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「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

ロジスティクスや物流現場、日々報道されるニュースなどを直視したり斜に構えたりしてビジネスや社会生活のヒント、情報をちりばめます。

 2011年7月20日付のトッパンのニュースリリースに「トッパングループ、嵐山工場で食品安全システム規格「FSSC 22000」認証を取得」というものがありました。http://www.toppan.co.jp/news/newsrelease1253.html


 凸版印刷のパッケージ生産関連子会社の株式会社トッパンパッケージングサービス嵐山工場が表題の認証を2011年6月17日に取得したという内容です。


 同社では安心安全な製品を継続的に提供していくため、ISO22000に加えて、さらにこのFSSC 22000認証を取得したものです。


 なぜ、これを取得したのかはニュースリリース末尾の次のようなFSSC 22000の説明書きから読み取れます。


以下、同社ニュースリリースを引用

<FSSC 22000とは>
 オランダの食品安全認証財団(FFSC)が開発し、2010年2月に食品小売業界が中心となって設立された非営利団体『国際食品安全イニシアチブ(GFSI)』が推奨する、食品安全管理手法です。食品安全マネジメントシステム規格『ISO 22000:2005』をベースに、食品製造の前提となる衛生管理に重点を置いた『PAS 220(ISO/TS 22002-1)』と、『FSSCが規定する追加要求事項』の内容が盛り込まれています。

                                  (以上引用)


 FSSC 22000:2010は、特に食品メーカー向けに設計されています。

 このスキームは、プロセスまたは製造している食品メーカーの食品安全マネジメントシステムの審査及び認証を対象としています。


 この認証についてはスタートしてから日が浅いので各種マネジメント実績を見るのはまだ先になるのでないでしょうか。


今日のキーワード

”安全管理システムの編が時代と共に厚くなる”


 放射能汚染牛のニュースが連日のように報道されています。


 牛が汚染された原因にたどりつくには育った場所の環境や餌、水など幅広い追跡をする必要があるのですが、牛自体の個体は識別番号によって認識することができます。


 今回の報道でも取り扱った流通過程の各所から対象牛であったとの発表が素早く行われています。


 流通段階での検査でセシウムが検出されたことから、その肥育された農家までたどり着く方法がとられます。


 農家ではおせん原因と思われるものを調べ、それらを調べることになります。


 問題のあった個体は識別番号が発表されます。その番号に該当するかどうかを川下側で手元の表示で確認することができます。


 このように社会システムとして確立された牛肉トレーサビリティシステムが広く役に立つことを今回は認識させてくれました。


 社会システムは投資をどれだけするのかという問題はありますが、安全・安心に限界は内容にも思えます。


 このあたりを行政、業界、あるいは消費者も含めて前向きに考えていくべきでしょう。


今日のキーワード

”トレーサビリティシステムの広がりを”

 先週、物流センターの見学会がありました。


 普段は、自社内で改善活動や各種企画を行うのが多くの方の日々のパターンでしょう。この場合、ややもすれば発想などが殻に閉じこもり、一定の範囲に長くとどまることも多いのでないでしょうか。


 他社のセンターを見学する効用があるのでないでしょうか?


 それぞれのお会社でいろいろな工夫や仕掛けが施されています。職場環境や施設内容によって出てくるアイデアは異なるものです。


 これをうまく活用すればいいのでしょう。他社のいいところをそのまま持ってくることはできないかもしれませんが何がしかの意図や考え方を学び取れれば見学時間を割いただけのものは帰ってくるはずです。


 先週の見学会は日本ロジスティクス研究会が企画したグボタグループのケービーエスクボタさんの堺臨海物流センターでした。


 詳しくは日本ロジスティクス研究会のジオログでご覧になってください。

http://geocities.yahoo.co.jp/gl/kapa392002


”他社に学び自己改革を”