昔話をして思い出したのだが、診療中気になることの一つ。

「ガーゼ」のイントネーション

俺は、⌒__ ガにアクセントあり、「感謝」と同じアクセント
ネーベンは–-- 「いちごケーキ」の「いちご」と同じ(似た)アクセント(いまどき?)

こんなことにも世代差が。

皮膚科でもたまに「血圧を測ってください」と言う患者さんがいる。
病院に来たついでというものだが、先日は「家の血圧計が壊れたので測ってくれ」という。家で測ると200以上に表示されてしまうと言うのだ。皮膚科外来で測っても200以上だったので、内科を紹介して受診してもらった。家の血圧計は壊れてなかったのだ。
この方は、内科にはかかっていない方で、よく自宅で測っていたな、と感心した。

ところで、血圧計は、以前は水銀柱のものしかなく(あれ、名前なんて言うのでしょう?)マンシェットを腕にまいて、聴診器を橈骨動脈?にあて、パフパフ加圧して、水銀柱を見ながら、聴診器で血流の音を聞いて測ったものである。
若い頃、献血のアルバイト(診察する方)は、血圧を測るのが主な仕事で、1日100人とかの血圧をその水銀柱ので測っていて、耳が痛くなった記憶がある。今はどうしているのだろうか?
病院でも、循内などでは、医者が自分で水銀注の血圧計で血圧を測るのかもしれないが、特別な場合を除いてたいていは、看護師が、自動血圧計か、半自動の(パフパフだけ自分でする)血圧計で測るのが主流である。看護師が水銀柱の血圧計を使うのをあまり見たことがない。若い看護師がきちんと水銀柱のやつで血圧を測れるか、少々心配である。

もう一つ違和感があるのは、自動血圧計は157/91など、奇数でも表示されることだ。
私の記憶が定かなら、水銀柱ので血圧を測って、血圧は偶数で表示すると習ったはずである。

なんか、年をとったのか、昔話ばかりですね。
私が研修医の頃、虫眼鏡で病変を診ている先生がいて、そんなの必要ないよなあ、と思っていた。

最近、少し老眼が入ってきたので、患者さんのイボ焼きや、水いぼ取りなど、眼鏡をかけているままでは、きつくなってきた(眼鏡の度が少し強めなのもあるが)。
そういえば、自分の爪切りも裸眼でないときつい。
やっと、虫眼鏡で診ていた先生の気持ちがわかってきた。

自分が病気をして、(おそらく)今、内服をしている薬の副作用で、多少、手がふるえる。
今日、ピアスを穴を開ける患者さんが来て、ピアッサーの引き金を引く時、力を入れたら、手が結構ふるえていた。(無事、開けられましたよ。)
病気のことや薬の副作用のことも、気にしないようにはしているが、実際今日のようなことがあると、多少、今後が不安になる。

自分が年をとらないと、自分が患者にならないと、その人達の気持ちがわからない、未熟者です。
皮膚科の病名に「尋常性なになに」と言うのが多い。
昔の偉い先生がつけた病名で、私がいろいろ書くのも気が引けるのだが、一般向けと言うことで。

尋常性(vulgaris)というのは、平たく言うと「普通の」って事だと思うのだが,
尋常性疣贅(ウイルス疣贅(イボ))、尋常性ざ瘡(ニキビ)、だと、皆さんでも普通の、という感じがするのではないでしょうか?
尋常性白斑(しろなまず(って今時いうか?))、尋常性毛瘡、尋常性乾癬、くらいだと、まだ皮膚科医では普通でもいいかなあとも思うレベルだが、尋常性魚鱗癬、などだと、ちょっと「普通の」という感じではなくなってくる。

尋常性狼瘡(梅毒の一種)は昔は普通だったのかもしれないが...今ではやはり、普通ではない。

尋常性天疱瘡もおそらく、昔、天疱瘡と類天疱瘡がまだ完全に鑑別できてない頃の病名のように思う。
どうみても、普通に見るのは「水疱性類天疱瘡」で、普通であるはずの尋常性天疱瘡など私は見たこともない。

皮膚科の病名も昔つけられたものが多いので、病態などから考えて、変えた方がいいものもいっぱいあるようですね。

一番多い、尋常性疣贅であるが、手書きで書くととても大変なので、たいていゴム印か、カルテには、verruca vulgaris あるいは、もっと略して V V と書かれることが多い。でも、手書きでもかけないと恥ずかしいので、一応、書けますよ(^^)。
あと、慢性蕁麻疹も画数多いですね。

ちなみに尋常性の「尋」と蕁麻疹の「蕁」は違う字です(^_-)。
年に1回の、1週間の夏休み。マンタに会ってきました。
マンタ

ところで、成田空港でトランジットをしていたニュージーランドの女性の方と、片言の会話をしながら飛行機を待っていたら、会話の中で、日本人ならBuddhistか?ときかれました。

また、旅行先でも、(日本人の少ないリゾートでしたが)やはり、Buddhistか?と聞かれ。

I'm Buddhist , but doubt Buddhist
とか、We have many God
はたまた、everyone have God

などと、めちゃくちゃな英語で答えたりしてましたが。まあ、通じてないでしょう。

同じ家に仏壇も神棚もあり、クリスマスを祝う私は、日本語でもそんなことは説明できないんですから...
でも、説明できるくらいの英語力はほしいなあ。これからじゃ無理か。

多くの外国の方は日本人は仏教徒だと思っているんだなあと改めて、感じた旅行でもありました。



じつは私のslosofは、ある病名の頭文字をとったものです。(皮膚科の先生だったらわかるかな?)
それは、symmetrical lividities of the soles of the feet と言うものですが、日本語の病名が(おそらく)ありません。日本語の病名がないと、けっこう困るのですよ。患者さんに説明したり、レセプト(診療報酬明細書)に病名を書く時とかにね。他科のことはよくわかりませんが、皮膚科にはこういう病名が結構あります。例えばinfantile perianal pyramidal protrusion とか pearly penile papules とか(この2つは、まあ病気ではないのですが)pruritic urticarial papules and plaques of pregnancy なんて言うのもありますが、ただ症状を並べただけで、病名という感じではありませんね。これも(おそらく)日本語の病名がないと思います。acquired digital fibrokeratoma とかだと「先天性指(趾)線維角化腫」とか無理矢理日本語の病名が作れそうですけどね。acrochordonというのもありますが、日本語でもそのままアクロコルドンと言うのが一般的だと思います、これは skin tag とも言い、私はこちらの方が簡単で好きなので、スキンタッグと病名を書いています。(偉い先生に聞けば、アクロコルドンの病名の由来がきちんとあるのでしょうが、私には勉強不足で、意味がよくわからないので。)
等々、書き出したらきりがありません。
(家で書いているのでスペルミスがあっても見のがしてください)

次回、日本語編は、詳しい話になると、皮膚病の病名の本とかが出版されていて、私には手におえない話になったしまうので、簡単な、一般の方にも親しみやすい病名の話ができればいいな、と思っています。

夏休み明けまで、お休みします。
初診の方の問診表に、今日はどこを見てもらいますか?と言うところがあります。
テレビコマーシャルの影響などで、爪白癬の方が増えています。
どこを見てもらいますか?の欄に「瓜」あるいは「足の瓜」と書く方が結構います。
数えたことはないけど、1割くらいいるようなイメージです。

いつも、俺は、間違っていると教えてあげたい!と言う衝動に駆られてしまうのですが、看護師に聞くと、言わない方がいいです、とか言っちゃダメですよ、と言われるので、今まで指摘したことは、1回もありません(昔1回あったかもしれません)。

教えてあげてもいいですよね?

(妻の咳が止まりません。百日咳やマイコプラズマ感染症のほかに、咳ぜんそくというのもあるのですね。昨日の日経に書いてありました。)
私も妻も2週間くらい前から、咳が止まらない。私は大分よくなったが、妻は、昨日も寝る前に咳が止まらず「腸捻転になる!」とか言っていた。何で腸捻転だかよくわからないが、最近は、大人の百日咳も流行っているという。来週から夏休み?の旅行に行くので、念のため、ジスロマックを、今日から飲んでみます。
昨日から本日にかけて24時間心電図(Holter心電図(ホルダー心電図ではありませんよ))検査をしました。
普段不整脈が治まっていると思っていても、Holterをつけると、不整脈が出そうな気がします。
病院に来て、医者が血圧を測ると、いつもより高くなるのと同じような心理でしょうか。

ところで、私もうすうす感じていたのですが、このブログを院長に見せたところ、やはり、本人が見て、自分の事?とわかってしまうような記述は守秘義務などの関係上、良くないのではないかと言うことになり、そのような記載はは削除させていただきました。

これからは、皮膚科や医療一般についてや、医療関係以外の記述も増えていくと思います。

よろしく。
珍しく、アナフィラキシーショックの方が来た。

たまたま俺が外来にいたので、ルートをとって、ステロイド、抗ヒスタミン剤を投与し、血圧70くらいだったので、エピクイック(ボスミン)も使用した。
落ち着いた頃ネーベンがきて。
(ネ)どうしました?
(俺)かくかくしかじかで、こんな患者さんが来たので入院させようかと思うんだけど
(ネ)そうですね。

(俺)(後はまかせたネ。)
(ネ)(はい。)

この最後の暗黙で、あうんの2行が、来年度からは1人固定になりできなくなるんだよなあ、と、また思ってしまいました。
前も書いたかもしれないけど、今が、すごく恵まれた環境で、俺が楽をさせてもらっているのはわかっているのだけど、やはり1人固定になるのは、持病もあるので、今から不安です。