住宅ローン金利 | へっぽこ投資の記録 by ぽいん☆ちょいん

長期金利上昇によって、長期金利に連動する固定金利型の住宅ローンも金利が上昇してきました

 

一方で、日銀が短期金利をゼロ付近に抑え込んでいるため、短期金利に連動する変動金利型の住宅ローン金利は上がっていません

 

日本では短期金利がずっとマイナスだったので、住宅ローン金利も変動型は極端に低く、ほとんど金利の付かないローンを組んでいる人も多いと思いますが、短期金利が上がれば変動金利の支払利息は増えることになります

 

5年ルールや125%ルールで守られているから大丈夫と思っても、それは月々の支払い額だけの話で金利上昇分含めた残債と利息をいつか払わないといけないことは変わりません

 

5年間は支払い額が変わらないからと金利を気にしないでいて、思わぬ金利上昇に見舞われたらどうなるか?

 

例えば残債1億円・ローン期間35年の人のローン返済額は、

金利0.3%なら月25万くらいです

 

 

もし、急激に金利が上がって3%になって、当初の返済額のままでは利息分くらいしか払えなくなりますので、よほど支払い能力に余裕が無い限り破綻コースです

 

これは極端な例ですが、例えば月に30万しかローン返済能力がない人が金利0.3%, 月25万の返済額でローンを組んで、変動金利が1%になった頃に「そろそろヤバいから固定金利にしよう」と思っても、既に長期金利が2%や3%に上がっていれば長期金利に乗り換える逃げ道は先に塞がれていて、短期金利が長期金利を追って上昇した時点で詰みということになります

 

支払い能力に余裕があれば繰り上げ返済などで残債・支払い額を減らせば良いだけなのでいくらでも逃げ道があって、安い変動金利をギリギリまでエンジョイできますが、支払い能力に余裕が無い人が変動金利で限界まで借りてしまって逃げ遅れるというのが一番ありそうな住宅ローン破綻のパターンですね