えて歩きながら飲むと危険だから、飲まないように、と禁止したようです。
アスファルトの歩道を、朝から30度以上、午後は35度を超える炎天下の中、重たいランドセルを背負って40分も歩いて通学する子どもに、水分補給を禁じるのはどうなんでしょうかね。
事故が起きたら、それを想定していなかった、では遅すぎます。
どこかの原発事故みたいな弁解をするくらいしかできないでしょう。
もし、歩き飲みが危険だという理由だけで禁止するくらいなら、歩きながら飲むと危ないので、喉が乾いたら必ず立ち止まって飲みましょう、と話ができる教員になって欲しいものです。
先生は、教えて諭すから教諭と呼ばれているのですから。