今週の宝塚のフレミラ環境・自然コースは、兵庫県立人と自然の博物館で「ミツバチの巣の観察と蜂蜜しぼり」でした。
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所の大谷剛先生とアピス同好会の方々から多くのことを学ばせていたfだきました。
西洋ミツバチはよく流蜜する特定の花に集中しやすいという傾向があるそうです。アカシヤハチミツ、レンゲミツ、ミカンミツなどができるのもこういった特徴があるからだそうです。
国内蜂蜜の成分はブドウ糖が35~40%、果糖も35~36%程度で水分は約20%と少なくバクテリアの生息には適さず蜂蜜の保存性が非常に高いことが分かります。
1匹のハタラキバチが運べる花蜜は約40mg、それが濃縮されて20mgの蜂蜜となるそうです。したがってハタラキバチは100gの蜂蜜をつくるのに5000回花蜜を集めなければなりません。15000匹のミツバチ群には5000匹の外勤蜂がいるそうですから蜜のできるスピードが分かります。
博物館の庭にミツバチの巣箱があります。面布をして巣のそばに行きます。鉢をしずめるくんえん器も用意されていました。
巣箱の中の枠にはいっぱいのミツバチがいます。
蜜はこんな感じで溜められていきます。
巣箱の巣枠の中にたまると蜜しぼりです。蜜が出るように表面をきれいに整えます。巣は壊さないように丁寧に整えるのです。
分離機で遠心力を利用し蜜を出していきます。
遠心力で蜜がこの通り巣から分離されたのが分かります。
分離された蜜を取り出しろ過をします。
これがアピカ同好会の皆さんが詰めてくださった蜂蜜です。
これ以外にも蜂蜜のいろいろなお話をうかがうことができました。
現場を見ることで面白い体験ができた1日です。
今日のキーワード
”現場から広がる面白さ”





