用意周到、どんなに事前に綿密に準備していたとしても、当日の天気次第では中止もありうるのが野外イベントやコンサート、スポーツの試合などです。
有料で販売するチケットなどは払い戻しをすることも出来ますし、順延という手もありますが、イベントの会場内等で販売するのが目的で、その日の為に作った弁当やお菓子などは、他で売る方法がなければ、廃棄処分するしかなくなります。
主催者の事前注文品であれば、もちろん発注者に代金を請求すればいいのですが、販売して初めて売り上げになるその日限りの屋台やワゴン販売では、中止で売り上げが0円の場合に被る、仕入れ材料費等の損害額もバカになりません。
そんなコンサート・お祭り・花火大会・スポーツイベント等が、台風などの天候不順や交通機関の事故等により、中止または延期を余儀なくされた場合に、臨時に支出が必要となる費用やすでに準備の為に支払っている費用を補償するのが、イベント(興業)中止保険という損害保険です。
例えば、コンサートに出演するアーチストが、交通機関や体調不良で急きょ出演できなかった場合、そのコンサートは中止もしくは延期するしかなくなりますが、それまでに主催者が支払うまたは支払った費用を損害額として保険金の支払い対象とすることが可能です。
この保険は、通常の自動車保険や火災保険のように規格や保険料率が決まっているわけではありません。個別のリスク状態に応じてオーダーメイドで作成されます。
イベントにより主催者が責任を問われるのは、事故や災害による安全対策とは限りません。中止による金銭面での損害を回避する為にも、保険を上手に利用したいところです。
とはいえ、犯罪行為やテロ・政変、放射能リスク等は不担保(補償対象外)ですけど。