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「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

ロジスティクスや物流現場、日々報道されるニュースなどを直視したり斜に構えたりしてビジネスや社会生活のヒント、情報をちりばめます。

 商品の価格に含まれる物流コストは次のようなグラフで表されます。


「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊-商品物流費


 仮に商品販売価格150円とします。


 小売の物流費率5%とすれば商品150円に占める物流費は7.5円です。


 製造メーカが仮にこの商品を100円で小売に卸しその価格の5%が物流費とするとその金額は5円です。


 同じように材料企業では50円でメーカーに納入するうちの5%が物流費であればそれは2.5円です。


 150円の商品の中に含まれる物流費は「7.5円+5円+2.5円=15円」で10%の物流費率となります。


 ここで小売がメーカーのかわりに「物流センターを設け各店に納入しますよ」ということになり「その分をメーカーさんで負担していただけませんか?」という話が進行します。


 極端な話ですがそれまではメーカーから直接、各店舗に納入していたので12.5円かかっていました。小売が店舗配送まですることでその費用が7.5円かかります。その代わりにメーカー側では小売の物流センターに収めるだけですから12.5円かかっていたのが5円だけで済むようになりました。この場合であればセンターフィーを7.5円支払っても今までと変わりなく釣り合いは取れることになります。


 現実には今までに見た食品産業センターのアンケートのように負担が減ったり、まあまあ同等ですというよりも負担が増えていると感じている企業が多いようです。


 このあたりからサプライチェーンコスト改革のさらなる道筋が見えてくるのでないでしょうか。


今日のキーワード

”片方だけが得をするのは改革ではない”

 週末の2日間、このテーマの記事を休みましたが再度記していきます。


 食品メーカーの中では「物流コストはどこが負担するの?」という議論がよく持ち上がります。メーカーなのだから製品を作って商品として販売して利益を得ているのだから大元の製造部門で物流費も含めて負担をすべきだとする意見がでます。他方で販売部門がいろいろなお得意先に販売するのだからその粗利益の中から物流費を負担すべきだという話もでます。あるいは物流部門のコストは人事や経理などの管理コストとして全社的な管理費の中に含めておくべきものだという意見も出ます。さらには購買金額の中に入っている物流費はどう見ればいいのかなどということも出てきます。


 これと同様の話が小売側の考えの中にも出てきます。


 商品仕入れをしている原価の中にメーカーの物流費も含まれているのだと気づきます。それならば自前で物流をやればこのコストは払わなくてもいいのでないかと思っても不思議ではありません。メーカーでもよく行われる仕入れ業者との蔵前渡し料金です。小売の主流は商品価格はそのままであるけれども「センターフィー」という形で物流費も含めた費用を納入業者に負担をしてもらう形式のようです。


 さて「物流コストはどこが負担?」という話は一部の話では闇に消えた物流費になってしまう可能性があります。いわゆる個別、個別では部分最適の最たるものになるのです。製造部門は製造部門の中で、販売部門は販売部門の中で、メーカーはメーカの中で、小売は小売の中でという枠にはまった考えしかできないのです。


 さて、サプライチェーンの中での最適コストというのはどんな見方をすればいいのでしょう?


今日のキーワード

”部分最適から全体最適の見方を!”

 昨年も、一昨年も、その前も目にしたものですが・・・。


 その都度、新鮮に感じられるものです。一昨日も昨日も目にしたのですが・・・。


 こちらは今では長い期間、目にすることになってしまったのですが・・・。


「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊-朝顔


 多くの草の間にこういう花を目にするとやはり反応します。


「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊-野辺の花2

 こちらも足元にたくさん咲いていますが・・・。

「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊-野辺の花


 これも季節を感じさせます。ただ、この栗の実は今年もはじけて飛び出さないうちに枝からおられてなくなってしまうのでしょう。


「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊-くり


 毎年、繰り返しているような自然の中にも気象条件や人や動植物、あるいは大地の変化などの相関関係で全く同じというものはないのかとも思えます。


今日のキーワード

”変化を感じる”