私は一人暮らしを始めた24歳のときから、暮らしのコストを低くするために様々な節約術を試してきました。

今回は私が実践している光熱費(電気とガス)の節約術をいくつか紹介したいと思います。
そのおかげで光熱費は月4千円以下で収まっています。

これらの節約術は小さな暮らしをしている人だけでなく、家族や友人と暮らしている人にも役立つと思います。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。

光熱費の節約術

日本のエネルギー資源は90%以上輸入に依存していると言われています。そして昨今の円安と国際的な混乱によりエネルギー資源価格の高騰を実感しているのではないでしょうか。

私はこんな情勢に生活を振り回されたくないと昔から思い続けていました。その結果、電気やガスへの使用量を減らす工夫を習慣にできました。

私の使用量がどれくらいかといいますと以下のグラフのとおりです。(左:電気使用量、右:ガス使用量)

電気使用量推移 ガス使用量推移

他の家庭は点線折れ線で、私の実績は実践折れ線と棒グラフです。

ではどんな節約術をしているかいくつか紹介します。

光源はLED電球

これはもう常識になりつつありますね。ここ5年くらいでLED電球も¥300くらいから選べるようになってます。初期投資を低く抑えられるので2~3か月もあれば投資回収可能です。

冬は部屋でも重ね着をする

原始的ですが効果絶大です。エアコンなどの暖房いらずになります(関東平野部においては)。以下のポイントを抑えれば暖房なしで過ごせます。

  • アウターには防水服を着る
  • インナーにはモコモコした服を着る
防水服は水を通さない設計になっています。そのため冷たい風を遮断できます。そしてインナーにモコモコした服を着ることで空気の断熱層ができます。それによって防水服の冷たさを防げます。
想像以上に暖かいですよ!本当におすすめ。

寝るときは電子レンジ加熱式湯たんぽを使う

これは最近知ったのですが、電子レンジで3分温めると7時間くらい暖かく感じる湯たんぽがあります。(布団の中での私の体感です)

寝るときは布団の中さえ暖まっていれば幸せです。その幸せが電子レンジ3分で実現できるのでエアコンやハロゲンヒーターとは比べ物にならないほど節電できます。

電気の契約容量を20Aに減らす(一人暮らしの方向け)

こちらは節電が暖房を使わない習慣になった一人暮らしの方向けの手段になります。
家庭の電気契約では「契約容量30A」がほとんどだと思います。
その契約容量を20Aに減らすと、基本料金が毎月200~300円くらい安くできます。
リスクとしては同時に使える電気量が減るので、気を付けられる人に向いています。
 

その他

  • お湯の温度は37~39℃にする
  • カーテンの隙間から入ってくる「窓からの冷気」を遮断する
  • コンロで加熱するときは鍋などに蓋をする
  • 料理は余熱も活用する
などなど、たくさんのことをしています。

まとめ

私の電気・ガスの節約術を一部紹介しました。電気・ガスの節約は1つのことをしたらOKとはいきません。複数のことを総合的に行うことで節約できます。生活習慣を変えることに近いですね。
生活習慣を変えることはかなり難しいかもしれません。私の場合、海外情勢に生活を振り回されたくない思いが強かったので生活習慣を変えられました。
もし皆さんも電気・ガスの節約をされる場合は、節約できた後の姿をイメージしてみるとモチベーションが上がるかもしれません。

私は一人暮らしを始めた24歳のときから、毎月の支出を抑えるために様々な節約術を試してきました。

今回は私が実践している食費の節約術をいくつか紹介したいと思います。それらおかげで食費は物価上昇の中でも月1.5~2万円で収まっています。
これらの節約術は小さな暮らしをしている人だけでなく、家族や友人と暮らしている人にも役立つと思います。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。

 

食費の節約術

食事は「医食同源」なので健康に直結します。ですので本来はお金をかけるべき費用だと思っています。

しかし背に腹は代えられない状況もあると思います。

そこで健康と節約をなるべく両立できる手段を紹介します。

 

”腹持ちの良い食材で”自炊する

自炊は節約の王道です。しかしそこで使う食材がカップ麺や白米などの「腹持ちが悪い物」だったら逆に高くつきます。

なぜなら食べる量が増えるからです。

考えてみれば当たり前なのですが、意外と気づきにくいポイントです。

 

今の加工食品業界は精製した白い炭水化物(=腹持ちが極めて悪い物)ばかりで健康を無視して消費量を増やそうと工夫していますからね。

それに疑問を持たないと気付けません。

 

腹持ちの良い食材で自炊すると、少量の食材で満腹感を得られ、不健康なお菓子が必要なくなり、節約と健康が両立できます。

 

私が使っている腹持ちの良い食材は以下の通りです。

  • オートミール
  • 玄米やもち米
  • 雑穀米(もち麦や胚芽押麦など)

オートミールは業務スーパーで、玄米はネット通販やふるさと納税を利用することで安く手に入れられています。

 

小麦や白米はお腹が痛く(おそらくセリアック病)なったり急激な血糖値上昇による眠気がくるので私は避けています。

 

旬の食材を使う

これも食費節約の王道の一つでしょう。
これはお金視点でみれば供給過剰の歪みを利用した節約です。
一方で食材視点でみれば栄養状態が最高の状態なので、健康的な食事には最適です。
これこそ健康コスパが最高な節約方法です。
 
2023年12月~2024年1月にかけては、インフレが起きているはずなのに大きい白菜が1玉200円だったり、大きい大根が1本100円だったりと値崩れが起きていました。
そのチャンスを私は見逃さなかったので、白菜と大根をほぼ毎食食べていました。
そのためか1食100円以下で済んでいました。
 

加工食品をなるべく買わない

前述しましたが、カップ麺やおにぎり、お菓子のような加工食品は精製された炭水化物が主原料です。
カロリーはありますが、それらには栄養なんてほぼありません。なのでいくら食べても短時間でお腹が減ります。
そして太って不健康になり、医療費がかかってお金が減るというループに陥ります。
 
私もかつてそのループに陥っていました。しかしダイエット目的で腹持ちの良い食材を食べるようになってから加工食品断ちをしたところ、10kg以上痩せられました。
私にとっては食育は健康とお金を守るためにとても大事だと痛感した経験でした。
 
まとめ
私の経験上ですが、腹持ちの良い食材を主食として使い、旬の食材でおかずを作り、加工食品を使わない食事が健康と節約を両立できる手段だと紹介しました。
私はこれでお金と健康を失うループから脱出できましたので、過去の私と似た境遇の方が救われたらうれしいです。

小さな暮らしでは限られたスペースや物で暮らします。その点で地球環境にやさしくできたりお金が貯まったり、心が平穏になるなど、さまざまな利点があります。一方で不便も一部伴います。この記事では小さな暮らしのデメリットと、それらに対処する方法について紹介します。

スペースの制限

小さな暮らしの最大のデメリットはスペースの制限です。小さな家やアパートに住む場合、収納や動線、レイアウトなどに工夫が特に必要です。私が行っている対処方法には以下のような方法があります。

・物を減らす

まずは日々の暮らしに不要なもの(生命維持に必要なもの以外)は断捨離することで、スペースを有効に活用できます。私の場合、テレビは持っていません。理由はテレビから得る情報に人生を豊かにする情報がない&NHK受信料のコストが毎月発生するので捨てました。そうすることでスペースが空いて掃除や整理も楽になり、自分の可処分時間が増えました。

・突っ張り棒とS字フックを使って廊下を活用する

廊下の壁や天井はなかなか活用しにくかったりします。しかし廊下は幅が狭いので突っ張り棒や突っ張り棚がちょうど使えます。さらにその棒や棚にS字フックを引っかけることで料理小物収納や部屋干しスペースに変えることができます。

常識と戦うストレス

小さな暮らしをする場合、心理的なストレスも感じることがあります。例えば、物やサービスを断ることに罪悪感や不安を感じたり、周囲との価値観の違いに対するプレッシャーや孤立感を感じたりすることがあります。これに対する私の対処法は以下の通りです。

・他人は私の人生に責任を取らないことを忘れない

他人は他人が考えた何の根拠もない価値観や世間の常識を要求してきます。しかしいったん立ち止まって考えてみてください。そもそもその他人は私の暮らしや人生が行き詰ったときに助けたりしてくれますか?と。責任を取らない外野はただの外野なんです。この心のスタンスが罪悪感を減らせると思っています。

・小さな暮らしをする仲間を見つける

小さな暮らしをする人や理解ある人と交流することで、ストレスを軽減できます。私の場合、とあるNPO法人で畑ボランティアをしていますが、仲間を見つけられました。その結果、世間からの価値観の違いに対するプレッシャーや孤立感を感じにくくなりました。

まとめ

小さな暮らしでのデメリットを紹介しました。しかし私はデメリットよりもメリット(お金、時間、心の余裕)の方が圧倒的に大きく、幸せを感じているので気にしていません。私が伝えたいのは不便=不幸ではないことです。不便は自分の価値観を見つける上で大切なきっかけなのです。

小さな暮らしは必要最低限のものだけで暮らすことです。小さな暮らしをすることでお金や時間、心の余裕を得ることができます。この記事では、私が小さな暮らしを始めた理由とそのメリットについて、具体的な方法とともに紹介します。

小さな暮らしを始めたきっかけは「平穏に暮らしたい」という思い

私は零細ベンチャー企業で身を粉にして働いていたときに「平穏に暮らしたい」と心の底から願っていました。なぜなら好きでもない開発仕事のことを四六時中考え続けていて、仕事に支配された余裕のない生活だったからです。

平穏な生活をするための仕事で逆に仕事に支配されてしまう、そんなスパイラルから抜け出すには「暮らしの中の不要なもの」に気付く必要があります。私は自分の暮らしを見直して、必要なものと不要なものを分けることにしました。そして不要なものを減らすことで、稼ぐ必要性を減らして余裕を得ました。

 

メリットはお金、時間、心の余裕が得られる

小さな暮らしのメリットはお金、時間、心の余裕を得られることに尽きます。というのも労働と消費のトレードオフ関係を変えられるからです。

 

労働でお金を得る行為はトレードオフの関係にあります。

「自分の労働資源」を消費⇒何かしらの「価値提供」⇒対価として「お金」を得る場合を細かく見ていきましょう。(私のケースです)

  • 肉体的拘束時間(月200時間以上、土日出勤あり)
  • 思考力(常時消費)
  • 肉体的体力
  • 精神的体力(常時消費、罵声あり)
  • 何かしらのスキル
これらを使ってお金を得ます。そしてお金そのものには価値はありません。お金は何か価値あるものと交換できるから間接的に価値があるように見えるだけです。 そして得たお金で何と交換していたかというと
  • 生命維持のための衣食住情費
  • 水道光熱費
  • 暮らしのための道具
  • お金のかからない趣味(サイクリング)
  • 労働で消耗した肉体の回復
  • 労働で消耗した精神の回復
でした。
 
私が仕事に支配され余裕がなかったと強く感じた理由は、時間面と精神面における自分の裁量が著しく少なかったからです。特に時間は一度消費すると二度と戻ってこない性質のものです。そんな大切なものを苦痛時間で浪費するほど人生長くないと思い、平穏に暮らすために「私の裁量で使える時間確保する」&「私にとって精神的に楽なことでお金を稼ぐ」を目指すようになりました。
目指す姿に近づくために、私は小さな暮らしによって労働と消費のトレードオフの関係を変えました。具体的には、稼ぐ必要性を減らす手段を採用してお金、時間、心の余裕を得ました。
 

稼ぐ必要性を減らして余裕を獲得

まずやったことは生活費(衣食住費、水道光熱費など)の見直しをしました。生活費が少なければ仕事で稼ぐお金の量が少なくて済む⇒過剰な労働時間を減らせる⇒自分の時間が増える、という理屈です。

具体的な見直しは以下のことをしました。

  • 家賃が安いところへ引越し(¥5万/月⇒\3.4万/月)
  • 安いスーパーがある地域に引越し
  • 通信を3大キャリア+固定回線から楽天回線のみへ乗り換え(¥9000⇒¥3000)
これだけで毎月2.2万円、当時の手取り時給で考えると16時間相当を毎月捻出できました。年間で192時間相当です。まだ仕事を変えられなかったのでその分は純粋に貯蓄に回しました。
 
生活費が減って貯蓄が増えていくと「この貯蓄なら〇年は稼がなくても暮らせる」という心の余裕が出てきます。具体的には苦痛な仕事に依存しなくても生きていける余裕です。私はこの余裕を使って、残業が少ない仕事に転職しました。そして捻出した時間でブログを書いたり、好きなことを副業にしたりしています。この暮らしは私にとって精神的に楽で、私の時間を私の裁量で使えて満足しています。
 

まとめ

この記事では小さな暮らしのメリットを私の体験と具体的な方法とともに紹介しました。小さな暮らしをすることで、必要最低限のものだけで満足できるようになり、平穏に暮らすことができます。あなたも小さな暮らしを通して余裕を得てみましょう。

余分なものを捨てた時に本当に大切な自分軸が見える

私は社会人になったときから一人暮らしです。勤め先が零細開発ベンチャーだったのもあって、ビジネスがわからない新人でも不安定なビジネスということは理解していました。つまり無収入になる不安が常にあったのです。

その不安からおのずと節約生活になり、必要なもの以外を買わないようになりました。しかしながら節約生活をしていても惨めさを感じませんでした。なぜなら「自分が満足できる最低限の基準とお金の量」の関係が見えてきて、世間が言う常識基準がいかにマーケティングに毒されているかに気付けたからです。

具体例でいえば

  • 世間「家賃は収入の30%が妥当」
    ⇒私「家賃は収入の15%でも十分快適に暮らせる」
  • 世間「トイレにはトイレットペーパー、他はティッシュペーパー」
    ⇒私「全部トイレットペーパーで十分対応できる」
  • 世間「お金は天下の回り物だからお金使え」
    ⇒私「お金は使わなければ貯まる」
などなど・・・
節約を通して小さな暮らしにカスタマイズしていくうちに、「自分の時間=命」と引き換えに貰った「お金」を過剰な満足に使わなくなりました。
 
この経験から言えるのは、世間の常識の中に埋もれてしまった「自分軸」を見つけたいなら、まずは余分なものを減らさないと見つけられないということです。
その手段として節約を通して必要最小限の暮らし=小さな暮らしをやってみてはいかがでしょうか。自分軸が見つかると楽しいですよ。

豊かさとは

小さな暮らしは必要最低限のものだけで豊かさを感じて暮らすことです。世間という誰が作ったのかもわからない他人軸の価値観では「必要最低限=貧しい」と連想してしまいます。しかし私自身の体感では時間とお金に余裕ができ、それが心の余裕に繋がって満たされやすい心という豊かさを手に入れました。

ここで私の言う豊かさの捉え方はウルグアイ元大統領 ホセ・ムヒカさんと限りなく近い考えです。

「貧乏な人とは少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲望があり、いくらあっても満足しない人のことだ」~ホセ・ムヒカ

この言葉が心に響く方でしたら小さな暮らしをおすすめします。小さな暮らしを始めるには、まず自分にとって必要なものと不要なものを見極めることが大切です。

欲しいもの、必要なもの、不要なもの

「欲しいもの」は「必要なもの」と「不要なもの」に大別できます。必要なものとは「生命維持に欠かせないもの」「何度も使うもの」「心から愛着のあるもの」です。不要なものとは「生命維持に不必要なもの」「1回も使わないもの」「心から喜べないもの」です。必要なものと不要なものを日常生活で区別することで、小さな暮らしを始める準備ができます。

不要なものは捨てるか売るか寄付するかして手放しましょう。必要なものは整理整頓して収納しましょう。小さな暮らしを始めることで、お金や時間、空間、心の余裕を得ることができます。

必要なものと不要なものを区別する方法としては以下のようなものがあります。

  • 一つずつ手に取って、必要か不要かを判断する
    • 「これは生命維持に必要か?」「これは日常生活で何度も使うか?」「これは私が喜ぶか?」と問いかけることで、必要なものと不要なものを区別できます。
  • 一定期間使わなかったものは不要とみなす
    • 一定期間(例えば、半年や一年)使わなかったものは「生命維持に不必要なもの」として不要と判断しても良いでしょう。ただし防災グッズは非常時の生命維持目的なので例外です。
  • 代用できるものは減らす
    • これは多機能なものを活用することで持ち物の量を減らすことができます。 例えばスマートフォンは電話やカメラや本やゲームなど様々なものの代わりになれます。そのため代用できるものを減らすことで、持ち物の単純化を進められます。
  • 買う前に必要かどうかを考える
    • これは持ち物を増やさないための予防策です。買い物をするときには「欲しい」ではなく「必要か不必要か」をよく考えることで、不要なものを買わないようにすることができます。 例えば「買い物リストを作る」「買いたいと思ったら1週間後に買う」「買ったら何かを捨てる」などの方法があります。
私は小さな暮らしの実践者として心の在り方から具体的な手段まで今後紹介していきますので、もし気に入ったらまた本ブログへいらしてください。