お中元やお歳暮などのシーズン制の高い仕事を何年間かやったことがあります。毎年、繰り返し行われるものですから一定のパターンというモノがあります。ただ、その内容は年々変わってきます。
良かった点、悪かった点、次はこうした方がいいなど反省会を行えばたくさんの問題点や改善点も出てきました。
しかし、繁忙期の後には一種の気の抜けた状態というものがあります。そのシーズンをやっとくぐり抜けたというある種の頂上感というものがあり、すべて過去のすぎ去ってしまった感じがあることも無いとは言えません。
そう、すべて終わってしまうのです。何の反省もすることなく。
次のシーズンに思い出そうとしても細切れにしか思い出せないのが記憶です。多くの人が集まり思い出そうとしても細部まではなかなか思い出せません。
シーズンが終わってすぐ反省会を行っておくこと、そしてその記録を取っておくこと、これが何年やっても必要であることがシーズンの準備期にはいつも分かります。
記録が記憶を何倍も思いおこさせてくれるのです。
ある方に「農業日誌」を見せてもらったことがあります。何月何日に種をまいた、その時の気温は何度といった感じです。決していつ頃というようなものではなく、「いついつ」「何を」という感じです。
そう、記録は具体的に記憶を思いおこさせてくれるようです。常に記録を留めることを心掛けたいものです。
今日のキーワード
”記録があれば何倍も記憶を呼び起こす”