勝つか負けるか
騙すか騙されるか
取って取られて日が暮れる
そんなギャンブルストーリー
天才的な頭脳を持ち、日常生活に退屈を感じている主人公万丈ユウキ。
100問連続正解したら大金(多分1千万)を手に入れられるという
「ゴルディオスの結び目」
に4度挑戦し、いずれも最終問題でリタイア。
それは問題が解けなかったからではなく、賞金を手に入れると二度とゲームには参加できないという決まりのせいだった。
つまり彼は、賞金よりも「問題を解くこと」を純粋に楽しみ価値を重く置いているのだ。
そんな彼がひょんなことからスタンリー商会という古美術商の交渉の手伝いをすることに。
この世界には(多分金持ち)自分とゲームをして勝てないと交渉に応じない!!とかいう偏屈な人たちが大勢いるようで、彼らとの勝負を繰り広げていく感じの漫画です。
それにしても、なんか世界観がおかしいというか、なんとなく収集家とかそういう感じの人たちにはリスク愛好型っぽい人が多そうな気はするわけですが、秘蔵の品を『買い取る』から気づいたら『タダで』になっているところとか、まぁ仕方がないっていえば仕方がないんだけど、どうにも腑に落ちなかったり・・・
そんでもって、2戦目以降の対戦相手はあくどいやつなので、騙そうが何しようがまぁ、喧嘩両成敗っぽい気もするんですが、1人目に関しては完全にユウキが悪いわけで、しかも、トリックが幼稚すぎて、なんというか生き残れたのは単純に雲がよかったからにしか思えないというなんとも微妙な話になってます(それ以降は普通に面白いんだけど)
スループ評価=★★★★☆
1話目がアレだったんで、5つ星はあげられませんが、かなり面白いです。
出来ればアカギとかのようにもうちょっと心理描写とか天才的な読みとかで決するような形に持っていけたらもっと理想的なのになぁとは思いますが(今のところ天才的な頭脳は妙な知識とイカサマにしか利用されてないし)
ギャンブル物としてはLIAR GAMEも挙げられますが、あれとは全然雰囲気が違い、こっちは何だかんだで安心してワクワクしながら読める作り、といった感じでしょうか。LIAR GAMEの方は極限のスリルを味わうタイプです。
それにしても、チャンピオンは案外面白い作品が多くて凄いですね。
なんだかんだで購読したことはないのですが週刊・月刊をあわせて考えると4大少年誌の中では1番くらいに多く読んでる気がします。
なので、次も多分チャンピオン漫画です。