余分なものを捨てた時に本当に大切な自分軸が見える

私は社会人になったときから一人暮らしです。勤め先が零細開発ベンチャーだったのもあって、ビジネスがわからない新人でも不安定なビジネスということは理解していました。つまり無収入になる不安が常にあったのです。

その不安からおのずと節約生活になり、必要なもの以外を買わないようになりました。しかしながら節約生活をしていても惨めさを感じませんでした。なぜなら「自分が満足できる最低限の基準とお金の量」の関係が見えてきて、世間が言う常識基準がいかにマーケティングに毒されているかに気付けたからです。

具体例でいえば

  • 世間「家賃は収入の30%が妥当」
    ⇒私「家賃は収入の15%でも十分快適に暮らせる」
  • 世間「トイレにはトイレットペーパー、他はティッシュペーパー」
    ⇒私「全部トイレットペーパーで十分対応できる」
  • 世間「お金は天下の回り物だからお金使え」
    ⇒私「お金は使わなければ貯まる」
などなど・・・
節約を通して小さな暮らしにカスタマイズしていくうちに、「自分の時間=命」と引き換えに貰った「お金」を過剰な満足に使わなくなりました。
 
この経験から言えるのは、世間の常識の中に埋もれてしまった「自分軸」を見つけたいなら、まずは余分なものを減らさないと見つけられないということです。
その手段として節約を通して必要最小限の暮らし=小さな暮らしをやってみてはいかがでしょうか。自分軸が見つかると楽しいですよ。