船舶は停泊中もエンジンを止めることなく重油を燃料に自家発電を行っています。今は排ガス規制もなく、窒素酸化物、硫黄酸化物やCO2の排出が停泊中も行われているのです。
トラック輸送に比べCO2排出量はトンキロあたりではるかに低いのですが停泊中にも排出しているのは何とも不合理な面もあります。
自家発電によらず陸上からの電力を受ければ自家発電より効率的なエネルギー使用、排ガス抑制にもなるのでないかとの実証実験が開始されるようです。
参照ニュースソースはhttp://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420090203aaab.html
これによれば、夏以降になるかもしれませんが函館、釧路、大阪、新居浜、北九州の5港で電力供給施設を設置整備して9年度末まで実証実験を行うということです。
この実験、大型船舶を対象としたもので初の実証実験です。
自動車版アイドリングストップはそれなりの効果が出ていることは各種報告で認められます。投資額に対してどのくらいの効果があるのか、有効活用できるかなど注目されるところです。
船舶の場合は陸上電力を受け停泊中の必要分をまかなうものですが、車のアイドリングストップは走らないときはエンジンを切っておくというものです。他にもアイドリングストップ対象となるものはいくらでも考えられるのでないでしょうか。
今日のキーワード
”アイドリングストップ、他にも応用できるのでは”